2020/5/31

「12人の優しい日本人」を読む  今日の演劇

 人にはいろいろなドラマのツボがあると思うけど、自分は「悪人が征伐される」とか「敵に復讐する」よりも、「無実の人の冤罪が晴れる」というのが一番好きなような気がする。水戸黄門より大岡越前が好きなのもそうだし、弁護士ペリーメイスンが好きなのもそうだろう。だから、「12人の怒れる男」は一番好きな映画の一つである。

 今回の「12人の優しい日本人」は一回舞台中継を見たことがあったのかな?これがオリジナルキャストを中心にZOOMを使った朗読会がYOUTUBEで公開された。前に見た時はかなりイライラした記憶があって、海外のこの手のドラマでは基本ルールである「推定無罪」が守られていないために議論が進まないのだ。もちろん、そういう部分も含めて日本人という事を表現した舞台という事は重々分かっていたけれど、生理的な不快感は否めなかった。ただ、今の年になってみると、また違う感慨があった。

 アメリカ型の陪審員制度を採用した架空の日本。夜の国道で別れた夫を突き飛ばしてトラックにひかせた容疑がかかった女性の裁判。殺意の有無が焦点となった裁判で12人の陪審員はいったんは無罪で全会一致する。しかし、陪審員2号が「もっと議論をしましょうよ」と言い出したことで、議論は紛糾していくことに…。


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2020/3/2

「神田松之丞改め神田伯山」襲名披露興行に行ってきました。  今日の演劇

 先週は昼一で新宿末廣亭に行ったのにもかかわらず取れなかった神田伯山襲名披露興行。今週は浅草でリベンジという事で金曜の午後休みを取って浅草へ。12時半到着、450枚のチケットの内の433番というけっこう危ない番号。コロナウィルスのことがあり国立演芸場が消えたうえに100席無い池袋は朝から並ぶこと必至という事もありここに集中したらしい。立ち見席だったけれど、2階の見やすい場所を取ることができた。

 


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2019/12/9

「風博士」シスカンパニー  今日の演劇

 今週は映画には行かずに世田谷パブリックシアターで観劇。もともとラジオのオフ会仲間のばちょふさんがチケット余ったという事で希望者を募っていたのがきっかけなんだけど、この話を聞いた時から「坂口安吾でなんで風博士?」という疑問が頭を離れなかった。坂口安吾にはハマっていた時期があり、歴史ものや随筆も含め代表作はあらかた読んだはずだが、風博士はダントツでおかしな話であり、それにインスパイアされるというのは意味わからん。こうなってしまうと実際に確認するしかない。

 戦争下、大陸でP屋の主人として生きる「風博士」ことフーさん。その元にはしたたかな梅花姐さんや気風がイイがフーさんに首ったけな鴬など遊女が働いていた。
 ある日、友人の広瀬大尉が一人の女を連れてくる。目の前で家族を殺され「白痴」となったサチ子である。彼女たちを連れ、敗色濃厚な大陸でフーさんはいかに生き延びるのか…。


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2019/1/20

シアターまあ「しきしま探偵事務所」  今日の演劇

 劇場を間違える、というまさかの理由で延期となった「しきしま探偵事務所」。今回は間違えることなく、無事金曜日に鑑賞。期せずして「サスペンスコメディ」という触れ込みの作品を続けてみることになったけど、自分にとってはすごくラッキーな体験だった。ストーリーやセリフについての考え方が真逆だったんだよね。

 前回の前説では客席みんなで「たけのこニョッキ」をやったが(13ニョッキまで行った)今回は作者の妹尾さん自ら前説。ラジオでのイベントの妹尾さんはヨレたおじさんだが、舞台人のとしての妹尾さんはダンディな出で立ち。まずそれが衝撃だった。

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2019/1/19

企画演劇集団ボクラ団義「遠慮ガチナ殺人鬼  今日の演劇

 今週は聴いているラジオの関係で、妹尾匡夫さん作の舞台「しきしま探偵事務所」を見に行こう!という事で中野の劇場へ。地図で近くまで行くとそれらしき劇場があり、当日券の列に並んで早速購入。しかし、そのチケットに書かれていたのは

「遠慮ガチナ殺人鬼」なにこれ?

 実はココ、劇場が3つ並んでおり、別の劇場に入ってしまったのである。となりの場所で開始時間がおなじ別の劇があるとは普通思わないでしょ。早速チケットを返そうと思ったのだが、そこでふと

「キャストもストーリーも、ジャンルすら知らない舞台を見るなんて、一生無い経験じゃない?」

 と考え直し、あえてこの作品を見ることに。面白ければいいし、面白くなければ話のタネになるだろう、と思ったが、結論としては非常に面白かった。
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