2005年 韓国MBCドラマ 『悲しき恋歌』
クォン・サンウ ・・・ソ・ジュニョン/→/チャ・ジュンギュ役
酔客を誘惑するネオンが不夜城を成す遊楽街で、飲み屋のママさんたちから可愛がられあんよを学び、バンドのおじさんたちの膝に座ってギターを学びながら育った・・・
夜になったら母親がいないガランとした部屋で恐ろしさに震え、ナイトクラブの控室に行ってはガンガン響く音楽と騷音を友にしてうずくまって眠りに就いた・・・
そんな幼少期を過した彼は、自然と音楽に対する感性を磨かれて、天才音楽家に育っていった。
しかし、孤独で陰険な幼少期を過した為彼の気質は荒々しく邪険なものとなっていた。
そんな彼には幼少期から、盲目だが心の美しい女の子がいた・・・
キム・ヒソン ・・・パク・へイン役
両親とは幼くして死に別れ、そして自身は視覚障害人になるという数奇で惨めな幼少期を送った。
一人では生きられない体になってしまったので、飲み屋に勤めているおばと一緒に生活している。
視覚障害者と言っても、外国で手術をすれば見える可能性が有ると医師から勧められるが、毎晩酒によって帰ってくる叔母の財産頼みでは言い出すことも出来ない。
逆におばには心配を掛けまいと、常に笑顔を絶やさない優しい心を持った女性だ。
そんな彼女を小さい頃から気に掛け、常に守ってくれる男の子がいた。
ソ・ジュニョンというその男の子と一緒にいると、自分の不幸な生い立ちも無かったことのように思える・・・
ヨン・ジョンフン ・・・イ・ゴヌ役
韓国の通信業界を牛耳るイ・カンインの一人息子として育ったゴヌは、生まれてこの方何ひとつ不自由をした事はない。
財閥の跡取りとして生まれた為、弓道・乗馬・ラグビーなどカリスマ性のあるスポーツは全て万全にこなし、周囲からは常に羨望の目で見られる。
しかも、生まれ持ったボス気質から、悪い奴らには常に鉄拳が飛ぶ熱血漢でもある。
そんな彼も、海外留学から帰り父親の事業に対して、音楽面の事業で天才的な能力を発揮し始める。
そんな時、へヨンと再会し彼女を愛し始める・・・
生まれ持った不運な星を背負った女、そしてこんな母親の元に生まれるのじゃなかったと嘆く男、逆に親のおかげで何不自由なく生活している男・・・そんな三人が描く美しくも悲しいラブストーリー
盲目のへヨンは、おばに連れられてジュニョンのいる小学校に転校してきた。
ガキ大将にいじめられるへヨンを可愛そうに思ったジュニョンは体を張って助けてやる。
ジュニョンは、米軍の基地の近くでバーを経営する母親の子として育ったため、常に一人ぼっちの生活で友達を作ることも出来なかった。
そんな二人はいつしか友達以上の感情を抱くようになる。
ジュニョンが、今まで誰も連れて来た事が無かった、彼の隠れ家ともいえる空き家にヘインを連れて行き、二人は楽しいひと時を過す・・・
音楽の才能が開花し始めたジュニョンは、ヘインの為にクリスマスにプレゼントをする曲をこの部屋で聞かせてあげようと、必死に曲作りに励む。
しかしへインのおばは、生活の苦しさから他人の金を盗んでヘインと一緒に夜逃げしてしまった。
へインがいなくなった悲しみに打ちひしがれるジュニョンは、母親との以前からの反抗が一段と厳しいものになる。
見るに見かねた父親が親戚の叔父の所に連れて行き、彼はチャ・ジュンギュと名前を変えることになった。
しかし、その叔父の家もいたたまれなくなり、父親の家に居つくようになった。
そして、新たに転校した学校で生涯のの因縁の友となるゴヌと出会うことになる。
そんな、幼少期を過した三人だったが、因縁の糸は切れる事無く、再び再会する事になる。
しかし、運命のいたずらか、ヘインとジュンギュは手掛かりはつかめながらも、なかなか逢う事が出来ない。
果たして、ジュニョンが連れて行った隠れ家で、へヨンは彼の作った曲を聴くことが出来るのだろうか・・・
↓こちらにもドラマ概要と追想録があります
いっちゃんの韓ドラハウス『悲しき恋歌』

0