今日から聴きたいラジオ番組が始まるので
先日新しいラジカセを買った
中高年向けということで
選局がしやすいように考えられていて
なかなかの優れものです
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今使っているラジカセは、液晶の部分が壊れていて
普段聴かない局が選びにくいのである
まだ、電波がつかめないほどの老人ではないが
SO●Y製のもので、選局カードを入れると
聞きたい番組のある局が
勝手に出てくるという優れものなのだ
で、じっくり聴いた新番組、かなりよかった
70年代のフォーク&ロックに
精通したパーソナリティなので
厳選された素敵な曲がかかり
予想以上に(・・失礼!笑)
なかなかお洒落にまとまっていた
届いていたメールで『ラジオを聴くのは30年ぶり』
という人が何人かいらしたが
私もそれにかなり近いので笑ってしまった
独立してから、しばらくは近畿圏のFMを聴いていたが
これは仕事用のBGMであり
しかもうるさくていい加減嫌になり
最近ではお気に入りのCDに
切り替えていたところだったのだ
一番本気でラジオを聴いたのは
中学時代から高校にかけて・・・
その後、一人暮らしで
TVのない生活をしていたときも
ずっとラジオを聴いていたが・・・
その、ラジオが友達だった中学時代
夕刻帰宅し、部屋に入り、スイッチを入れると
まず流れてくるのは【小沢昭一の小沢昭一的こころ】
これは今も昼の時間帯にやっているようなので
この機会に聴いてみようか・・・
特徴のある
『チャンチャチャチャンチャチャ・・♪』
というテーマソングは
今も変わっていないのだろうか・・・
そのテーマ曲を思い出すと
その頃よくかかっていた流行歌が
自然と脳裏に浮かんでくる
井上陽水の【心模様】
甲斐バンドの【裏切りの街角】
かぐや姫の【神田川】
ガロの【姫鏡台】
因幡晃の【わかってください】
etc...
なんとも寂しげな曲が多かった
秋の肌寒い夕暮れの空気感と
北側に面していたガラス窓を
カタカタ鳴らす風の音まで一緒に思い出すようだ
洋楽はまだ、まったく興味がなく
さっぱりわからなかった
今日のようなラジオ番組でその頃の洋楽を聴くと
ああそうなのか・・・と、照らし合わせて
何となく当時の全体像がつかめてくる
当然、その頃も、リクエストハガキというものを
せっせと出していたわけだが
(今は、当然メールだろうが)
初めてのリクエスト曲は、なんとビゼーの
【アルルの女】だった(^^;
『学校で習って、とてもよかったので、かけてください』
と、書いた記憶がある(笑)
なんと純情な女子中学生であったことだろう・・・
多分、番組を担当していたアナウンサー
(だった その局のアナウンサーが喋っていた
まだ、パーソナリティなどとは言っていなかったし
いなかった・・・と思う)
も、あまりに場違いで可愛いので(^^v
仕方なく
『さわりだけでもかけてやろう』
と思ったのではないだろうか・・・(苦笑)
他に、
映画【汚れなき悪戯】の【マルセリーノの歌】
なども、お願いした
で、かけてくれたと思う(笑
まだそんな、おっとりとした時代だった
ちなみに、その頃、初めて買ったドーナッツ版は
中村雅俊の【ふれあい】だった(赤面)
後【文通】というものにも興味を持った頃で
新聞の日曜版に『文通してください』と出して
あっさりと父にみつかり
ボコボコ(++;)にされた記憶がある(;;
しかしながら、その動機は
至って真面目なものだった
その父が、当時好きだった歌手は、加藤登紀子さんで
ちょうど弟が重度の慢性病にかかり
しばらく入院していたので
面会に行く車の中は
いつも登紀子さんの曲がかかっていた
面会に行くのは決まって夜
長谷川きよしとのデュエット曲【灰色の瞳】や
【愛の暮らし】などを聴きながら
窓の明かりが揺らめく街を抜け
吉野川沿いの小高い坂を上ると
病院のビルの窓が灯っているのが見えるのだった
病室に行くと、またその頃
【挽歌】以来、熱中して読んでいた
原田康子さんの小説に出てくるような
『熱を帯びたように潤んだ大きな瞳の美少年が
こちらをじっと見ていて』
なんともロマンティックな時間を過ごした
加藤登紀子さんもシャンソン歌手でデビューされたし
原田康子さんも【日本のサガン】と称された人なので
洋楽はわからなかったし、興味もなかったが
ヨーロッパ、特にフランスの香りのするものは
その頃から好きだった
ちなみに、その後熱中したのは
あの【ベルサイユのばら】だった(笑)・・・
その弟も、今では二児の父
あの少年も元気になって
お父さんになっただろうか・・・
私もまた、紆余曲折の後、母になったが
あの当時を思い出しつつ
新しいラジオ番組に期待している・・・
早朝、稲荷大社近くの
静かなお屋敷街へ犬のお散歩に出ると
植え込みからふんわりと甘〜い香りが・・・
もう金木犀の季節なんですね
秋です!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
わりと最近まで、毎年この季節
変わり目の時期に扁桃腺を腫らして微熱を出した
少し頑張れば
学校や職場に出られないこともないのだが
不愉快な喉の痛みも手伝って
夏に疲れた体を癒すためか、毎年休んだ
まるで秋到来の恒例行事のように・・・
朝、ゆっくりと睡眠をとり
少し気力が出てくると、季節には少し早い
ベージュに茶の編みこみの、自分で編んだ
ガウンのようなカウチンのカーディガンを
パジャマの上に羽織り、ふらふらと裏庭に出た
昼近い秋の日差しが暖かく、穏やかで心地よく
まるで甘やかされている小さな子供のように
幸せな気分になれた
庭には柘榴(ざくろ)、枸杞(クコ)
ゆすら梅、スモモ、夏蜜柑、八朔(はっさく)
桃など、実のなる木がたくさん植わっていて
なかでもこの季節、無花果(いちじく)は
たわわに実をつけていた
家族で他に誰も食する者がいなかったが
唯一私はこの果実が好きで、手を伸ばして
一個ずつ大きな実をちぎり
その日初めての食物を口にするのだった
庭の南端に湿った土の匂いのする物置小屋があり
そこに母の子供時代の【少年倶楽部】【少年の友】
のような名前の、古い雑誌や
『ラクサ ラクサ』などと右からカナで書かれた
古い教科書や、骨董品の水屋や
切子のガラスなどがガラクタのように
乱雑に入れられていて
古い本独特の匂いのする雑誌を開いて
大蛇(おろち)や竜が出てくる探検小説などを
ドキドキしながら読んだりもした
昼になると、のそのそと茶の間に行き
味噌味の雑炊、または梅干のお粥などを食べた後
その頃毎日放映されていた【ライオン奥様劇場】
(多分こんな名前だった 今もあるのだろうか?)
