隅田桜も緑葉に 三社お囃子遠き夢
梅雨を迎える湿気かな 歩み首筋汗をかく
浅草馬道安酒を 買い物帰りに立ち寄れば
名義ほどには安く無く 手さげが増して重うなる
芸者遊びの若旦那 落語よもやま話しかな
勢い付けて吉原へ 男に効くる薬無し
デジタル平成首都圏に 今も継承江戸文化
キャピキャピしないギャルっ娘が 選んだ生き様相対す
お座敷出勤まだ早く 多分都心のホテルにて
芸の一舞いおもてなし 向かう途中と勘も入る
タクシ−使えぬ若さ故 着物厚着も酷な時期
化粧流れはしないかと カメラ向ければそっと笑みくる
