カメラが古くて具合が悪いので、なかなかうまく写らない。
何度も落したり(!)しているので、壊れるのも仕方がないとは思っている。
でも時々写ることもあるので、一生懸命なだめながら写しているのだ。
新しいデジカメを買いたいとも思うけど、ブルーレイやら何やらを買ったせいでお金がないから無理だろう。
この日は小雨がぱらついていて、気温が思ったより上がらないのが幸いだった。
四条通の鉾の曳き初めは、全部の鉾が見られた。
函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾、長刀鉾だ。
ラッキーなことに全部見たのだが、カメラがちょうどシャッターチャンスの時に写らなかったりして、苦労した。
でも、本当はカメラで撮るより、自分の目で確めた方が迫力があるのは言う間でもない。
目の前でヨーエー、エンヤラヤーと扇子を振り回す所作を見る興奮。
目の前で動き出す大きな鉾の車輪。ギシギシと言う、恐いような音。
祇園祭の醍醐味だあー、と、目の前で見ると興奮出来る。
本番に行けないから、この曳き初めで興奮を味わう。
毎年のことだ。
でも毎年見たい、毎年興奮したい。
体調が悪くても、ものすごい猛暑でも、やっぱり見たい。
本当は始めから、鉾建ての時から毎日通って見たいくらいなのだ。
鉾頭がぐいっと引っ張られてダイナミックに立ち上がる時。
まだ懸装品がかかってない、組み立て中の縄でぐるぐる巻きになった鉾の芯。
何度も見たけれど、また見たい。
毎年見られるけれど、今年も見たい。
何度見ても興奮する。
鉾建てから興奮する。
祇園祭は1ヶ月もあって、ダイナミックでいろんな催しが次々にあるからだろう。
今年、京都新聞に掲載される祇園祭関係の記事を全部切り抜こうと思って、一生懸命切り抜いている。
毎日何か掲載されるから切り抜くのが大変だが、一度やってみたかったのだ。
軽くノート1冊くらいになるのではないだろうか。

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