乳飲み子頃から霊能者 わずかな未来が先に見え
魂ふるさと垣間見る この世であの世と呼ぶ世界
既成宗教首かしげ 道理が人為で捻じ曲がり
人を救えぬ代表者 会員会費で溺れるか
普通車免許が取れる年 幾重の縁生出逢いした
心の師の説く神理書に 共鳴致すはカルマなり
昴の星より共に来て 人の姿で肉を持ち
魂輪廻で習いたる 心の法則立ち返り
二十歳を一つ越えた年 今生またしも出家の意
生まれ育った九州を スポ−ツカ−にて離れたる
肉体土へと返されて 残されたるは師の教え
残留思念も有り難し 車は一路雷門
当ても無きまま八起ビル さてさてこれからどう暮らす
先ずは棲家と下る川 橋を一つに部屋見付く
駒形橋の八起ビル 一つ手前の厩橋
隅田の川面で振り返る 魂修行の始め橋
心の教えで飯食うな それが正法基本なり
天職誠に出会えるか 楽は修行と言わぬ故
あの頃橋より見下ろした 水上バスより見上げれば
厩橋での若き我れ 互いの自分が交差せし
未来も今も過去さえも 動かぬ刹那に集約す
この川大きく荒れる様 この世を去る日と既に知り来た
