頑張って書きました…
エテリ組のプレロテがスケオタ間でなぜ、問題になっているかというと、
人はたやすい方に流されやすい。
エテリ式ルッツが主流になってしまうと、
リアル・ルッツを飛ぶ選手がいなくなってしまうのではないか。
こういう心配があるからなのです。
これまでアクセルを除いて、ジャンプのうち、
ルッツがもっともむつかしいと言われて来た。
そして点数も、ルッツが一番高く設定されていた。
正しくルッツを飛ぶと、確かにアクセルを除く4つのうち、
最も難度が高いのだろう。
(本当は4Lo、4回転ループの方がむつかしいという
論争もあるが…
飛ぶ人が少ないからだか…)
けれど、4Lzジャンパー、
ボーヤンは、まだ安定していない、確率が良くないと言っている。
ネイサン・チェンは、今期SPにルッツを入れていない。
フリーでは、オーバーターンした。
(アリエフはプレロテなので除く笑)
このように、男子では、リアル・ルッツを飛ぶことは、
元来むつかしい事なのだ。
それを女子が簡単に飛んでしまう。
おかしい、と思わない方がおかしい、でしょう。
ロシアが今回のジャジングに抗議しているそうだけど、
自分たちが不利になるから、という理由からでしょう。
(ロシア杯が近いので)
------------------------------------
グランプリシリーズ2019 第4戦 ロシア大会
ロステレコム杯2019(モスクワ)
メガスポルトアリーナ
2019年11月14日(木)〜11月17日(日)
出場日本選手
男子:友野一希、宇野昌磨
女子:宮原知子、白岩優奈、横井ゆは菜
ロステレコムのテレビ放送は
テレビ朝日
11/16(土)00:20〜 男子SP(関東地区他)
11/16(土)18:56〜 女子SP,男子FS
11/17(日)02:00〜 女子FS
BS朝日
11/17(日)21:00〜 EX(生中継)
11/18(火)19:00〜 男女SP
11/19(水)19:00〜 男女FS
*男子SPは関西地上波で放送なし(T_T)
*宮原さん、ロシアだからぐさぐさ刺されそう…
(-_-;)また面白くない話なので
ちょっと…
Photo Kishimotoより
https://www.kishimoto.com/
Yuzuru Hanyuで検索
---------------------------------
そもそも、エテリ組は平昌オリンピックまで、
クワドを飛ぶ女子を乱造していなかった。
というより、誰一人クワド・ルッツを飛ぶ女子はいなかった。
平昌後、エテリの所だけに、
突然、4Lzを飛ぶジュニア(ノービスも?)が、複数、登場して来た。
世界のスケート界が、これを不思議に思わない方がおかしい。
少なくとも、私は不思議に思ったですよ。
なぜエテリの所だけに4Lzを飛べる女子が、しかも複数、
突然出て来たのか。
羽生選手は魔法ではない、パターンがある、
と言っているが、
私はある種の魔法(マジック)だと思う。
要するに、「下で回る」技術を使って、
女子に、故意に飛ばせる教育をしたから。
ロシアは国家ぐるみでドーピングを指示したりする国です。
ルールの隙をつくのを思いつくくらい、容易いことだっただろう。
パターンというより、メソッドだと思う。
エテリはメソッドを確立した。
(もちろんずるい方法だと思う…)
だから、ルッツは簡単に飛べるジャンプになってしまった。
簡単なら、ルールで難易度を落せばいいのだ。
飛ぶ人が少ないループをもっとも難度の高いジャンプとし、
ルッツはトウループより難度の低いものにする。と。
**************
もともとエテリは平昌オリンピック・シーズンに、
ザギトワ選手に、後半にすべてのジャンプをかためて
飛ばせたプログラムを作った。
しかもSP FS両方とも。
後半に飛んだジャンプは基礎点の1.1倍になるというルールを
逆手に取って、
後半だけにジャンプを集中させるという奇策を取った。
この後半1.1倍になるルールは、
これももともと、このルールが出来るまでは、
どの選手も体力のある前半のうちに難度の高いジャンプを飛んでしまい、
後半にはジャンプを飛ばず、
ステップだけにしてしまうなど、
そのような偏ったプロになりがちだったので、
