遂にビデオデッキを買うことは無かったか・・・。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160715/k10010597381000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
>VHS方式のビデオデッキを国内メーカーで唯一生産していた企業が、今月で生産を終了すると発表し、40年前に日本企業が世界で初めて開発し、「歴史的偉業」とまで言われたVHS方式の家庭用ビデオは、ひとつの節目を迎えることになりました。
VHS方式の家庭用ビデオデッキは、DVDレコーダーなどの普及に伴う需要の低下で、国内メーカーでは唯一、大阪に本社がある船井電機が生産を続けていましたが、部品の調達が難しくなったとして、今月で生産を終了すると発表しました。
船井電機によりますと、15年ほど前は国内と海外合わせておよそ1500万台のビデオデッキが売れていたということですが、去年の販売台数はおよそ75万台にとどまったということです。近年はDVDなどとの一体型の製品の生産が主流となっていて、ビデオテープに録画していた子どもの成長の記録や結婚式の思い出などをDVDなどにダビングするために買い求める人が多かったということです。
船井電機の広報担当者は「家電量販店からもまだ生産してほしいという要望をもらっていたがやむをえず、生産を終了することにした」と話していました。
40年前に日本企業が世界で初めて開発し、世界中の家庭にVTRを普及させたとして「歴史的偉業」とまで言われたVHS方式の家庭用ビデオは、ひとつの節目を迎えることになりました。
☆家電量販店は対応に追われる
今回の発表を受けて、豊島区にある大手家電量販店では、客からの問い合わせが増えることを想定し、15日からDVDへのダビングができるVHS方式のビデオデッキを売り場の目立つ場所に移動させるなど対応に追われています。
店によりますと、これまでも「ビデオテープからDVDにダビングするためのデッキはないのか」という問い合わせが多かったということですが、今回の発表を受けてさらに問い合わせが増えることを想定して目立つ場所に移動させたということです。ビックカメラ池袋本店のテレビコーナー担当の藤原章さんは「今回の発表を受けて駆け込みで買い求めるお客さんがいるかもしれない」と話していました。
☆ビデオテープからDVDへのダビング依頼増える
都内にある映像ダビング専門店では、ビデオテープからDVDへのダビングを依頼する客からの注文が増えています。
東京・豊島区にあるダビング専門店では、VHS方式のビデオとDVDをともに録画・再生できるデッキがおよそ20台あり、客の注文に応じてビデオテープに録画されている映像をDVDにダビングしています。VHS方式のビデオデッキの生産台数の減少に伴って、注文が増え今では、1か月に1000本から2000本ほどのダビングを行っているということです。
15日も28歳の女性が店を訪れ、ダビングを依頼していました。ビデオテープには、祖母が撮影してくれた子どものときの映像が録画されていて、この女性は、今月下旬に控えた結婚式で流す映像をパソコンで編集するためにDVDへのダビングを依頼したということです。女性は「映像には亡くなった大好きな祖父も映っているので、DVDになって家族皆で見ることができるのはうれしい」と話していました。
この店を経営する会社の会田裕一社長は「退職をして時間ができた団塊の世代の人たちが『昔の映像を見たい』と言って依頼されるケースも多い」と話していました。