ようやく観れた『ゴジラ』リマスター版。
本日、ようやく取れた代休で鑑賞してきました。
と言うのも、我が富山県では公開が遅れに遅れたからでありまして・・・。
全国的には6月7日からの公開だったのに対し、
富山県は6月21日からの公開。
しかも一日のうち12:05からの上映一回こっきりという。
越境しようにも隣の石川県でも21日公開は変わらず。
ゴジラ未上陸県をなめんなよ!!
土日は子供の参観日やらなんやらで行けず。
平日にしてもそんな時間では丸一日休まないと行けない時間。
そんなこんなで代休を消化して観てまいりました。
LDもDVDもブルーレイ(クライテリオン盤)も持ってるし、
何十回と繰り返しみた初代『ゴジラ』。
VSシリーズ華やかなりし中学時代には、
県内の映画館のゴジラ祭りで一日だけ劇場公開されたものの、
実力テストと重なって観れずじまい。
はじめての大スクリーン(でもシネコンの中でも一番小さい所)での鑑賞となりました。
内容については言わずもがなではありますが、
大スクリーンで見てはじめて気づく点も多々ありました。
河内桃子さんの美しさとか、
尾形や恵美子、山根博士への視線がいろいろ語ってる新吉って、
すごく演技うまいんじゃないの、とか、
エンディング、山根博士の独白を聞く田辺博士の唇の演技とか、
最初の大戸島のシーン、村長の後ろのトップレスの漁師の一人が
後の「ゴジラのいけにえにしなきゃなんねえぞ」のシーンで、
高堂国典氏演じる老漁夫のとなりにいる婆さまではないか、とか、
新たな発見が出来たのは収穫でした。
また、現在初代ゴジラのメインビジュアルである2号スーツは、
本編上はメインではなく、さまざまな造形物の一要素に過ぎないこと。
2号スーツの全身、1号スーツ(下半身)の足先、
尻尾の破壊、ギニョールによる表情の演技、
それらがカットバックで映し出され、全てが並列なんだなあ、と。
山根博士の報告でスクリーンに映し出される、
雛形がモデルのイラストとかも含めてね。
後はストーリーの確かさ。
日本初の特撮怪獣映画とはいえ、そこだけがメインではない作劇。
ラブストーリーを織り交ぜたのはかなり意図的なことだそうですが、
それがストーリーの中できっちり機能しているわけで。
リマスターの内容についても大満足です。
本作のBGMの中でも大好きな「ゴジラ東京湾へ」もよく聞こえたし。
ちなみにDVDの音声は変だ。
「ゴジラ東京湾へ」はごくごく小さな音で聞こえないし、
その直後のセイバー隊による攻撃ではミサイル発射音の効果音が聞こえない。
音声を切り替えてBGM+効果音を聞くと発射音は聞こえるのに。
そこらへんはクライテリオン盤ブルーレイでも大差ない。
LDはどうだったっけ?VHSではどうだろう?
今回のリマスター版では音楽はちゃんと聞こえたし、
効果音も問題なかったような気がしたけど、
家に帰ってDVDやらブルーレイやらで確認したら自信がなくなってきた。
さて、復刻版の宣材セットも買いましたが、
何より美麗なキャビネ版のポストカード!
無理やり休み取って行ったかいがありました。

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