昨日は満足したようなことを書きましたが、
よく読むととんでもないです、この本。
これからお読みになる東宝特撮初心者の方は、
写真だけ楽しんで、くれぐれもデータベース的な使い方はなさらない方が賢明です。
あちこちでいろいろ批評されてるので、ここでは気になった点を箇条書きで。
「徹底検証:海外版はここが違う」っていってるくせに、現行の商品のチェックすら行っていない。フラバラが国内版、海外版とも収録されたのはLD時代から。「両方収録されていればラッキーだ」とは何たる言い草か。
フラバラについてはもう一点。近年の流れで「バラゴンを持ち上げたまま地中に沈むラストは存在しない」というのが通説だし、いろんな研究家の人がそれを定着させようとしているのに、それを「国内版ラスト」として紹介するという杜撰さ。名作フラバラすらこの著者は見直してないんですよたぶん。
フラバラについてはもう一つ、アパートのシーンが丸々海外版の取り足しではないでしょう。追加でシーンが足されただけだと思うよ。
対メガロ劇中で紋次郎の真似はしない!
「劇場で失笑が・・・」って見たんかい!
どうもこの著者は我々とは違う世界で映画を見ていたのかもしれません。
二代目メカゴジラって一般的に言うか?
キンゴジのわきの下「ゲロゲロ」って何?
三白眼の意味わかってる?
大戦争ゴジの事実誤認にはあきれてものも言えません。
メガロゴジと総進撃ゴジが一緒なんていってるのアンタだけだ。
「実際には別物らしいと最近では判断されている」って、あのなあ。
キングギドラの紹介でガイガンギドラに重きを置く人ってのも珍しいよ。
あ〜あ疲れた。
もっと突っ込むつもりだったけどやめときます。
この人、模型も作るみたいだから調べてみたけど、
東宝キングコングの原型やってる人と同一人物なんだろうか?

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