全日本男子フリー
遅いけど例によって自分用の覚書に…
五輪シーズンの全日本、羽生選手はいないけど、
いたるところでいい演技が見られ、見応えがあった…
やっぱり自分の精一杯の演技を目指して、
全精力を傾けるひたむきな姿は感動的だった…
エキシではジュニアの三宅星南選手がSEIMEIを披露!
おお、ハイドロまでコピーして客席が盛り上がってた。
羽生ロスで苦しむ私にひと時のオアシス…
何度も見てしまう〜。
総合結果
1.宇 野 昌 磨 トヨタ自動車 1/1 283.30
2.田 中 刑 事 倉敷芸術科学大学 2/2 267.15
3.無 良 崇 人 洋菓子のヒロタ 3/3 258.41
4.友 野 一 希 同志社大学 5/5 231.21
5.村 上 大 介 陽進堂 4/7 230.95
6.須 本 光 希 浪速中・高スケート部 7/6 225.76
7.日 野 龍 樹 中京大学 10/4 223.61
8.佐 藤 洸 彬 岩手大学 6/9 214.85
9.山 本 草 太 愛知みずほ大瑞穂高校 8/10 208.27
10.鈴 木 潤 北海道大学 12/8 207.39
11.三 宅 星 南 岡山理大附高校 9/15 199.95
12.川 原 星 福岡大学 11/14 199.37
13.壷 井 達 也 邦和スポーツランド 14/11 198.71
14.中 村 優 関西大学 13/13 198.16
15.本 田 太 一 関西大学 18/12 192.87
16.佐 藤 駿 仙台FSC 20/16 185.52
フリー結果
1宇 野 昌 磨 トヨタ自動車 186.47 94.21/93.26 D1.00
2田 中 刑 倉敷芸術科学大学 175.81 87.67/88.14
3無 良 崇 人 洋菓子のヒロタ 172.88 88.80/84.08
4日 野 龍 樹 中京大学 155.39 80.97/74.42
5友 野 一 希 同志社大学 153.05 77.69/75.36
6須 本 光 希 浪速中・高スケート部 152.83 80.89/71.94
7村 上 大 介 陽進堂 149.96 72.68/77.28
8鈴 木 潤 北海道大学 140.56 72.58/67.98
9佐 藤 洸 彬 岩手大学 136.87 65.51/73.36
10山 本 草 太 愛知みずほ大瑞穂高校 135.39 60.97/74.42
11壷 井 達 也 邦和スポーツランド 135.36 70.62/65.74 D1.00
12本 田 太 一 関西大学 133.12 72.84/60.28
13中 村 優 関西大学 132.41 64.91/ 67.50
14川 原 星 福岡大学 131.63 63.91/67.72
15三 宅 星 南 岡山理大附高校 131.18 62.30/68.88
日野龍樹
あまり覚えてないけどいつもジャンプがちゃんと飛べない…、
というような印象だったけど4回転を飛ばず、3A二回にとどめる。
ほぼどのジャンプも流れがあり、後半3Aもきれいに流れ。
ステップも着実で、スピンも位置がしっかりしていて実力者だと思った。
ほぼノーミスで素晴らしい。フリーで4位、見事だった。
須本光希
レミゼラブル、とても見ごたえがあった。素晴らしい…、
最初は棒立ちの感じだったけど、
3A-2 3A 後半3Lz-3、2A-1-3S,
そのほかのジャンプもすべて流れがありきれいだ。
スピンも改善されていてイーグルがきれい、
ラストの音楽にも良く乗っていてよかった!
山本草太
フリーは4分半滑り切れるのかと思っていた…。
でもはじめの出だしの瞬間から、もう世界を作り出している。
3Aもない構成だが、スムーズな美しい滑り、
うっとりするようなエレガントな演技。
丁寧に飛ぶジャンプ、最後のジャンプ2Loだけ惜しい、
スピンはほぼレベル4、トップ選手のすべりだった。
ボルトが3本まだ入っている状態だとか…(泣)
それでこれだけの美しい演技とは…。まだ17歳、
ジャンプが戻って来たら、楽しみで仕方がない
友野一希
元気なウエストサイドストーリー
4S-2T,2S,3A-3T何とか,後半3A-2T-2Loも何とか。
二本目の4Sが抜けたのが惜しい、
が、はじめのサルコウ素晴らしい。この調子で2本行けたら…、
でも練習をつめば必ず出来るはず。
ほかのジャンプもほぼ何とか決める。
ステップすごくいいのにレベル2?が残念、
後半の盛り上がりも良かった!
