ソニーの昔のコンポが駄目になった。
何十年前に買ったか忘れた。だいぶん前だ。
でも全然汚れてなくてきれいだから、いつまでも新しいつもりだった。
何年も動かさず、聞いていなかったせいだろうか。
何年ぶりかでスイッチをいれたら、始めは動いていたが、次にスイッチを入れた時、ぶーんと音がして、その後全然動かない。
それでもCDを入れるトレイが開いたが、最後にはトレイまで開かなくなった。
完全に壊れたのだ。
自律神経に音楽が良いと聞いて、久しぶりに音楽を聞こうと思ったのに。
安いCDラジオでも良いや、欲しいよ…、と探したらCDラジカセが今でも売っていた。
嬉しいというか、今でもあるんだと何となく感慨があった。
★CDラジカセ★
音楽関係は今やipodだのデジタルオーディオだの、訳の分からないことになっていて、電気店の宣伝チラシを見ても私にはもはや何のことだか分からない。
家にある山のようなCDをゴミにしたくない。あれを生かしたい。聞きたい。
聞けないとなると余計聞きたくなるものだ。
ウインナワルツが聞きたい。ポルカが聞きたい。
ロ短調ミサが聞きたい。メサイヤが聞きたい。ヘンデルが聞きたい。
最後に聞いた「仮面の男」が聞きたいなあ!
コンポがぽしゃった時、しようがなくてアニシナ・ペイザラーのアイスダンスを何度も見た。
彼らがレオナルド・ディカプリオ主演の映画「仮面の男」のテーマで滑っていて、それが良くて映画も見ていなかったのにサウンドトラックを買ったのだった。
その「仮面の男」を最後にコンポがぽしゃった…。
NHKの特番を録画した、アニシナ・ペイザラーの思い出のダンス「仮面の男」。
そのダンスを見ながらあの音楽を聞き、心を慰めた。
そして、ついに待望のCDラジカセを買った。
時計表示の付いているものを買ったつもりだったが、到着したラジカセを見たら、時計は付いていなくて、単にラジオの周波数やCDの時間を表示するだけだった。
これは最大の計算違い。とうとうここまでボケが来た。
ショックでしばし頭がくらくらした。
ストレスを溜めてはいけない今の私にはあまりにも酷なこの仕打ち。
最近、このような凡ミスが多すぎるのだ。
もう駄目だ。
しかしストレスとショックは違う。
すぐに立ち直り、CDトレイにオルゴールが奏でるビートルズメロディというCDをセットした。
コロコロと流れる「オブラディオブラダ」や「ペニーレイン」のメロディを聞くと和んだ。
コンポがある時には、一度か二度くらいしか聞いたことがなかったものだ。
今はそのオルゴールのメロディが優しく響く。
長らく聞きたくても聞けなかった音楽を、咽喉の渇きを潤すかのように聞きまくる。
何が一番聞きたいかは、その時の気分でまったく違うもののようだ。
検索するとすぐ出て来るんだね…。最近は便利だ。。
↓ラジカセはソニーのものが多いようだ。
ソニーはラジカセに力を入れているのか?メーカーで一番種類が出ている。
でもテレビ音声が聞けたりと、いらん機能がついているのもある。
次に多いのがサンヨーで、検索すると沢山出て来る。
電器屋さんに行けば、コイズミだとかの訳分からないメーカーのもある。
パナソニックはダブルラジカセだけで、あまり力が入っていない。
ダブルラジカセというのも懐かしいなあ…。今でもあるんだなあ。


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