言葉数にこだわらない和句のリズムで心根を詠っています。
2016/11/12
我れが生まれる前の事故 洞爺丸を語り継ぐ
記憶留めて函館の 摩周丸では観光者
蝦夷と内地が遠い頃 汽車載す船が頼りなり
夢を乗せたる往路有り 夢に終わった帰路も有り
青森駅から十和田丸 小走り船まで向かう列
寒い土地へと何故向かう 凍える里へと何故帰る
泣きだす前の空模様 鉛の海と対峙して
青空似合わぬ連絡船 展示の姿がそこに在り
時は昭和の影残し リンゴ箱が行き来した
時流細目で見いやいれば 常に「今」が貴きと思う

投稿者: ダリウス
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