町田アピールもD志社ユニアピールもグッド〜
これから楽しみ
村上大介
肺炎でN杯を欠場したとか…、怪我も多く
まだ状態が戻ってなかったのかも、不運な選手だと…。
「道化師」
4S 1S 3A-2T 後半3Lo 3Aso 3lz-1-2s 3Fso 3T
4サルコウの上手な選手だったが…きれいなジャンプもあったが、
ステップアウトもあった。スピンも回転が遅く…、
実力を発揮出来なかったと思う。
もっと出来る選手だから残念…
佐藤洸彬
彼のセビリアの理髪師はすっかりおなじみになった。
4回転にも2回挑戦。転んでも平気。3Aも2回トライ
明るい曲調に彼のキャラクターがよくマッチしていて
楽しい演技
フィガロスピンと言うらしい(笑)あのスピン
ますます洗練されていてそのあとからのコレオもよかった。
楽しかった〜
無良選手
4回転を1本に絞って無理せず完成度を優先した…、
久しぶりに素晴らしい…「オペラ座」
今シーズン始めは出来がまったく良くなかったので、
もうやる気をなくしたのかと思ったが、渾身のよい演技をしたと思う。
4Tこらえ、3Lz-3T 3Lo、後半3A-2T 3A 3F-1-2S 3S 3Lz,so
はじめの4トウを踏ん張ったのと最後のルッツのミスを除けば、
ほとんどが加点をもらえるジャンプ。
無良選手がこんなに加点を取れるジャンプを飛んでいるのを見るのは
始めてのような気がした…。
最後のコレオも良かった、泣きそうになった。
彼に五輪へ行って欲しいと思う演技だった。
田中刑事
4Sきれい4Sso3A後半4Tきれい 3Aso,3F-3Tso
とにかく大技の4回転3つとアクセルを何とか決めたことで、2位に。
大柄な体を生かして落ち着いて大きく演技していたように見えた。
でもジャンプの着氷がやはりきれいでなく、
難度の高いジャンプの着氷には難しさがあるのだと思った。
決まったジャンプはとてもきれいだったが…
宇野昌磨
連戦で調子を落としているような気が…
4Lo 3A 3Lo後半4T 2A-2Tなど不思議な構成
殆んどのジャンプの着氷が相変わらずあいまい…、
いちど降りてからぐりんと回る
最後のリカバーとスピンのブレは治っていて良かった。
これで演技構成点9点…
エキシを少し見たが、エキシの方がずっといい演技をしていた。
いつかの朝のNHKの番組で鈴木明子がいいことを言っていた。
羽生選手の部分は聞き逃したが、
宮原選手はぎりぎりのジャンプが多いので、
それを修正すればもっと…とやんわりと回転不足に触れ、
宇野選手は着氷が少し…なのでもう少し改善すれば…
というようなことをやんわり言っていた。
誰でも見れば分かることだと思った。
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オリンピック代表は男子が羽生選手、宇野選手、田中選手
女子が宮原選手、坂本選手
ペア:須崎海羽 &木原龍一
アイスダンスは村元哉中&クリス・リード
村元選手は国別でリーダーとなりいい仕事をしていた。
日本チームのムード作りに欠かせなくなってると思う!
坂本選手は上り調子で全日本での好演技もあり、
メンタルも強そうだし、
ジャンプも失敗する気配がないので選ばれたのだと思う。
樋口選手は気の毒だったけど、まだ若いからきっと。
世選もある。頑張って。
男子は無良選手が好演技だったので残念だった…。
田中選手の後半のきれいな加点のつく4回転がものを言った。
だが両者のがっぷり4つの男の戦いは見応えがあった。
間違いなくあの夜のハイライトとなっただろう…。
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私はフィギュアスケートが好きなのだろうか。
多分好きなのだろう。
スポーツがきらいで、サッカーもラグビーも大きらい、
でも芸術的なスケートだけは昔から好きだった。
オンリーファンなのでなくて、競技全体が好きなのかもしれない。
本当は一番芸術的なアイスダンスが好きだったけど、
男子はキャンデロロから見るようになって、
ダイナミックな男子もいいと思うようになり…、
でもいつもお茶の間の娯楽として、
彼らの演技を見るのが楽しみなだけだった。
日本の男女が強くなって来てから、日本の選手の試合も
沢山放送されるようになって来た。
だけど日本人だから応援するというような感覚は、
相変わらずなかったし、
彼らの演技が良ければ楽しむ、
好きと思えば試合を茶の間で楽しんでいた。
スポーツがきらいだから、
サッカーでも野球でも現地のスタジアムへ行って
声援する人のことは理解出来なかった。
絵や映画を見ることの方が好きだから、
スポーツ選手を応援するという意味が分からなかった。
だから同じようにスケートの会場へ行って、
選手を応援することが理解出来なかった。
スケートはひとりでする競技だから、
選手たちは応援されると力になり、
嬉しいことも分かって来たけど、
自分はいつまでもただ楽しんでいるという感じだったと思う。
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ただ好きな選手が出て来ると、外国の選手でも日本の選手でも
どうしてもその選手の贔屓になり、贔屓のフィルターで見てしまい、
公平に見ることは出来なくなってしまうようにも思う。
それは長いこと何十年も茶の間のテレビで見て来ても、
感じる。
好きな選手を贔屓してしまうことはどうしてもあるし、
それは普通の人ならやめることは出来ない感覚だと感じている。
どんな人でも公平に見ることなんて可能だろうか、
多分不可能だと思ったりする。
好きな選手を贔屓して、その選手を応援することも、
それも、スケートの見方のひとつかなと思うが…。
私は羽生選手が好きで、だから贔屓して見ているかもしれないが、
それを自覚しているし、その上でやっぱりスケートが好きだから
見ていると思う。
ほかの選手も気になるから見ていると思う。
気になるし、スケートも好きだから、
もう何十年も見て来たから、ずっと見て来たから、
今までと同じように、
そしていろんなスケートを見たいから
今でもこうして見ているのだと思う…。
羽生選手だけ見ていればいいのかもしれないけれど、
でもこの時期、こんな選手がこんな演技をしていたということが、
自分の記録として残しておけばいいかと思い、
だからこうして自分なりの感想と、記録を残しているように思う。
何だか言い訳のようになったが…。
それでも、羽生選手が誰よりも、何よりも、
いちばん好きで、特別な存在で、
好きを通り越して愛おしくてたまらない存在だから、
羽生選手の演技がいちばん見たい。
五輪で優勝するのも絶対信じているし、
これが応援してるっていうことなのかなあ。

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