長年愛用していたコンピューターの不調が進んで来た。
IEがほとんど用を成さず、ファイヤーフォックスを代用している。
無料HPのアップロードはすべて狐火だ。
だけど、まだ動く。
動く限りは使いたい。
これでまだアップ出来るんだから大したものだ。
このコンピューターに残っている画像が沢山あった。
怠慢で、写真を撮っては加工したものの、新しいコンテンツとしてアップするのが面倒でそのままになっていた。
それが、本当に沢山そのままで残されていた。
残り少ないコンピューターの命だと思うので、このマシンに残っている画像は、後悔しないよう全部とは言わない、せめて満足が行くだけでもアップして置きたい。
そんな気持から、ずっとここの処アップをし続けて来た。
この真剣さが、写真を撮ったその時にあったらどれだけ良かったろうに。
カメラは、とっくに壊れている。
だから今の私はカメラなしの身だ。
それだからこそか、カメラを携えていろんな処を回り巡っていた頃を思い出す。
母と一緒に行った所も多い。
HPではそういうプライベートは出来る限り出さなかった。
だけど思い出は数多く残っている。
とても楽しかった。
カメラと、コンピューターと、ホームページの、私の幸せなひと時だった。
それを残しておきたくて、上げて来た。
ホームページに載せたくて、歩きまわっていたようなものだった。
本当に幸せで、楽しかった。
私はケータイを持っていない。スマホも持っていない。
持たない主義というか、使う必要がないので携帯電話を持たないのだ。
スマホは、コンピューターとしてみたら小さすぎる。
だからいやだ。
持つならちゃんとしたコンピューターがいい。
いずれ、このコンピューターとお別れした時は、新しいコンピューターを買うことになるのだろう。
でも、いやだ。
このコンピューターに沢山ある思い出をどうすれば良いのか、どうすればそれとお別れ出来るのか。
そんなこと出来ないと思う。
出来ることなら使いつづけたい、でも、言うことをきかないのでいい加減に腹の立つこともある。
でも、でも14年(!)も一緒に過ごして来たコンピューターだ。
別れろと言う方が酷い。
コンピューターさん、ありがとう。
あちこちの不具合。
けれど、まだ動いている。
まだ、この文をアップ出来るくらいには動いてくれている。
このコンピューターのおかげで、新たな楽しみを知った。
何にもかえがたいひとときをありがとう。
私のコンピューターは、ウインドウズ98…。

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