2012/5/4

今、アイドルが面白い  今日のテレビ

 当ブログの名前もバンドルのmomoも本名から取っています。で、「モモ」と検索することが多いのですが、最近は入力予測で「モモ」と、いや「モ」と打った時点で出てくる単語は

「ももいろクローバーZ」

でしょう。


 私がももクロを知ったのはおととしのK−1。アイドルなんて見たくねーよという私を含む格闘ファンの大ブーイングの中一曲パフォーマンスをやったももクロはアウェーを全く気にしないパフォーマンス。少なくとも帰り道にブーイングは出なかった。「ああ、最近のアイドルはここまでやるのか」と感心しましたが、どうやらここまでやるのはももクロだけらしい。リーダーの苗字が自分と同じということもあり、なんとなく気になっていたのです。

 最近のアイドルブームのけん引役であるAKBも、ももクロも長い下積みの上で出てきた共通点があるけど、そのマーケティングスタイルは全然違う。 

 AKBのスタイルは「少女たちの部活を外から覗き見る」だと思う。専用劇場で仲間たちをライバルとしてパフォーマンスするAKBには外が無く、ファンたちをAKBの世界の中に引きずり込む。もっとも、AKBの中にはAKBの基準から外れている人が内包されていて、予定調和では収まらないのがAKBの魅力ではあるけど。

 一方、下積みをヤマダ電機やデパートで過ごしたももクロのスタイルは「女子プロレス」そのもの。
 
 このパフォーマンスをみるとまず感想は「ここまでやるか」。ここまでアスリートな振付は明らかにアイドルとしては過剰。アジャコングにブル中野が見舞った高さ5mギロチンドロップを思い出しましたよ。
 ももクロのマーケティングは結構無茶で、「劇場で会えるアイドルAKBは、人気が出たために会えなくなってしまった。」という秋元康の言葉に反応して『今、会えるアイドル』というチラシをよりによってAKB劇場の前で配ったり、SKEの常駐劇場に『留守の間あっためておきました』と銘打ってイベントを入れたり。
 他のグループとももクロが違う所は「ファンがいない状態」でのライブを積んできた事。AKBが「中を覗き見る」アイドルなのに対し、ももクロは「見せつける」アイドルなのである。 

 ももクロの所属事務所はスターダストプロモーション。ここのアイドルグループは桜っ子クラブの中谷美紀やELTの持田真紀の様に下積みでアイドルをやってゴールは女優かアーティストというスタイルだったが(事実メンバーの一人は女優コースに移っている)、ももクロはアイドル専業、しかも「ももクロをしらない人を引っ張りこむ」為の訓練を積んできたアイドルだ。それがこの春から急に露出が増えたのは、ももクロはこれで世に打って出るという宣戦布告だろう。
 AKBのピークはおそらく去年。今までのままでは緩やかに衰えていくだろうから、何か手を打ってくる。そしてそれはAKBの本質である「競争」の外部化、つまり対抗戦に打って出ることだろう。そしてそれを迎え撃つももクロZは準備完了。また、ハロプロ勢のスマイレージあたりもパフォーマンスの完成度は一番高いので、去年までのAKB一人勝ちの図式は変わってくると思う。

 つい真面目に語ってしまったが、最近のアイドル業界はこの観戦が面白いのである。アイドルそのものに興味がない私もしばらくはアイドルウォッチを止められそうにない。
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