を観るのだった
その頃のTVドラマは、文芸小説原作のものが多く
ざっと記憶をたどってみても・・・
●樫山文枝主演・林芙美子・原作【放浪記】
●佐藤オリエ主演・林芙美子・原作【浮雲】
●佐藤佑介主演・立原正秋・原作【冬の旅】
●佐藤オリエ主演・高村光太郎・原作【智恵子抄】
●速水亮主演・田宮虎彦・原作【別れて生きるときも】
●上村香子主演・石川達三・原作【転落の詩集】
●大和田獏主演・曽野綾子・原作【二十一歳の父】
●島かおり主演・河野実・大島みち子・原作
【愛と死をみつめて】
などがあった
全部よかったが、放浪記は絶品だった
樫山文枝さんの歌っていた
『捨〜て〜てきたふるさとを〜♪』という主題歌は
今でも覚えていて歌うことができる(笑)
続きが見たくて早退したり
お腹が痛いと言って休んだり
試験中は、誰にはばかることもなく早く帰り観たものだ
思えば困った子供だった
野や、林や、麦畑を、真っ黒になって
走り回っていた幼少時代と異なり
思春期は一変して、内気で、部屋にこもることが好きな
病気がちな少女になった
父は、こういう私を
【真昼のガス燈】と称して嘆いていた
小学校高学年から中学にかけては
何の楽しい思い出もない
小説や、ラジオや、毛糸や、歌番組が友達だった
しかし、こういう形であれ、文芸小説に触れたことは
収穫だったのではないだろうか
その後、もう一度、原作を読みかえすことで
私の読書熱にさらに火をつけ
原作を書いた田宮虎彦、立原正秋などの
珠玉の名作はほとんど読破し
温かく優しい人の心に触れたり
厳粛な和の世界を知ることができた
趣味だった編物や洋裁は、今の生きる糧となり
好きだった音楽は、今の自分の潤いになっている
人生なんの無駄もないんだ・・・
そんな気がする
たまには、自分を甘やかして
したいことだけを思う存分する時間があっても
決して悪いことではないのではないか・・・・・
単なるまわり道だ
どうせ、嫌でも
歩き続けなければならないのだから・・・
人生、道草も必要だ・・・
最近、仕事がかなりたて込み気味で
気分的に落ち着かないせいか
気がつけば、やたらと窓辺の
観葉植物の数が増えていました
そういえば、ちょこちょこと
買っていた気がするなあ・・・
え?選挙ですか?
はい、ちゃんと行ってきましたよ ^^
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
投票場は、あの【スクールウォーズ】の
舞台となったラグビーの名門、伏見工業高校
男子の多い工業高校とあって、少々殺風景で
余計な手をかけていない感じが『雰囲気』である
その後、学校前の開店間もないライフに
子供の玩具を探しに行き
雑誌、本のコーナーも覗いてみれば・・・
あるわ、あるわ・・・韓流物の雑誌が・・・
実は先週初めて【オール・イン】を観たら
あまりのおもしろさにハマッテしまい・・・
韓流に無頓着な私でも、イ・ビョンホンの
顔と名前くらいは知っていたが
その他の人はまったくわからない
雑誌をめくると、そうか・・・
あのお坊ちゃまのほうはチソンさんというのか
この人もなかなかいいよね・・・
え?これって実話?
この解説だとハッピーエンドか?
なら安心して見られそうだ
フムフム・・・
ついつい立ち読みしてしまった(^^;
イ・ビョンホンを見ていると
日ハムの新庄にも似ているが
あの色気のある素敵な眼の演技は
往年の日活スター、和田浩二
仮面ライダーV3の宮内洋
仮面の忍者、赤影の坂口祐三郎(古いぞ・笑)
などを彷彿とさせる
なかなかの演技派なので感心した
私も酔っ払いは結構見てきたが(笑)
あんなに酔った演技を完璧に出来る人を
久しぶりに見た気がする
決して男前ではないと思うが、あの雰囲気・・
やはり気合の入り方なのだろうか
そういう人はいわゆる『面構え』がいいので
造作に関係なく男前に見える
また、鍛えているのでスタイルもいい・・
無頓着などといいながら
金曜は【徹子の部屋】のヨン様
(あ、ちゃんと仕事しながらですよ←いいわけ^^;)
を観てしまった
たまたま特集番組を見てしまったからだ
(↑いいわけ;;)
しかし、あの真摯な物の考え方、謙虚な姿勢
上品な物腰にも、やたら感心してしまった
韓流ファンなどとは、おこがましくて言えないが
【支持派】くらいには昇格している気がする
女性も妙に美しく雰囲気があるし・・
関係ないが、前に沢田研二が
数年ぶりに紅白出場と聞いて
『あんなに太ってしまったのに
一体どうやって出てくるつもりだ・・・』
と心配したが、密かにダイエットしていたのだろう
きっちり痩せて、おまけにおヘソまで見せていたので
『さすが、ジュリーだ!!』と感動した
こういういざというときに決めてくれる
気合の入った人も、文句なしに尊敬してしまう
その後、また太ってしまったが
それもまたある意味ジュリーらしくてご愛嬌
私も基本体重をオーバー気味なので
肥満に対しては言い訳がましく
寛容になっているということか・・・(苦笑)
昨年、竹久夢二美術館で買ったオルゴールを
久しぶりに聴いてみました
素敵な曲を、綺麗な音色で聴くと、
ほっとしますね・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
先日、ある場所で
ストレスの解消法は?と聞かれた
割とストレスは溜まらない・・・というか
あまり溜めない方だと思うので、改めて方法を考えてみると
このH・P作りはかなりストレス解消法になっているな
・・・と感じた
また、好きな音楽を仕事中に聴くことができるし
お気に入りのコンサートも
年に2、3度程度とはいえ行くし
この前のように絵を見に行くこともある
この前、美輪明宏さんが
『人間には必要無駄が必要なのよ』
とおっしゃっていた
要するに絵や音楽、文学など
生命を維持するために必要な、衣食住の最低限以上の
【感性の部分】【無駄】のこと
それが、自分自身を形成する
