先日の調査旅行中に小耳に挟んだ話。
私の住む地方は各地域で獅子舞が舞われているのだが、
その獅子頭について。
獅子頭の目は両目が真正面を向くことはない。
片方の目が正面を向くと、もう片方の目は斜め外側を見る。
何故か。
それは獅子舞が見栄を切る際には必ず斜め方向から顔を見せ付けるから。
斜めの方から見て目線が合うという訳。
初代ゴジラもこれと同じではないか。
初代ゴジラの目の基本形は、右目が正面、左目が左方向やや下向きとなる。
映像に登場する初代ゴジラは、何カットかの例外を除き、
ほぼ画面右から左に進攻する。
つまり画面には圧倒的に左半身が映し出される訳だ。
これは左半身を見た際にこちらと目線が合うようになっていることと符合する。
初代ゴジラは左方向に見得を切っているのである。
これは獅子頭の機能を応用したのか、はたまた偶然か。
※写真と本文は関係ありません。


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