今日は、楽曲制作の裏話など。
作曲自体は、多分小学校の頃からやっていて、
でも、きちんと楽譜に残したり、形にしたりっていうのは、
パソコン買ってからかな・・・と思います。
でも、その頃は「歌モノ」ではなくて、
トランスもどき・・・とか、テクノもどき・・・とか。
自分で歌うために曲を作ったのは、今回が初めてでした。
なので、曲を作ることよりも、苦労したのは詞の方なんですが。
曲を聴いたことがある人が少ない中、
自分の楽曲について説明するのは思いっきり自己満足の世界なんですが、
分かる人は分かって下さいって事で。
作った時の気持ちをここにとどめておきたいと思います。
「Movin’on」(作詞・作曲 ざり)
記念すべき初ライブの1曲目。
タイトルの意味は、「動き出す」「始動する」とか、そんな意味だと思います。
タイトルは、宇多田ヒカルの名曲「Movin’on without you」から引用しましたが、
歌詞は宇多田とは違って、非常にポジティブな内容です。
これは、朝シャワーを浴びながら「僕はここにいる」というフレーズを思いついて、
そこから膨らませて作った曲です。
当初、「僕はここにいる」は1パターンしかなかったんですが、
曲の盛り上がりを考えてバリエーションを増やし、
最初は静かな感じで始まって、だんだん盛り上がる構成にしました。
合わせて歌詞の内容は、閉じた自分からの解放をテーマに
初ステージの意気込みも合わせて書いてみました。
サビの部分は韻を踏む感じで作ったので、言葉運びとしては面白いんですが、
歌詞をよく忘れたり間違えたりして、覚えるのに一苦労でした(笑)。
個人的には、ピアノ弾き語りよりも
メロコア系のバンドをバックにパンクサウンドでやりたい曲です。
多分、次回ライブでもやりますが、
ピアノアレンジではこれ以上は手を加えられない気もしてます。
でも、大切な一曲です。世に出た最初の自分の曲だからね。
「Alone」(作詞・作曲 ざり)
ライブ時期が春休みだったのと、
ステージに立つ自分の新たなスタートや支えてくれた人への感謝の意を込めて、
当初は、「卒業・旅立ち・別れ」をテーマに曲を制作しました。
作曲したのは、職場の宿直室で、
楽器のない状態で、布団に潜って、五線譜を大学ノートに鉛筆で引いて曲を書きました。
軸になるメロディはたったの2パターンですが、
バリエーションを複数作ることで、曲に深みを持たせました。
楽器無し状態での曲制作でしたが、
頭の中で「ピアノ弾き語りの素直なバラード」をベースに制作したので、
意外と作曲はすんなり終わりました。
・・・が、歌詞がなかなかあがらず、一苦労しました。
最初にできた歌詞は、過去の思い出を引きずって立ち直れない男の歌で、
当初のテーマとはかけ離れたモノになってしまいました。
それはそれで面白かったんだけど、
根底にあった「自分を支えてくれた人」に対してのメッセージを入れたくて、
何度も書き直しました。
で、その中で、「孤独を感じる時、思い出が自分を支えてくれている」という新たなテーマに出会い、
具体性が欲しくなって、高校の時に自分が今の仕事を始めるきっかけをくれた、
親友のことを詞に盛り込むことで、歌詞にリアリティがついて
ライブ5日前に歌詞が完成しました。
「Alone」は「一人」という意味ですが、
その言葉のもつ孤独さの中に、強さや意地らしさを感じていて、
一人=孤独 じゃなくて、孤独をも自分の武器にして自分の道を歩いていこうという
一条なりのメッセージをこめたつもりです。
ラストの「君のこと 心の奥残したまま 一人きり 歩き出す」という部分が
個人的には自画自賛する部分ですが。
身内には評価が高かった曲。
これも次回ライブではやりたいですね。
歌うこちらもめちゃめちゃ感情入るし。

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