「至宝をうつす」つづける…
便利堂創業130周年記念
「至宝をうつす−文化財写真とコロタイプ複製のあゆみ−」
2017年12月16日(土)〜2018年1月28日(日)
会場:京都文化博物館 4階展示室
そんなわけで、思いがけずひとりでテンション上がりまくりの
展覧会だったのだが…。
展覧会のあと、
1階の売店へ行けば便利堂が発売している絵ハガキや
グッズを売っている。
抱一の夏秋草図屏風のクリアファイルは2種類あって、
ふつうのと、
値段の高い方(500円)があって、
高い方のファイルは中に銀地が挟まれていて、
仕切りがあって、両側の絵を楽しめる。
これを買わずにいられようか…。

表側はこれ

これ裏…
というわけで、500円でファイルをゲット
うれしい…
とても豪華で美しいクリアファイル…
きゃ…素敵
便利堂は本当にいい仕事をしているなあ…
便利堂はそのほかに鳥獣戯画の縮小コピーも販売しているのだが…、
これもコロタイプ印刷で撮影したもの。
手のひらくらいの小さい巻物に縮小されていて、
鳥獣人物戯画のもっとも有名な巻をコピーしている。
(縦10センチくらい?)
これは4200円くらいするのだが、
以前、まだお金のある時、どうしても欲しくて買ったのだ。
清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ったもの
本物は絵を継いだ部分に、高山寺という赤いハンコを押してあるが、
コピーは絵と同じくモノクロだ。
でも買ったけれど、厳重に梱包してあり、
それを丁寧に扱って見るのには、とても気を使わねばならず、
時間もかかるので、ほとんど見たことがない…。
せっかく買っておきながらなんてこった…。
こんな感じで、ミニサイズとはいえ、超本格的。
お家で絵巻を気軽に楽しめる…はずなのに…。
今回、グッズ売り場で鶴下絵和歌巻(宗達、光悦)の
全巻の縮小コピーも同じく4000円くらいで売っていることを発見。
便利堂は実にツボを心得たいい仕事をしているなあ…
とあらためて思うが
4000円は高い。買うのに勇気が要る。
おまけに買っても滅多に見られないのだ。
でも欲しい。とても欲しい。欲しくてたまらぬ、
次はお金を貯めて、鶴下絵を買おう…絶対買おう…
そう決意するのであった。
ちなみにグッズ売り場には光琳・抱一の表裏屏風も
2000円で売っていたのだが、
あまりにも実物とはかけ離れた色彩だったので、
買うのは断念…。
そのほか仏像ガチャガチャもあって、
試みようとしたが、小銭がなく断念。
機会があれば欲しい仏像ガチャガチャ…。
いちばん好きな仏像フィギュアは持っているのだが…

これ不動…しかしクオリティが…うむむ
便利堂
便利堂とは、三条通の上がったところにある、
小さな美術の絵ハガキ屋さんと思っていたが、
博物館のグッズ売り場にも便利堂のハガキが置いてあるが、
そしてコロタイプ印刷の老舗だとも、一応知ってはいたのだが…、
あの三条の小さなお店と文化財写真撮影があまり結びつかない…
いや…
まあいいか…。
www.benrido.co.jp/index_nf.html
こんなところですが…
東京の神田神保町にも店舗があると…。
オンラインショップはこちら
http://www.kyotobenrido.com/
この「至宝をうつす」の文化博物館でクリアファイルを買った時、
今スタンプラリーをしていて、
博物館で便利堂の商品を買って、
それから富小路三条にある便利堂へ行って、
そこで何か一つでも商品を買って、
スタンプが二つになればノベルティがもらえると、
売店の女性がその実物をを示しながら説明してくれる。
もらえるものは一筆箋のようなものだった。
富小路…ってどこら辺だっただろう…
便利堂は以前何度か行ったことがありハガキも買ったことがあるが…。
はじめ、大した粗品でもないから行くつもりもなかったが、
何となく行ってみたくなり、
よろよろと三条通を歩き出す。
高倉通りからわりとすぐに到着する。
そして富小路通を少し上がったところに、
町家づくりの小さな店がある。
そこが便利堂だ。
うろうろしてひとつでも買おうと探す。
絵ハガキ大の東寺の曼荼羅図のクリアファイルと、
山口晃の洛中洛外図部分の絵ハガキを買うことにする。

東寺の曼荼羅〜
これ絵葉書サイズなのでホントは大きいノートサイズが欲しい…
頼みます
ウー、マニアック…

山口晃は楽しくて好き

チケット
売店の女性に、「至宝をうつす」展の半券を見せて、
割引きしてもらう。
彼女に今行って来た展覧会が素晴らしかったと
力説したら、喜んでくれた。
延々と熱く語り尽くしそうになったので、必死で口を止めるが、
法隆寺壁画と高松塚の撮影、
光琳抱一の屏風再現に感激したということは伝える。
スタンプラリーのハガキ(鳥獣戯画)に
自分で好きな部分にハンコを押して下さいと言われ、
素敵なハンコをハガキの片隅に押して、出来上がり。
お土産の粗品をもらう。
彦根屏風の部分だが、
はて、こんな女性の後ろ姿があったかしら…
覚えてないや。
もう一つは若冲の掛け軸の縦長絵ハガキ。
わずかな粗品だけどスタンプラリー(2か所のみだけど)に
参加するのはなんだか楽しかった!
店は小さいが、竹屋町の方に会社があるらしい。
そこで写真印刷やなんやかやの事業をしているようだ。
長く文化財撮影、印刷と出版に関わって来た便利堂に
敬意を込めて
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