大事な部分になるということらしい
いい意味での自己形成に役立っているかどうかはともかく
私の場合、むしろ必要無駄の方に
重きを置く生活をしているから(苦笑)
ストレスは溜まらないのだろう・・と思った
ついでにお金も溜まらないが・・・(涙)
このオルゴール
手のひらに乗せて余るくらいの大きさなのだが
結構音がよく、木でできていてとても可愛い
ホタルブクロのお花の中でおかっぱ頭の少女が
気持ちよさそうに眠っている
『今宵は月も』からの部分がないのは残念だが
(多分、大きさの加減であろう)
右の小さなハンドルを手で回しながら
好きな速さで聴くのである
この宵待草、オオマツヨイグサ、月見草の
別名で呼ばれているが
生態系の変化で無くなりつつあるとだいぶ前に聞いた
確かに私が小さい頃などは、原っぱや土手や
田んぼの畦道にいくらでも咲いていたのに
最近では見かけることがない
夏の土手といえば、アザミの花や、鉄砲百合
鬼百合もよく見かけた
夏の風物を歌った唱歌にはいい曲が多くて
郷愁を誘われるものが多い
・・・・多分、小学校に上がる頃だったと思うが
母が通販のオルゴール人形を買ってくれた
(・・・というより、自分自身の為に
買っていたのではないかと思うのだが・・・)
【支那の夜】の人形はピンクのドレスで
【月の砂漠】の人形のドレスが青
母はどちらを買うか随分迷っていた
結局【支那の夜】が、売り切れていた為
【月の砂漠】になった経緯まで覚えている
何故かと言うと母の選んでいるときの様子が
余りにも真剣で、浮き浮き楽しそうだったからだ
あの人も、必要無駄で生きているような人だった・・・
(って、まだ生きている・・ていうか
今、隣の部屋にいるっつーの)
この【月の砂漠】もかなり好きな曲だ
この音をよく聴き
らくだに乗った王子様とお姫様を想像しながら眠った
音楽を聴くことは
想像力を高めることにも繋がるのかもしれない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
絵の展覧会も、しばらくの間は
その世界で楽しむことができる
先日のゴッホ展
興味深いゴーギャンとの関係や
其々の場面でのゴッホの気持ちを探りながら
絵を照らし合わせて観ていると、かなり楽しめる
ここから、また、ゴーギャンを初めとする
ゴッホに関わった人の絵を、調べ、観ることで趣味が広がる
大きな展覧会は嫌いだといいながら
モディリアーニ、ピカソ、ダヴィンチ、印象派の画家展
日本人では小倉遊亀さんなど、好きな作家のは
結構観ているかもしれない
昔、職場があった三条烏丸から、駅のある四条へ帰る途中
【モンシェリ】という地下に降りてゆく喫茶店があった
数年前、久しぶりに覗いてみたら
まだ営業されていたので今もあるかもしれない
細身で知的な感じの美人ママが
『いらっしゃいませ。お疲れ様でございました』と言って
仕事帰りの営業マンを明るく迎えていた
すごく感じがいいのと、憧れとで
まだ若かった私もちょくちょく訪れた
ふと壁を見るとモディリアーニの
【黄色いセーターの女】の絵が掛けられていた
『この絵は、このママに似ているな・・・』と思った
小倉遊亀さんの絵は
しっかりとしたデッサン力があるのに
少しいびつとも取れるような輪郭のラインで描かれ
対象物の選び方もお茶目を感じて好きだ
嫌味のない色使いにも惹かれる
中の絵を入れ替えられる金の額に入った画集を持っていて
四季折々、絵を替えて楽しんでいる
どうしようかと、もう、何ヶ月も悩んでいる買物があって
クラシック音楽を聴きながら
世界の美術館巡りができるという
セットになったビデオなのだが
割とまとまった金額になるので、切抜きだけを机に置き
ずっと放ってある
はっきり言って、クラシック音楽も有名な画家の絵も
つい最近まではまったく興味がなかった
『お高くとまっている』風なイメージが先行し
むしろ嫌味な世界だと思っていた
でも、生きているうちに賞賛を受けられたのは極少数で
それぞれにドラマがあり、生きる苦労があり
もがきながら好きな絵や音楽を表現していたことを知り
なんだ。そうだったのか・・・と
等身大で観られるようになった
そして、本物はいい!やっぱりいい!
冷たいビール片手にジャージー姿で寝転んで
癒される静かな音楽を聴きながら
好きなヨーロッパ各地の風景を眺め
本物の芸術作品を鑑賞できる・・・
こう考えれば、決して高い買い物ではないのかも・・・
そう思いながら新聞の切抜きを再び手にし
溜息をついてはまた戻している・・・
京都は連日、蒸し風呂状態・・・
以前住んでいた近所の生地屋の奥さんに頂いた
【ルリマツリ】の花がせっかく咲き出したのに
雨に濡れてしょぼしょぼです・・
こんなときは、日記の内容も
何だかまとまりのないものに・・・って
いつものことですか?(笑)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日、知人とメールで歌の話しをしていたら
流れで小椋圭の名前が出た
私は初期の頃の【しおさいの歌】【白い一日】
などが好きで、あと、あまり聴かれないが
(作曲は渡辺岳夫さんらしい)かなり好きな曲があり
それは【大いなる旅路】と言う
これは昭和47年【鉄道100年】を記念して作られた
TVドラマの主題歌なのだが
私はこのドラマの内容をどうやら
完全に履き違えていたようなのだ・・・
私が覚えているのは、緒方拳主演で、
氏はシャツの仕立て屋の主人であり
いまいち売り上げが伸び悩んでいた
そこで考案したのが色つきのシャツ
『そうだ・・・』と言ってひらめいたまだ若い緒方拳の顔や
色つきのシャツ
(回りくどく言わなくても
要するにビジネス用のカラーシャツ)が
バシバシ売れていった経緯まで鮮明に覚えていて
確かスポンサーは
『この〜木何の木、気になる木』だったはずだ
念のため検索したら
原田芳雄主演の鉄道員の話らしい・・・
う〜ん・・では、あれはいったい何だったんだ???
