今年は、親鸞聖人の生誕750年の御遠忌にあたり、50年に一度のことで、東本願寺が色々な催しで大変なことになっている。
本来は3月19日から始まり、一月ずつずらして5月まで行われる予定だったのだが、大震災のため3月の催しがだいぶ取りやめになった。
それでも全国の教区から門徒の人がバスなどで本山へやって来て大変な人出である。
御遠忌は、西本願寺でも行われているため(本願寺の各宗派でも行われている)その賑わいのすごいこと、その上に法然上人の800年の御遠忌にも当たっているため浄土宗の知恩院などでも催しがあるため、現在の京都市内はちょっとした宗教都市になっているのである。
大震災が起る前の京都新聞は、3宗派の門徒が京都にいっせいにやってくるため、市内の渋滞がどうなるかという、そんな記事が連日報道されていたものだ。
それが震災のためでだいぶ行事が取りやめになった。
それでも、関連行事は色々行われていて、本山のひとつである東本願寺も連日賑わいがすごいのだ(ゆるキャラも登場し、愛嬌を振りまいているという)。
母が真宗大谷派の信徒であるため、毎日本山に通って、御遠忌の賑わいについて話す。
もちろん1年中通っていて、この遠忌の時だけ行っているわけではない。
母は東本願寺をお東さんとかいうふうには呼ばず、本山という。何となくかっこいい。
そんなわけで私も結構つき合わされて、本山をちょっと覗いたりもした。
震災がなければ東北からの門徒も沢山やって来て、もっとすごかったのだろうけれど、何せ50年に一度のことだから大きな催しになるのは当然のことだろう。

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