2012/7/17

「それをお金で買いますか」マイケル・サンデル著  今日の読書

 最近やたら仕事が忙しくて全然更新できず。よりによってオウムの記事の後だけにごく一部の人は心配したかもしれませんが、元気ですよ。ただ、ブログに書くような事がなかっただけで。

 そんな中でなんとか読み終えたのがサンデル教授の新刊。今回は市場経済の問題について切り込んでいきます。


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2012/4/30

「25時のバカンス」市村 春子著  今日の読書

 私は一応オールラウンダーの読書家という事になっており、漫画を含め色々なものを読んでいます。で、人からお勧め本を聞かれる機会が多いのですが、いかんせん人に本を薦めるのは難しい。で、毎回その人に合わせ四苦八苦するのですが、こと漫画に関しては簡単で「市村春子を読んでください」となります。

 昨年出た市村春子の新作「25時のバカンス」をようやく読了。「虫と歌」以来2年ぶりようやく2冊目の短編集という寡作の作家ですので知名度もイマイチですが、もっと読まれるべき漫画家のひとりでしょう。ただ、読むのがこれだけ時間がかかったのは表題作に思いいれが強すぎて読むのが辛かったから。

 この人の漫画は説明すると難しくて良さが全然伝わらないのですが、今回の「25時のバカンス」を先に読んで「虫と歌」が後のほうが読みやすいかも。ちょっと不思議で切ないストーリーで、おそらく一瞬先も予測できない。

 
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2012/4/3

「バナナの世界史」ダン・コッペル著  今日の読書

 問 エデンの園に生えた知恵の実とは何か?
 答 バナナ

 バナナは世界最古の栽培植物の一つであり、エデンの園があったユーフラテスに生えていた果物もリンゴではなくバナナである。
 しかし、バナナという果物は他の果物とは異なる数奇な歴史を記してきた。

 問 バスター・キートンの映画ではバナナの皮で人が転ぶのに、なぜ現代ではバナナで人が転ばないのか

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2012/3/26

最近読んだもの色々  今日の読書

 最近また更新サボってるなあ…。

 忘れ去られるのもなんですが、小説書く気力もまだ生まれず…ということで最近読んだ本色々。

 「吉原十二月」松井今朝子著

 松井今朝子と吉原と来れば鉄板の組み合わせ。ただ、消えた花魁葛城の謎を追う「吉原手引草」があまりに傑作だったのでさすがに2匹目のどじょうは…いましたよ。
 今回は幼馴染でもありライバルでもある二人の昼三(最高給の花魁。昼に合うだけで三分、つまり10万円かかる)の物語。吉原物は暗い影があるのが常だけど、この二人も客の旦那達も実にりりしく粋なので読後感は凄くさわやか。ミステリアスな美女小夜衣と気風の良い胡蝶のどちらと合い惚れになりたいかは男として究極の選択だなあ。
 ちなみに「吉原手引草」を読めば吉原の仕組みがわかるけど「吉原十二月」を読めば吉原の歳時記がわかるので、時代小説ファンの必読書でしょう。

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2011/12/16

「卵をめぐる祖父の戦争」デヴィッド・ベニオフ著  今日の読書

 本屋に行く時のマイルールとして「タイトルで一本取られた本は買う」というのがあります。このルールで買った本としては「馬鹿★テキサス」「おっぱいとトラクター」「ミルクから逃げろ」などがありますが(当たりか外れかは想像にお任せします)、今回の「卵をめぐる祖父の戦争」はこのルールで買った中では最高の1冊になりました。

 この本の舞台、第二次世界大戦のドイツ包囲下のレニングラードはおそらく地上に出現した最悪の地獄の一つ。死んだドイツ兵からナイフを盗った主人公レフはソ連兵に捕まり処刑を待つ身に。しかし、彼は大佐から「新鮮な卵1ダースを手に入れろ」という命令を受ける。同じく脱走兵として捕まったコーリャを相棒に絶望的な飢餓の街で卵を探すのだが…というお話。


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