もし、ご存知の方がいらっしゃれば本気でメールを頂きたい
どうでもいいことなのだが妙に気になる・・・
だいたい小さい頃から
こういうサクセスストーリー物が大好きだった
究極は【細腕繁盛記】
キレイな筈の富士真奈美が汚れ役で
牛乳瓶の底メガネをし、主人公の新珠美千代を
『加代、おみゃ〜!』と言って
イジメる例のやつなのだが
加代が少し離れた温泉に旅館の客を連れて行くとき
客同士の会話を背中で聞きながら
温泉に到着したときには
客の名前を全部、覚えてしまった回など
やたらとはっきり覚えている
多分、何か企画をしながら
自分の城を持って仕事がしたい・・
こういう気持ちはずっと昔からあったんだろう
それはともかく、小さい頃好きだったけど
何かわからない気になる物・・・
というのは、結構あって、つい先日判明したのが
『知らなかったよ。空がこんなに青いとは〜♪』
という歌のことだ・・・
小学校の頃、放課後
ドッジボールなどをして残っていると
いつもコーラス部の人達が歌っていて
いい曲だな・・・と聴いているうちに覚えてしまった
最近、子供を寝かしつけるのに
よくこの曲を歌うのだが
子供もこれを聴くと安心するのか
すやすやとよく眠ってくれる
【検索】というのは、便利かつ凄いものだと思う
先日の【特捜最前線】でも思ったが
みな、其々に色んな思い入れがあり
H・Pに、それを書き記し、同じ思いを持つ人が
???を解明する糸口にしたり
さらに踏み込んで交流したりもする・・・
この歌は【空がこんなに青いとは】という曲名らしく
なんと作詞は、最近よく聴いている70年代シリーズの
郷ひろみなどにも詩を提供していた
あの岩谷時子さんだというから、驚いた
2番まで鮮明に覚えているが
詩も全部H・Pに載っていた
70年代は、高度成長のしわ寄せで
公害の弊害が注目された時代でもあり
この歌はそんな世情に問題提議した
映画の主題歌だったようだ
ところで記録映画というのは、今もあるのだろうか?
こういう公害の映画や、万博の映画、人類創生&恐竜物
たまに何故か【幸せの黄色いハンカチ】なども
見せてくれることはあったが
吉沢京子主演【父ちゃんのポーが聞こえる】なども
多分、学校の講堂でクラスメートと
一緒に見たような気がする・・・
そんな中、もう1点、わからない曲があるのですが
この曲を知っている方、古い教科書を
持っている方などがあれば、教えていただきたい・・
『夏の日ーが暮ーれるー 西の空があーかいー
テレビ塔ーにいーつかー、赤いネオン付ーいたー』
というもので
『ラララソーソラ-ラ−ミー ラシドドシラシーシシー
ラララソーソラ-ラ−ミー ラシドレドシラーミラー』
という、実に単調&短調のメロディラインなのだが
これも寝かしつけにとてもよく効く
これは、教科書に小さく出ていた
この静かな物憂い、夏の夕暮れの感じが好きで
西日に紅く染まる松宵草の花の色の
情景まで浮かぶ気がして、妙に印象に残っている・・・
このコーナーの読者さんから
こんな感想が寄せられました
この日記を読むと、小さい頃、夕方になると聞こえてきた
豆腐屋さんの『パフーパフー』という音を思い出す
思わず秘かにガッツポーズ ^^!
心の中にあるノスタルジックな風景を
思い出していただければ
こんなうれしいこと、ありません・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
最近は、仕事のBGMに
70年代後半の歌をよく聴いている
中原理恵【東京ららばい】
庄野真代【飛んでイスタンブール】
渡辺真知子【かもめが飛んだ日】
百恵さんの【プレイバックPart2】など
歌う歌手も落ち着いていて、大人の雰囲気がある
聴く曲の年代によって
自分自身が感じるイメージや景色があり
この頃の曲を聴くと夏の暑い昼下がり
シャワーを浴びた後の爽やかな気分が甦ってくる
何故だかはわからないが、そんな体感が甦る・・・
来し方を振り返ると、陰の時代、陽の時代があり
明らかに陰であった中学時代に比べると
この頃は多分、陽の時代だったのだろう
青葉を通り過ぎる
爽やかな風のきらめきまで感じる気がする・・・
この頃、始まったTV番組に【特捜最前線】があった
出演者も、地味ながら豪華で男臭く
二谷英明、本郷功次郎、藤岡弘、横光克彦、夏夕介
渡辺篤史、大滝秀治、誠直也、西田敏行、荒木しげるetc...
