2005年 韓国KBSドラマ 『このろくでなしの愛』 第四話
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チョン・ジフン (ピ) ・・・カン・ボック役
幼い頃両親を交通事故で亡くし、兄と二人孤児院で育った・・・
小さい頃は悪さの限りを尽くした・・・
ある日仲間との小競り合いで、倉庫に火を付け、その火からボックを助け出してくれたダジョンの顔にやけどを負わせてしまった。
シン・ミナ ・・・チャ・ウンソク役
物忘れは痴呆級だが、タレントと俳優をしている・・・
彼女に欲は無いが周囲が金の為に騒ぎ立てる。
ただ、彼女は貧乏な父親に小さな店を持たせてあげればそれで良かったのだが・・・
キム・サラン ・・・ハン・ダジョン役
美しい顔に似合わず、言葉使いも荒くお金に執着する・・・
言葉遣いは、ボックと一緒に孤児院で育ったせいだろうか。
けちけち貯めたお金は顔のやけど跡を直す、整形手術費用に・・・
そして、美しく生まれ変わってボックの奥さんになる為の大事な金だ。
イ・ギウ ・・・キム・ジュンソン役
韓国国内有数の財閥の跡継ぎ・・・
幼い頃から、あらゆる金と人材をつぎ込んで教育され、知識・マナー・立ち回り等ほぼパーフェクトに仕立て上げられた。
ピ
釜山での映画撮影が続く・・・
セリフの記憶力の悪いウンソクは度々NGを出してしまう・・・
撮影の休憩に入ったウンソクは、なぜかボディガードのボックが気になり目をやる。
彼は常に後ろを向いて誰かと話しているような気配が・・・
その場には一人しかいないのに。
彼は友達に携帯電話を渡し、ミングの病室に行かせて電話をミングの耳にかざし、答えぬ相手に一日中話しかけているのだった。
昼間の撮影中そばに有ったあわびを見たウンソクは、しゃっくりが止まらなくなった。
さあ、大変だ! マネージャの言うことには、一度出始めたら三日は止まらないと・・・
撮影は中止となった。
ホテルから深夜ウンソクが抜け出す・・・
海岸にでて、母親のことを想い出す・・・
自分が『あわびを沢山取ってきて!』と言ったばかりに
やくざと警察の抗争に巻き込まれ、流れ弾に当たって亡くなった母親の事を・・・
その母親の手にはあわびがしっかり握られていた・・
ウンソクの為に取ってきた あわびが・・・
もう戻らない母親の回想をあきらめて、振り向いたウンソクの後ろには、ボックが立っていた。
静かにボックの横を通り過ぎようとしたウンソクに・・・
いきなり、ボックの手が伸び体を引き寄せ、くちづけをする。
あの三日は止まらないと言われたしゃっくりが、瞬時に止まっていた。
ジュンソンはウンソクと一緒に寝ている女性マネージャーに問い合わせ、ウンソクがベッドにいないことを知り、マネージャーの機転で海に一緒に駆けつける。
ジュンソン達二人で探し回っている海岸の海辺で、二人の人影が・・・
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしているウンソクとボックだった。
四人が一緒にボックの車で帰る途中ウンソクのしゃっくりが止まっている事にマネージャーが気づく・・不思議な事もあるものだと・・・
イ・ギウ
翌日、撮影が再開されたが、ウンソクはなぜか落ち着かない。
常に誰かを探して目線が動き回っている。
その時、ボックは家に急いでいた。
ダジョンが命より大事にしている、やけどの整形をする為のお金を詐欺にあっていた。
ダジョンは部屋で家を出て行く準備をしていた。
ボックの説得にも応じようとしない。
ボックはダジョンのやけどにそっと口づけする。
『私だってバスが好きなのに、ボックは一緒に乗ってデートしてくれない』と、ダジョンが泣き出すのを聞きながら・・・
ダジョンはボックとバスに乗っての、牧場での楽しいデートが始まった。
しかし、ボックにとっては、兄ミングとウンソクの楽しかったはずの幻影ばかりが見えて、心が平静にならない。
