JRのダイヤ改正で、寝台特急「北陸」と夜行急行「能登」が廃止になった。
鉄道にそれほど思い入れのないオイラでもこのふたつは特別だ。
お金の無い学生時代、夜行「能登」で何度か上京した。
確か、はじめて行ったJAF−CONも能登で行ったはず。
席に座れりゃ御の字、ひどいときは一晩立ってたり、新聞紙を広げて座ったり。
能登で東京に行けば、朝から晩までフルに使えるから、重宝していた。
今でも明け方、埼玉あたりを走ってたときの車窓の風景を思い出す。
ここ数年は寝台「北陸」の世話になった。
年2回のWF、帰りは決まって北陸だった。
WFが終わったら、tokaさんと簡単な打ち上げをして、
ほろ酔い気分で北陸の自室に滑り込む。
WFの戦利品と、自作の完成見本を抱えて、
時には売れ残りの商品もいっしょに小さくなって寝てた。
1階席だと振動がモロに伝わって、寝づらいんだよなあ。
寝づらいのはWFの興奮もあったのかな。
廃止の一報を聞いたときは、さびしいなあ、位の感想だったけど、
無くなってはじめて、いろんな思い出が詰まっていたことを思い出した。

1