何でこんなに覚えているのかというと
地元の局にKBS京都というのがあって
再放送と地元の話題だけで
持たせているような放送なのだけれど
レトロ愛好家にはたまらない内容のものを
突然、連続放映することがあり
数年前、この【特捜・・・】や
【赤いシリーズ】が放映されて
お昼時、TVに釘付け状態になった時期があったのだ・・・
【太陽にほえろ】のような派手さや
事件解決後、部屋で刑事たちが談笑・・・
といったシーンはなく何ともいえず理不尽
不条理といった結末にもやもやしていると
突如、エンディングテーマ曲
F・チリアーノの【私だけの十字架】という
スパニッシュなギターの音色が流れ
これで話しが終わってしまったことを思い知らされ
なんとも 虚しい気持ち
世の無常を思い知らされることになる・・・
曲の背景には、その頃の東京・・・
まだ、新宿副都心のなかった時代の
少しレトロな東京の風景・・・
ビルの谷間に、真っ赤な落日
少しずつ東京は闇に包まれ
ネオンの灯る夜の街に変わってゆく・・・
この【私だけの十字架】が、たまらなく良かった
勿論、ドーナッツ盤を買って聴き込んでいた・・・
この曲にこんな思い入れがあるのは
私だけかと思っていたら
何と【特捜・・】【・・・十字架】を
好きな人はかなりいるようで
もし、この曲を知らないが、聴いてみたいと思われる方は
検索するとかなりマニアックな方のHPで聴くことができますので
お勧めはしませんが、ぜひどうぞ(笑)
この頃、熱心に読んでいたのは雑誌【ノンノ】で
今のノンノよりもっとアダルティな感じがした
モデルはほとんど外人さんかハーフで
大人っぽかったし、内容も等身大というよりは
ワンランク上のライフスタイルを紹介した
ヨーロピアンで小洒落た雰囲気を漂わせていた気がする・・・
あと、ポプリのオーソリティー、熊井明子さんの
何とも素敵なポプリにまつわるエッセイの連載物もあり
【ハーブ】なんて、まだ一般に広まっていなかったので
ハーブ、ポプリ、紅茶、など
西洋の匂いのする未知の世界に憧れた
夏休み、近所の縫製工場でバイトしたり
農園で伝票整理をしたり、買物などの用事を頼まれては
そのおつりを小遣いにしてもらい
せっせとこういうファッション雑誌や
【ドレスメーキング】や、生地を買い
好きな服を自己流で作っていた
雑誌を売っていた隣町の本屋さんには
とてもキレイな美人姉妹がいて大人のお姉さんにも憧れた
その並びの新しい雑貨屋さんの優しい小母さんにも憧れ
なんといっても、流行歌や
TVで垣間見る東京などの大都会に憧れ
白髪になってもリボンのついた
いカチューシャが似合うようなお婆ちゃんになることを夢み
宝塚に憧れているクラスメートと文通をしたりして
何ともロマンティックな時代であったナーと思う
でも、これらの風景が
今の自分と繋がっていることも面白い
あとで、検索して、チリアーノの歌を聴いてみようかな・・(笑)
洋服だけではなく、どうやら映像の世界も
リメイクブームのようですね
【エースを狙え】【アタックNo.1】【戦国自衛隊】
そして、【赤いシリーズ】・・・
はい、とりあえず、気になります・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
百恵さんが出演していた赤いシリーズ
まずは先鋒の【赤い疑惑】を観た
3話で終了らしいが
とりあえず、2話まで観てしまった・・・
思えば、百恵さんの存在は、とても不思議なものだった
美人ではなく、可愛くもない
同時期の桜田淳子、南沙織、天地真理、浅田美代子は
どうみてもアイドルだったし
森昌子、石川さゆり、岩崎宏美はとても歌が上手
浅野ゆう子のように長足脚線美の持ち主でもなく
ちょっとボーイッシュなごく普通の女の子だった
最初は、『なぜ?』から始まった
何がいいのだ?どこがいいのだ?
まずは不思議を解明するための観察から始まった
ある日【青い果実】を歌う百恵さんに
『女の子の一番大切なものって何ですか』と
司会者が、興味本位の意地悪い質問を投げかけた
爽やかに白い歯をこぼして
微笑んでいた表情がすーっと曇り
とても寂しげな顔に変わっていった
そんな顔をするアイドルなど今まで見たこともなく
ちょっとした驚きだった
そして、後日、同じような質問を別の司会者が聞くと
意を決したように
『それは、真心だと思います』と
毅然とした表情で言い切った
妙に印象的だった
赤いシリーズの前にも連続ドラマに出演していた
デビューまもない歌手に
こんな長編ドラマなどできるのか?・・・
それも疑問だったが
セーラー服から覗く鎖骨の辺りが綺麗で
爽やかな笑顔が印象的だった
そして、【伊豆の踊り子】【赤いシリーズ】・・
特に上手とは思わないが、決して下手でもなく
彼女自身がよくにしていた
『さりげなく・・・』という言葉がぴったりくる
自然体の演技だった
脚本の良さもあるのだろうが
引き込まれていつも観ていた
そして、見るたび何か新しい驚きを
投げかけてくれる人だった
太かった足が少しずつ締まっていき
顔立ちもどんどん端正になった
涼しい顔をしてさりげなく泳ぎながら
水面下では言うにいえない努力をする
水鳥のような印象を受けた
『もしかしたら、私も百恵ちゃんになれるのではないか?』
私だけではなく、当時同世代だった少女たちは
皆同じように、等身大で彼女を見ていたのではないだろうか
だから、いつもドラマを観て、映画を観て
ビミョウに変化するショートカットを同じように真似た
口の重い女の子が、どういう風に
その小さなヘアスタイルの変化を
美容師に伝えたのだろう・・・
当時の私を、今、思っておかしくなる
その頃は、ミディのフレアースカートに
船底型のサンダルが流行っていて
当然私も、百恵さんを真似て
薄い紺地のフレアースカートと
コルクの船底型サンダルを買い
ちょっと町の方の中学で
行われた珠算の検定試験に出かけた
出掛け際、その姿を鏡に映し
『よっごっれってっもいっいー♪
泣っいってっもいっいー♪』と踊ったりもしたものだ(笑)
試験が終わると、どこの町にもよくある
【銀座通り】という寂れかけた通りの喫茶店で
クリームソーダを飲み、通りの外れの映画館で
【潮騒】や【風立ちぬ】を観、
また百恵さんになりきって映画館を出た
腰の張った
筋肉質で骨太のお母ちゃん体形がよく似ていたので
どういうものを着たらキレイにすっきり見えるのか・・・
TVを見ながらそんな着こなしの勉強にもなった
『私は、熱いミルクティで・・・♪』と歌われると
リプトンのティーバックにクリープのミルクを入れて
(笑・当時はそんなものだったんじゃ?)
オツにいったものだった(苦笑)
そんなだから、リメイク版【赤い疑惑】については
まず、衣装面に文句を言いたい
昭和に時代背景を設定しているのだが
多分、当時を知らない若いスタイリストが
服を選んでいるのではないか?
