上方漫才大賞に大木こだま・ひびきが選ばれた。
以前に上方お笑い大賞というのがあり、それにもこだま・ひびきが選ばれていた。
こうした上方の演芸賞の授賞式はたいていテレビで生放送される。
他の地域では多分、放送されていないと思うのだが、関西ではこうした演芸関係の放送は異常に多いのだ。
そして翌日の新聞の、社会面に小さく受賞者の名前が出るのも関西でのいつものことである。
けれども、どうも私は今年のこだま・ひびきの受賞には納得が行かない。
なぜなら、大木こだま・ひびきは、関西でもっとも面白くない漫才だからだ。
題材がいつもワンパターンで、言うことが決まっている。
「そんなやつぁおらんやろ」
「往生しまっせ」
「おまえアホか」「アホや〜」
「腕上げたなー」
いつもこの繰り返し。
挙句の果てに意味不明のチッチキチーとは。
先も言ったように、関西では異常に演芸番組が多いが、そんな演芸番組でこだま・ひびきの漫才が始まると、私の家ではあ〜あ、というためいき。そしてチャンネルを変える。
なんや、こだま・ひびきか〜。どっかほかにええもんやってへんか〜
と、こんな感じがこだま・ひびきの漫才だったから、今回のダブル受賞という高い評価には違和感を感じたのだ。
彼らの漫才が、いつも同じであることが特徴だというのは分かっている。
ワンパターンなのが面白いのだろう。
でも、我が家ではそれが全然評価されていない。
いつ聞いても同じだから面白くない、という判断。
いつでも同じことをやっているが、それが面白い、という漫才師もいるにはいる(横山ホットブラザーズとかね)。でもこだま・ひびきはそこまでは達していないと思う。
ウチの母は阪神・巨人とカウス・ボタン命、という人だし、私も大体それに賛成である。
やすし・きよしはちょっと下品な所があったので、母はあまり好きではなかったと思う。
私もものすごく好き、という訳ではなかった。
こだま・ひびきなら私ははな寛太・今寛大の方が好きだ。かなりマイナーだけど。
だけど上手いよ、彼らは。
新人では女性二人のアジアンが上手い。
おお、…関西漫才になると話が終わらないや。。

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