第25話
最愛の直哉(西村和彦)と結ばれた翌朝、薫(つぐみ)は自分の妊娠に気づく。浩一(竹財輝之助)の子だった。薫の体調の変化に気づいた直哉は、生まれてくる子を自分の子どもとして育てることを決意する。直哉は悦子(喜多嶋舞)に離婚をきりだす。が、悦子は拒否。話し合いにも応じない。子どもを産む決心のつかない薫は、体に水をかぶり、流産しようとする。それを見た神父(内山森彦)は、母親として子どもを守るよう叱りつける。 悦子が、直哉と別れるよう薫に頼みにくる。薫は断るが、妊娠を悦子に知られてしまう。とっさに薫は、直哉の子だと……。薫の妊娠を知った浩一は、思いつめた顔で直哉に会いにいく。
第26話
浩一は直哉に、薫のお腹の子は自分の子どもではないのか、と問いかける。直哉は良心の呵責を感じながらも否定する。そんなとき、薫は神父と間違えて、浩一に子どもの真実を話してしまう。浩一は嘘をついた直哉が許せず、薫を連れて今すぐこの町を出て行くよう激昂する。翌日、買い物に出かけた薫が暴漢に襲われる。悦子が通りかかるが、薫への憎しみから見捨てて通り過ぎようとする。が、お腹の子を守ろうとする薫の悲痛な叫び声に、いたたまれずに助けを呼ぶ。実はその暴漢事件は誰かに仕組まれたものだった。薫に浩一の子どもを産んでもらいたいと思った悦子は、ある決心をする。
第27話
悦子は直哉に、浩一と薫を結婚させることにした、と宣言する。子どものことを考えて、二人に幸せな家庭を築いてもらいたいという。悦子の言葉に、心が揺れる直哉。悦子は薫に浩一との結婚をきりだす。困惑する薫。悦子は自分も望まない妊娠をしたことを打ち明け、子どもにとって何が幸せなのかよく考えてほしい、と訴える。その夜、大河内製鉄の工場で火事が起きる。浩一が対応にあたるが、会社倒産の危機に陥る。美也子(長谷川稀世)は直哉に、家へ帰ってきてほしい、と頭を下げる。薫も直哉を説得するが、直哉は、今帰ったら、二度と薫のもとへは戻れないと……。
第28話
薫が突然、浩一を訪ねてきて、結婚してください、ときりだす。皆の幸せを考えて、その選択をしたという。浩一は戸惑うが、ずっと薫を好きだったので結婚を決める。薫は直哉に別れを告げる。直哉はショックを受けるが、薫の決意が固いと知り、悲しく受け止める。直哉は大河内家に戻り、浩一と一緒に事故の処理にあたる。直哉は浩一に、薫を幸せにしてやってほしい、と頼む。数週間後、薫と浩一の結婚式の日がくる。薫はウエディングドレスの下に直哉から貰ったロザリオを身につけていた。家の二階から降りる途中、薫がバランスを崩して階段を転がり落ちる。
第28話
結婚式の朝、階段から転落した薫は流産する。転落の原因がロザリオだとわかった浩一は、運命的なものを感じる。浩一は婚約解消を言い出す。悦子は反対。直哉も、浩一が薫を本当に愛しているなら結婚すればいい、と言い聞かせる。雅美(岡あゆみ)が薫の見舞いにくる。悦子を心配する雅美は、直哉とよりを戻すことのないよう薫に釘を刺す。直哉は薫のことを気にかけながらも、病院へ行くのをためらっていた。薫は直哉の来るのを待っていたが、悦子から直哉のことはもう忘れるよう忠告される。そんな折、浩一は薫が寝言で直哉の名を呼ぶのを聞く。浩一は婚約を白紙に戻すことを薫に告げ、薫を抱いて病院を出て行く。(以上
公式HPより)
物語は2転3転、本当に面白いドラマです。
悦子は時々、いい人になりますね。
「牡丹と薔薇」の小沢真珠、「真珠夫人」の増田未亜のポジションですね。
この週の大きな見所として、直哉が大河内家に戻るその経緯が上げられると思うんですが、
直哉は見ていて煮え切らないキャラですね。
いい人なんだけど、好きになれない。
浩一も可哀相だし、いい奴なんだけど、やっぱり煮え切らない。
大河内家の男は本当に不甲斐無い。
薫も何がしたいのかはっきりしないし。
だから、悦子が見ていて気持ちいいのかもしれません。

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