まずカラーのネックが高く、衿先は長く
その衿元を引き締める、リボンかネクタイか
ブローチのアクセサリーは必需品
トリコロール系のはっきりしたモダンな色合いが多く
袖ぐりも身頃もピチピチだが、袖山は高く
ギャザーなどが入っていて・・・
『それ風』と『それ』では全く違い
多分今ある中で、とりあえず
『それ風』の物を選んでいるとしか思えない
光夫さん役の藤原竜也は
演技も顔もいいのに髪形がダメッ!
それと、Tシャツはちゃんと
ズボンの中に入れて着てください!(怒)・・・
(ズボンの外に出したのは割と最近なんです!)
ちょっと、それてしまうが
数年前、東京駅ホームでテニスの松岡修三氏を見かけたが
胸にプリントの入った白のTシャツを
折り目の付いたズボンの中に入れ
金具の四角いバックルの付いたベルトで
しっかりと締めていた・・・
あれにはコケたが、氏だから、許せる・・・
否、むしろ氏の場合、あれでなくては・・といった感じで
藤原竜也クンにも、それくらいの心意気で
当時のファッションを再現して欲しい(笑)・・・
とりあえず、すべてダメ出し状態で観つつも
田中好子のあまりのキュートさと
高橋恵子の貫禄あふれる美貌など
おばさんパワーに後押しされて、観ているのだが
そのおばさんたちのファッションも
まったくレトロ感がないんですよね
飛行機の映像だけは当時のものを使っているようで
妙にそのレトロ感が浮いているし・・・と
まあ、文句たらたら言いつつも
最初は『コメディか?』と思った陣内孝則の
目剥き鼻剥きの演技にも慣れ
『品がない』と思った主人公の声としゃべり方も
『可愛いかも』に変わり
つい涙ぼろっとなってしまう自分自身が・・・
怖いなーなんて・・・思っています・・・
【昭和ブーム】のおかげで
色々懐かしい思いをさせてもらって
それは結構楽しいものでもあります
来週は三浦友和さんも出られると聞いているので
きっと百恵さんも見ていらっしゃるんでしょうね
とにかくこの手の話題は尽きないので
追々小出しにしていきたいと思っています
大相撲中継の、最初の記憶は、
父の好きだった、元大関貴乃花の美しい雄姿だった
訃報続きのこんな日は、珍しく
『人生とは・・・』などと考えてみたりする・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
子供の頃から、わりに多く
好きな人との永遠の別れを経験してきた
最後に残った、白い骨の小ささを見て
『結局はこうなるのか どうせなら
恨まず、怒らず、あくせくせず
大らかに美しく爽やかに生きたいものだ・・・』
と思ってきた
でも人間は喜怒哀楽のある感情の動物
特に私など、単細胞にできているので
なかなか思うようにはいかないが・・・
最近、知人宅で韓国映画【八月のクリスマス】を観た
私は日中から映像に熱中できず、結構面食いで
おまけに粗筋を知らないと見ていても
落ち着かないたちなので
シチュエーション全てが噛み合わず
始まってすぐ、その映像と
ゆっくりした展開の美しさに気付きはしたものの
『え?もしかして、この人が主役?』
『えっ?下条アトム?』
『えっ?これは誰?・・・で、最後はどうなるの?』
と、せっかく薦めてくれた人をくだらない質問攻めにし
最後のとどめに
『いいのはわかるがこんなのじゃ泣けない』
などと悪態をつき、大いにヒンシュクをかってしまった
ただ、後から何故か甦ってくる
印象的なショットが何箇所かあって
自分自身の死に静かに向き合う穏やかな主人公の姿と
爽やかな笑顔は静謐な美しさに溢れていて
詰まる所かなりの名作でした
(J さん、本当にごめんなさい)
この映画や、ヨン様から派生した韓流物を見ていると
隣国の人達の凛とした美しさに驚いてしまう
儒教のせいか、国の教えがいいのか
皆がきちんとしていて爽やかで
追いかけている日本人との佇まいのギャップを見ると
恥ずかしさで思わず目を覆いたくなってしまう
海外で、厚底の汚れたウォーキングシューズを履き
高級ブティックで買物に没頭する集団と鉢合わせたとき
思わず逃げ出したくなってしまう、まさにあの心境だ
最近、森光子さんの【放浪記】をTVで観た
(放浪記は、樫山文枝さん主演を、昔テレビで見たが
この手の話題に関してはまた、いつか・・)
行商人の親子が、主人公の家に入るシーンなのだが
母親が自分の着物の裾をパンパンと叩き
汚れを払って敷居をまたぐ所作に、思わずはっとした
こういう精神を、私たちは忘れてはいないだろうか?
あと、古い映画で座布団を裏返して
人に薦めるシーンなども見るが、あれなども同じこと
生活様式の変化は、
住む人の精神まで変えてしまうのかもしれない
追いかけるのなら、
韓流の人達の何が良くて追いかけているのか
なら、その良さは何から来るのか
もっと突き詰めて追いかけて欲しい
何でこんなに幼稚なのだ???
(・・・などと、ちょっと最近、訃報が多く
悪いニュースが多く、不機嫌なことなども少しあって
こんなボヤキを言っている私のほうが
爽やかではないのかも・・・反省)
で、何かに爽やかだ〜と感じる瞬間なのだが
私の場合、結構、クラシックなので
昭和40代以降の方には、苦しいかもしれないが
(・・・笑わないでね。思い切り古ネタです・・・)
@美空ひばりさんの「柔」
最後の『待〜ってーーってーい〜〜〜〜〜る〜」の
一番最後の〜の部分で
コブシがコロッとひっくり返るのを聴くと
まるで鳳仙花の種がパチッとはじけ
世界がパーンと甦ったように
『さわやかだ〜!!!』と感じ、活力が沸く
Aサザエさんの歌
小さい頃、お風呂を焚くのは私の仕事だった
炭の焼ける匂いと、お湯の匂い
西日の落ちた後のうっすら明るい空の色
&サザエさんの歌のワンセットは
なんか平和的で穏やかな爽やかさに満ちている
B森田健作先生「さらば涙と言おう」
本当に申し訳ない
サイトを私物化する気はないのですが・・・・・
この曲が主題歌だった【俺は男だ!】
これは、確か日曜8時からの放映ではなかったか・・・
ちょうど、お風呂上りで
火照った体を爽やかな風で冷ましながら
この曲を聴き、砂浜を走る胴着の集団を見るときは
『なんて爽やかなんだ〜!』と思ったものです
・・・って、最近のもののたとえができないのは
結構悲しいかも・・再び反省
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・・で、長々と書いた、今日の日記の流れを受けて
最後に、ご紹介したい本があるのですが
【赤い鳥】を編集された鈴木三重吉さんの【桑の実】
鈴木三重吉全集の中にしか
もう見ることができないかもしれませんが・・・
時代背景は、多分、放浪記の頃でしょうか
いま、本を開けばわかるのですが・・・・
一般に女の人は、着物を着ていて
男の人は、着物や背広に
帽子を被っていた時代のお話しです
日常の暮らしが細やかに淡々と描かれていて
【八月のクリスマス】を観たとき
内容は全然違うのに、この物語を思い出しました
小津安二郎作品をお好きな方にも、お勧めかも・・・
それにしても
『帰る時間を守る』『帰ったら靴を揃える』『人の目を見て話す』
を教えられ
継承したい、という貴乃花親方も、教えた故二子山親方も
まだお若いのに、思いきり古きよき時代の方ですね
なんか、悲しいです。ご冥福をお祈りいたします!
