体の調子ももうひとつなのでなかなか書く気になれなかったが、
全日本フィギュア選手権も終わった。
コロナ感染者が増え続ける中で、開催されることに不安だらけだった。
羽生結弦選手が5度目の優勝を果たした。
それはうれしい事だったが、観客を入れての開催に、
それで良かったのだろうかと、今でも疑問が拭えない。
選手の立場からしてみれば、
観客がいて、拍手をもらい、応援してくれる環境が欲しいのは
間違いないと思う。
選手はみな、観客の応援が演技のより一層の励みになる。
試合があれば、出たいと思うのが当然だ。
そのため厳しい練習に耐えているのだから。。
それは承知のこととしても、それでも感染拡大が止まらない今、
有観客での試合は無謀だったと思う…。
選手の中にはコーチとハグする人がいたり、
マスクを外したまま密な状態でいたり、
バックヤードに何台もの密着カメラがあったり。
ひやひやする場面がいくつもあった。
それは羽生選手がマスクを外す場面でもだ…
観客も、良い演技の時には思わず歓声を上げたくなるだろう。
それをすべて個人の自粛に任せ、
主催者は果たして適切な対策を本当に行っていたのか。
それが今でも疑問として残っている。
だから手放しで今回の全日本フィギュアが楽しかった、成功だった、
とは個人的には言い辛い。
始まる前に感じていた不安、それは大きなものだったし、
忘れることは出来ない。
羽生選手が優勝したとはいえ、未だに素直に楽しかったと喜べないのは、
その始まる前の大きな不安に他ならない。
アメリカのような、厳密なバブルシステムのような対策を取られておらず、
どう考えても厳密とは言い難い、
主催者側のやり方に未だに不信感を持っている。
見ている側が神経をすり減らして、へとへとになるような、
こんな大会はもうして欲しくない。
やるなら徹底的に安心出来るようなシステムで開催して欲しい。
来年開催する(はず)の東京オリンピックに至る実績が欲しいなら、
見ている側のストレスのない、安心出来る対策を取るべきだ。
安心で安全という保障があってこそ、スポーツを楽しめる。
今回の全日本ではいくつもの不安材料があった。
今でも無観客で開催して欲しかった、と私は思う。
選手たちは観客の応援でやりがいがあったとはいえ…。
選手たちにも試合の緊張のほかの、不安があったかもしれない。
けれど、試合の始めから終いまで、
コロナに対する意識を口にしていたのは羽生選手のみだったのではないだろうか。
彼はずっと拡大してゆくコロナ禍に対して、正面から意見を述べていた。
そこは敬服する部分だ。
その上で、スケーターの演技が、見る者の力になればと言う。
終始、コロナ禍での、コロナを踏まえた発言をしていて、
立派だなと思ったのだった。
ただ、それは素晴らしい発言でも何でもなく、
このコロナ禍を過ごしている者なら、普通に出て来る発言であったはずだ。
我々にとってスケートを見ることは確かに楽しい。
けれど、娯楽を楽しむことも、
それは今は危険と隣り合わせの現実でもあることを忘れたくはない。
京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/459275
スポーツ入国特例、一部を停止
コロナ変異種で政府方針
2020年12月30日 2:00
東京オリンピック・パラリンピックのための特例措置を停止するそうだ。
オリンピックを何よりの命題だとしていた政府ですら、
このコロナ変異種で方針を変えざるを得なかった。
日々変わる動向に即した、
臨機応変な対応をフィギュアスケート大会の主催者にして欲しかった。
・・・・・
https://youtu.be/nAwiSI6SYG0
【全部見せます!】男子表彰式!【全日本フィギュア2020】より
この羽生結弦の「天と地と」はかつての「ホープ・アンド・レガシー」を
思わせた。
(この部分がカッコよくてスクショした💦)
とても難しい曲で、和楽器の音に合わせて動く。
羽生選手は西洋のバレエ的な動きではなく、
日本的な、直線的な動きでの演技を追求しているのではないかと思った。
琵琶の音が印象的だが、上杉謙信も琵琶の名手であった。
謙信公は文人でもあり、「源氏物語」を愛した。
派手な装束もお気に入りだった。
軍神と言われ、戦いに明け暮れていた部分と、
学問好きの部分との振り幅も、どこか羽生選手を思わせるかもしれない。
「ホープ・アンド・レガシー」より高度な内容になっているので、
点数はあの得点(223点)を超えても良かったのではないか。
それほどの演技だった。点数には不満が残る
https://youtu.be/ISAQVlvFQzw
【世界フィギュア・代表選手発表】
全日本フィギュアスケート選手権2020<フジテレビ公式>
そして重ねて言うけれど、
共同会見や代表会見など、いくつも会見を開く必要はあっただろうか。
羽生選手の姿が見られ、言葉を聞けたのはありがたかったが、
リモートで出来なかったのだろうか。
そしてその都度行われるインタビューもリモートで出来なかっただろうかと、
今になってそのようなことばかり考えるのだ。
それが残念だ。
念には念を入れた感染対策をして、それを示して欲しかったのだ。
☆女子シングルに触れられなかったので結果だけでも─
女子総合結果
1紀平梨花 234.24 1/1
2坂本花織 222.17 2/2
3宮原知子 209.75 6/3
4松生理乃 204.74 7/4
5三原舞依 203.65 3/7
6河辺愛菜 201.58 8/5
7樋口新葉 195.04 13/8
女子SP結果
1紀平梨花 79.34
2坂本花織 71.86
3三原舞依 69.55
4山下真湖 67.28
5新田谷凛 67.16
6宮原知子 66.48
紀平選手がショートで3Aを決め首位
宮原選手はミスがあり6位
女子フリー結果
1紀平梨花 154.90
2坂本花織 150.31
3宮原知子 143.27
4松生理乃 139.17
5河辺愛菜 136.88
6横井ゆは菜 134.39
紀平選手が4Sを成功、3Aは回転不足だったが、他のジャンプは安定していた
迫力満点の大胆な滑りとジャンプで坂本選手2位
宮原選手がひとつ転倒があったが、「トスカ」で素晴らしい滑りを見せ、
3位に食い込む
女子はあまり見ていないのでこれくらいしか分からないが…
世界選手権代表は結局全日本の結果どおりになった
男子
羽生結弦
宇野昌磨
鍵山優真
女子
紀平梨花
坂本花織
宮原知子
年明けにもうひとつ雑誌が出る
これはKISS & CRY
羽生特集を期待してる〜
TVガイド特別編集 KISS & CRY 氷上の美しき勇者たち
2020-2021シーズン・全日本選手権特集号?Road to GOLD!!!
(KISS & CRYシリーズVol.36) (仮) (TOKYO NEWS MOOK)
1,320円 2021年01月29日頃
ワールド・フィギュアスケートも
これは全員網羅している本であまり気の利かない本なので(-_-;)
滅多に買わないが…
今回の内容はどうだろう?
ワールド・フィギュアスケート(91)
1,980円
2021年01月26日頃
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