アンケートの答え3

2007/5/6  23:06 | 投稿者: musicaikko

そう言えば、途中になっていましたね。2月に88ステージで開催したコンサートで頂いた質問に対する答え。またぼちぼちお答えしていきたいと思います。
Q1.初心者が楽しむのによりわかりやすいのはどんなのがありますか?
A.これは私の意見なので、違うお考えの方もあるようですが...ずばり!「筋立ての単純な悲劇」の類から入るのが良いと思います。例を挙げると『カルメン』『椿姫』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など。言葉はイタリア語・ドイツ語などの原語上演が多いですし、たとえ日本語上演でも聴き取りにくいですよね。ということは、上演中に言葉と音楽を全て聴きとるのは至難の業!だから「単純な筋立て」が必要ですし、「悲劇」特に「恋愛の悲劇」は美しい音楽とあいまって感情移入が容易です。
私お勧めの名場面=泣けるシーンをいくつかご紹介します。
@『椿姫』から第二幕終幕直前の場面。高級娼婦だったヴィオレッタ(=椿姫)は過去の華やかだが虚しい生活を捨て、自分を心から愛してくれるアルフレードとともに田舎で過ごしています。そこへアルフレードの父が現れ、彼の留守にヴィオレッタに息子と別れてくれるように懇願します。父の心情にほだされたヴィオレッタはアルフレードとの別れを決意、何も知らないアルフレードに「私を愛してね。私があなたを愛するのと同じくらい。」と言って去っていく場面にこのオペラのテーマとも言うべき愛のテーマが使われ、思わず涙がほほをつたいます。
なーんて!これは私の経験でもあるんですが、「どこかで観た」と思われた方いません?映画「プリティウーマン」でこのシーンがばっちりあります。
A最近は「誰も寝てはならぬ」で有名になった『トゥーランドット』から、女奴隷リュウの死の場面で歌われる「氷のような姫君の心も」です。ストーリーを話すと長くなりますが、美しいトゥーランドット姫に心を奪われ、その姫を得んがため己の命をかけた愛するご主人カラフ王子を助けるため苦しい拷問にも耐えるリュウに姫は聞きます。「お前をそこまでさせるものは何?」「それは『愛』です」そう答え、激しい拷問によって口を割ってしまうことのないように自らの命を絶つリュウ。プッチーニの極上なメロディにのせて歌われるリュウの無償の愛に涙しない観客はいないでしょう。
続きはまた今度(^o^)
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