昔好きだったアイドルの歌
思い出の曲・・・
聴いてみたら、期待ほど感動せず
がっかりされた経験ないですか?
晴れた日は気分も外に向いているので
『それが何だ・・そんなものを聴いて何になるんだ』と
否定的になりがちです
シチュエーションを変え、一人っきりの雨の日の
静かな昼下がりに聴くと、結構ぴったりくるようです
妙に内省的になるこんな雨の日、発見しました
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1960年代後半から、1980年の
ヒット曲全集を持っている
今日は、1978、1979辺りの曲を聴いていた
私と同年代で、このサイトの、レトロな話題を
いつも楽しみにしてくれているHさんご依頼の
レッスンバッグを作りながら・・・
当時の私は、大阪と京都の中間の
新興住宅街にある寮から京都まで
往復、電車で通勤していた
結構厳しい難関を抜け、意気揚々と入社したものの
一ヶ月も経つと、そこが自分にとって
不毛の場所であることを確信してしまった私は
かなり不機嫌な気分で毎日を過ごしていた
休日の朝は、決まって寮の同僚3人が
近所のスーパーでの買物を誘いに来た
まだ、民家の間には田んぼも残っていて
穏やかで暖かい5月の風が若葉を撫でて通り抜けた
小学校から立ち上る子供の歓声
職場の話しをする同僚の故郷訛りのある言葉
歩く道すがら、用水路を流れる水の音・・・
心地よいはずのものまでも、全てが憂鬱の対象だった
スーパーでの買物などしたくなかったが
まだお給料も少なかったので
その中でも、少しはましな服を選んでは、買ったりもした
でも、そんな安い買物でも
ちょっとした気晴らしの役には立った
そんな時、BGMに流れていたのは
岸田智史の【きみの朝】ジュディ・オング【魅せられて】
百恵さんの【美・サイレント】
ジュリーの【カサブランカ・ダンディ】など・・・
1980年代中頃は
銀行を辞して新らい夢を追いかけることや
始まったばかりの恋愛に没頭した
加藤登紀子や金子由香里、ジャズや、ボサノバ
古いシャンソンなど、大人の曲に興味を持ち始めたので
自然とアイドル系の歌謡曲から遠ざかった
少女時代からの憧れだった百恵さんが引退し
アイドル達も、自分より年下の年代に
移行した時代とも重なった・・・
あんなにも言いようのないほど、憂鬱な日々だったのに
今聴くと、何とも懐かしく切ない
そして、心地よい気分になれるのは何故なのだろう・・・
多分それは、私があまりにも若かったから・・・
煩わしいと思いながらも、一緒にいた同僚たちが
皆、優しい人だったから
触れるもの全てが新鮮で、流行り歌も、暖かい風も
意識とは別のところできっと五感が
心地よく感じていたのだろう・・・
こんなことを思い返すと
やはり、若さとは素晴らしいことなんだとつくづく思う
もう一度戻りたいとは思わないし
戻れるはずもないのだけれど・・・
ながかったゴールデンウィークも終わりましたね
皆様、ステキな休日をお過ごしになられたでしょうか?
私は、日中は、息子への無料奉仕(苦笑)
夜は、日中の疲れを癒すため(苦笑)
ヨーロッパが舞台のビデオ三昧
映像の世界でバカンス気分を味わいました・・・
普段は、仕事&仕事
テレビも、余程見たいものしか見ないような毎日なので
世間様並に、せめてものバカンス気分を味わいたいと思い
買い込みながらも見る時間の無かった
レンタル落ちのお気に入りを
白ワイン片手に堪能した
そのせいでもないのだろうが後半、胃腸を悪くし
楽しみにしていた知人との予定を
キャンセルする羽目になってしまったが・・・
●【フランスの思い出】
Goodです!
●【なまいきシャルロット】
う〜ん・・個人的にはいまいちかな?
●【太陽がいっぱい】
コメントする方が野暮 やっぱ最高でしょ
●【パリの天使たち】
なかなかの秀作
●【サブウェイ】
いいですよ
●【恋路】
逸品!素晴らしくて言いようが無い・・・
大好きなパリや南欧が舞台で
レトロ&スタルジックなものが好き
それと、3度目ではあるがTVのロードショーで
【shall we Dance】に笑わされ、泣かされた・・・
好きな俳優さんはたくさんいるけれど
いちいち説明が面倒なので
もし聞かれたら有名なところで
日本人では役所広司、米国人ではニコラス・ケイジ
と答えている
このお二人なら、TVでもよく放映されるので
見る機会にもよく恵まれる
この人達の出ている作品は
役者が好きという理由もあるのだろうが
見てもまず、間違いがない・・
(おもしろい。たまに役所さんので
辛気臭いものもあるが・苦笑)
もし、フランス映画で同様に、まちがいの無いもの
(面白いもの)を見たいと思われるなら
【リシャール・ボーランジェ】という人の
出ているものを、個人的にはお勧めしたい
今回見たものも、ほとんど、この人が主演している
最初にこの人のことを知ったのが
【フランスの思い出】【恋路】で
割と映りの悪い映像で見ていたため
いかにもフランスっ人ぽい小太りで頑固な伯父さん
・・・のイメージがあったけれど
今回クリアな映像で改めて見たら
意外にすっきりとしたハンサムで
二枚目も張れる人だったことを知り
ちょっと考えを改めた
言いようの無い、深い悲しみを胸の内に秘めた人達に
淡々と降り注ぐ南欧の明るく乾いた太陽の光・・・
もし、遅いバカンスを
味わってみたい方がいらっしゃるならば
【フランスの思い出】など如何でしょうか?