プログラムの中で満遍なくジャンプを飛ぶように、と、
後半にもジャンプを飛ぶように、と改正されたものだった。
それを逆手に取って、すべてのジャンプを基礎点の1.1倍になる
後半に飛ばせて点数を稼ぐという方法をあみ出した。
そして、その奇策が批判され、平昌以降、ルールが変わり、
基礎点が1.1倍になるジャンプは制限された。
このルール変更はエテリの戦略が偏ったプロだったということからだ。
平昌前まではルールに記載がなかったから、
違反ではなかった…
が、
そのように偏ったプロを演技しようという者はいなかったし、
ルールはそのことを想定していなかった。
そのルールの隙をついたのがエテリ…、
この高難度プロをやるのは難しく、
体力が奪われてゆく後半にジャンプをかためて飛ぶのは、
誰にでも出来ることではない。
だからザギトワは批判される一方で称賛されもした。
-----------------------------
このエテリ手法のルーツを辿ってみれば、
実は羽生結弦に辿り着く…。
羽生選手は、基礎点が1.1倍になる後半、
体力が奪われてゆく後半に、3Aからのコンビネーションなど、
3つのコンビネーションをプロに入れていた。
後半になってから難度の高いコンボを飛び、
点数を稼ぐという方法だ。
これも禁止事項ではなかったから。
そして(おそらく)これも点数稼ぎだ、と批判されただろう。
(主にあっち界隈から(-_-;))
ただ、だからといって、
羽生選手のプログラムが偏っていたとは思われない。
むしろ後半まで目が離せなくなったのではないだろうか。
そしてさらに、このルーツを辿って行けば、
(私見ですが)
ニコライ・モロゾフに行きつくという気がする…のです。
高橋大輔の「オペラ座の怪人」で、
後半に5つのジャンプをかためて飛ぶという演出をして、
盛り上げた。
安藤美姫にも、後半に5つのジャンプをかためて飛ばせ、
2011年(だったかな?)のワールドで優勝させた。
ルーツはロシアにあったのです…。
ロシアは戦略の国家、だからルールの範囲内で
いろんな戦法を考え出すのです。
けれどもエテリは、やりすぎた。
彼女のやることは極端だった。
ひとつ前の世代、メドベージェワ、ザギトワたちは、
誰一人クワドを飛ぶ女子選手はいなかった。
それが突然、ジュニア、ノービスの子が飛び始めた。
突然、複数の子が、男子でもむつかしいはず(とされている)の
ルッツを跳びはじめるなんて…
メソッドを確立したからに他ならないと思う。
「下で回る」というメソッドを。
ルッツの得点がもっとも高いから、
ルッツを「下で回る」練習をさせたのだと思う。
ルールには、下で回る方法を禁止する事項がない…
今まで放置されて来た。
それを利用して、この方法でクワド(風)女子を乱造した。
或いは、
この方法なら、故障が少ないのかもしれない。
この方法なら、ルッツを簡単に飛べる。
4ルッツは簡単なジャンプになってしまった。
まさか。
ルッツは本来むつかしいと思う。
ロシアの思惑で
本来のルッツがなくなってしまうようなことがあるとなれば、
思うだに忍びない。
そのようなことはあってはならない、と思うが。
いずれにしてもザギトワの時と同じ手法。
アメリカがお金の力で発言力を牛耳っているとすれば、
ロシアはルールの隙を狙ってトップを奪取する方法。
スポーツは政治…。
ロシア(ソ連)対アメリカ
ソルトレイクオリンピックでの、
クワン対スルツカヤ…
クワンが駄目だと思ったなら、すぐに無名の女子選手を押して、
優勝させた。
あの時、スルツカヤは不満を述べていたと思うが、
あの頃は、現役選手でも物申す人が多かった。
(主にロシア)
が、出すぎた杭は打たれる。
でも巨大国家は守られる…。
ともあれ
ここまでプレロテを放置して来た、ルールのせいだと思う。
論争が盛り上がっているこの機会に、
ルールを今一度見直すとか、
他の競技でもすでに行われている機械を導入するとか、
今がそのチャンスだと思うのですが…
(何も変わらないのだろうかな…
大国の言うなり…)
次のロシア大会には地元トゥルソワが出る。
元通りになる予感が…
気分の良くない話はこれで終いにしよう…
人気ブログランキング
フィギュアスケートランキング
にほんブログ村

50