草原の上に座り込んだダジョンの口元に、ボックの口が近づく・・・
しかし、ボックは出来なかった『今度キスしてやる、今日は汚れてるから・・』と、言うのが精一杯だった。
ジュンソンは撮影先の釜山でウンソクを夕食に誘う。
しかし、ウンソクは夕食ではなく酒なら付き合うという。
人気の無い居酒屋でジュンソンはウンソクに付き合う。
ココアしか飲まないというジュンソンが
『ミングの焼酎を飲む姿に惚れた』というウンソクの言葉に焼酎をあおる。
ウンソクと一緒に・・・
夜勤で運転手を交代したボックの車にジュンソンとウンソクが・・・
ウンソクは酩酊状態だった。
ウンソクを先にホテルに送りますというボックの言葉に、ジュンソンは『いやっ 私の部屋に連れて行く』と釘を刺す・・・
ウンソクと一緒に飲んでいる途中ジュンソンは『今夜こそウンソクを俺のものにする』と決意したのだった。
いったんは、ジュンソンに従ったボックだったが、思い直しジュンソンの部屋に『ウンソクを連れて帰ります』と・・・
『お前は首だ』と叫ぶジュンソンに『それでも今日の任務は遂行します』とボックは彼女のホテルに連れ帰る。
その晩、ウンソクは深く酔いながらも心地よいあの歌を聴いた。
♪青い空 たくさんの雲が
ゆっくりながれていく
牛が遠くで泣いている
モーモーモーと・・・
母さんの懐かしい顔が
いつになく恋しい・・・
隣の部屋のボディガードのベランダから・・・
シン・ミナ
翌朝、改心したジュンソンからボックにお礼の言葉があった
『夕べは止めてくれてありがとう!』と・・・
ウンソクはどうしても気になるボックをジムに訪ねる。
『私達は話し合うべきでしょ』と
『釜山の海辺の夜の事はお礼を言おうかひっぱたこうか迷っている』と・・・
しかし、ボックの答えはたった一言だった・・『忘れてくれ!』
その晩、ウンソクの父親と子供達が病院に立ち寄ったおり、或る病室の名前がカン・ミングとなっている事に気づく・・・
しかし『ありきたりな名前だから同姓同名でしょ』と立ち去る。
ボックが中で看病している外を・・・
ボックは或る夜、ミングの携帯でウンソクの家に電話する。
マッサージ中のウンソクは、発信者にミングの名前を見つけ慌てて電話に出る。
無言の電話にウンソクは『この前払った金じゃ足りなかった?』という言葉を残す。
聞いていたボックは苦笑いするしかなかった。
ダジョンが脅迫したことなぞ、知る由もなく・・・
キム・サラン
ミングとのいろんな思い出を引きずりながらウンソクは、空気銃で縫いぐるみを次々と打ち落とす・・・
何かを振り払おうと、すごい集中力で・・・
店番のおじさんが『小銭でこんなに落とされてしまっちゃ商売上がったりだよ、誰かを恨んでいるんならそいつを撃ちなよ』と軽口をたたく・・・
その時ウンソクの目に黒い人形が目に入った。
『おじさん他の人形は要らないからこの人形を頂戴・・』
名前はペルーだった・・・
その人形を見ながらウンソクはつぶやく・・・
『この人形、ひねくれてるしあの人に似てるわ』
『あの人、殺し屋なんだか ボディガードなんだか・・・』
次の日ウンソクは、高い外壁の上での写真撮影だった。
『気をつけるように!』との声が飛ぶ!!
ボックは相変わらず、遠く離れた足元で、後ろを向いて病室の兄に話しかけている。
ウンソクがそのボックの後姿に気を取られた瞬間・・・
激しい悲鳴が飛ぶ!!!
ウンソクがバランスを崩して壁の下にずり落ちた・・・
ボックが階段を駆け上がっていくが、ウンソクの力が徐々に弱まる。
ウンソクの力が尽きた瞬間上からボックが手首を摑む・・・
しかし、その時ボックの耳に兄の病室からも悲鳴が届く!!!
『兄さんが息をしていない』と・・・
ウンソクの体は徐々に下にずり落ちていく・・・
その時ボックが心の中でつぶやいた・・・
『にいちゃん、この女一緒に連れて逝くか!』

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