お勧めしますよ *^^*
以前触れたように、少し前はずっと
【ガロ】の曲を聴きながら仕事をしていたのだけれど
3人の当時の思いや、後の経緯を色々考察していたら
何だか悲しくなってしまったので
少し間をおいて、違う曲を聴くことにした
そこで、選曲にあがったのが、荒木一郎先生だ
曲調は、軽妙洒脱、とにかく大人&お洒落
人を舐めてかかっているような
不良の雰囲気があるのに
詩の内容は意外に誠実で物悲しい
そして、とにかくかっこいい!
曲が・・・
風貌は、中田ヒデが、サッカーを辞め
歳を取ったら、あんなふうになるだろうか
否、ならないだろうか・・という感じか
・・・ビミョウ!
ず-っと昔、少しアルバイトをしていたとこに
シンガー・ソング・ライターの人がいて
その人が持ち込んでいるカセットを聴き
洗礼を受けてしまった
その頃、桃井かおり姉さまが
【もう頬杖をつかない】【夕暮れまで】
【神様がくれた赤ん坊】【青春の門】
などの映画の
アンニュイな雰囲気で随分ヒットを飛ばしたが
カーキ色のコート&ジーンズ&Tシャツの着こなしや
カーディガンのお洒落な羽織り方、髪型、化粧
歩き方、タバコの吸い方
早くに止めていまーす^^
・・・が、とってもかっこよく
少々似ているなんて言われて調子に乗り
真似をしたりしたものだけれど
【ダウンタウン物語】だっただろうか・・・
荒木先生の【バイバイララバイ】という
何ともハッピー&物悲しい、いい曲が
テーマソングのTVドラマがあった
その番組では、桃井さんが歌っていて
それもよかったけれど、今聴いているCDには
御大自らが歌っているものが収められている
あのときの、重たそうなソバージュ
ケバ目の化粧、コート&ハイヒールの着こなしの
桃井さんもステキだった
そう、映画を観てファッションを真似るのも楽しかった
80年代初頭、【自立する女の時代】は
【アニーホール】ダイアン・キートンの
服のセンスもよかったな〜・・・
で、この曲を、毎日毎日聴いていたら
好きになるきっかけを与えてくれた
今も精力的に活動を続けている
そのミュージシャンに御礼の挨拶がしたくなり
サイトを開いて20年ぶりにメールを送った
それにつけても
なんて便利な世の中になったことだろう!!
仕事中のBGMに、ほとほと困っていたのだ
何年来、ずーっとFM放送を聴いて来たが
関西系のパーソナリティは
何故にここまで個性を出したがるのか!・・と
少々鼻に(ではなく)耳につき
もういい加減嫌気がさしていたので
少々、ラジオはお休みすることにした・・・
ランチに例えると
バゲット&チーズ&林檎&ペリエ&少々のワイン・・・
のような、ヨーロッパ音楽だけを
聴く毎日でも、かまわないのだけれど
たまに、日本食・・
それも、舶来和製洋食・・・
例えば、シチュー、カレー、スパゲッティの類の・・
で、お子様味ではなく、ちょっと小洒落た大人風味の
そういう食物を
食べたくなるときってあるじゃないですか?
気分よく仕事を進めるには
まず、ここちよいBGMを・・・
聴きやすくて、でもほんの少し
大人なかっこいい歌・・・と、探していて
少し前までは、全盛期の、痩せて、長髪で
カッコよかった頃のジュリー
(失礼!今でも別意味ステキですが・・・)
の曲を聴いて、それなりにご機嫌だったのだが
もうそろそろ違うのを・・・と探しあぐねた末
『そうだ!あの人たちがいたじゃないか!』
ということで集めだしたのが
70年代初頭のアイドル系ソフトロック
orフォークバンド「ガロ」のCDなのでした
注:ロック、フォーク云々・・・
カテゴリーの見解に、疑問のある方は
関西のシンガーソングライターで中村よおさんという
特にこの手の部門に強い方がいらっしゃいますので
出版物の【関西フォーク70’Sあたり】
(幻堂出版、定価1575円)をご参照ください
当時彼らにかかわった人たちを並べただけで
この人たちが只のアイドルでなかったことは一目瞭然
ロックバンドの癖にアイドル的な活動をし
職業作家の曲を歌い、何やってるんだ!と
古いファンたちからは非難されつつも
自作曲のすごいギターテクニックや
きれいなハーモニーに触れれば
その才能は知る事ができる・・・
また、当時のいわゆるフォークシンガーの人達とは
見た目も違い(失礼!)
とにかくお洒落でかっこいい
パルコのオープン記念の曲を歌ったのがガロ
・・・というだけでも
当時のファッションリーダーであったことを
知ることができる
【学生街の喫茶店】のようなヒット曲も
通とされる古いファンは???らしいけれど
名曲であることには間違いはないのだろうし
ヒット曲で特に好きなのは【ロマンス】だ
作曲とリードボーカルは、トンボメガネのマーク
マンドリンの軽妙な伴奏と、きれいなメロディ
若さにあふれた可愛い恋を、こんなにも軽やかに
華やかに、切なく歌った曲が、他にあるだろうか
オリジナルアルバム【ガロ・ファースト】等の
完成度の高さはわかるし好きだけれど
このヒット曲は
結構、飛び切りのお気に入りなのである
この曲をハミングしながら飼い犬のお散歩に行けば♪
もう、春はそこまで来ているような
ハッピーな心地になれる♪
・・・少々、個人的な日記で申し訳ないが・・・・