羽生選手の全日本欠場を、一番情報の早いMさんのブログで知った。
自分の口から言うことはさぞつらかったことだろう…。
でもやはり強い子だと思った…。
去年の欠場は、もっと突き放した気持ちでいたと思う。
うまく言葉が出て来ないが…
NHKのテレビニュースでもやっていた。
親が何かと問うので、
羽生選手がオリンピック出場を決める全日本大会に
欠場するのだ、
けれどもオリンピックにはこれまでの成績を考慮して
選ばれるだろうと言っているのだと、
彼は現世界チャンピオンで、
世界ランクが1位で、
前のオリンピックからずっとランクが1位の選手だから、
オリンピック出場は確実だろうと言っているのだと…
説明した。
私は世界ランクなどは別にどうでもいい。
1位であろうが10位であろうが関係ないのだ…。
どんな世界の有名人が彼を褒めようが、
どんなえらい人物が彼のファンだとか、
そんなことを自慢しようとは思わない…。
そんなことは一つも私の自慢にはならない。
そんなことは関係ないのだ。
誰が褒めようが貶そうが、関係ない。
私が、彼を好きなのだ。
私が、彼に夢中なのだ。
いつごろからか分からない…。
もっと突き放した、もっと醒めた気持ちで見ていたと思う。
いつごろからか、
その気持ちがいつか本気になっていって、
目を離せなくなっていったのだろう…
その演技のほかに
彼の大口の叩き方…、
えらそうな口ぶり、
自分自慢…、
気性の激しさ、
それらが強がりに思え…、
全部が悲しいと思い始めたころから、
気がついたら羽生結弦に心を奪われていた…。
昔から、スケートを見て来た。
1977年…
ビデオを撮り始めたサラエボ
オタワの世界選手権のビデオもある。
カタリナ・ビットとボイタノのカルメンのビデオ、
85年の日本でのプロフィギュア選手権、
カルガリーはパスしたが、
アルベールビル、リレハンメル、長野、
ソルトレイク、
全部ビデオに撮ってある…。
アンダーヒル・マルティーニ、バロワ・バシリエフ
ベステミアノワ・ブキン、ラハカモ・コッコ、
ブラッスール・アイスラー、ベレズナヤ・シハルリドゼ、
ドロビアズコ・バナガス、ボーン・クラッツ
タニヤ・シェフチェンコ、マリア・ブティルスカヤ、
クリスティ・ヤマグチ、
ペトレンコ、ストイコ、ザゴロドニューク、
マイケル・ワイス、
いろんないろんな選手を見て来た…
いろんな試合も見て来たが
所詮お茶の間テレビ観戦だったが…
まぎれもなくいちばん我を忘れて夢中になった。
私は、羽生選手のファンであることを誇りに思っている。
誰が何を言おうが誇りだ…
そしてまたこれからも夢中になれる自信がある。
素晴らしい選手を応援出来て、とても楽しいのだ…
これからも
彼の姿を追って、私は心を震わせる。
今はじゅうぶんに力を貯めておいていただければ
それで…
次に姿を見た時に、うんとお礼を言おう…

64