自転車によく乗っていた数年前の出来事
タイヤの空気入れをしようと、通りすがりの自転車屋さんへ
そこは道沿いに「ご自由にどうぞ」と空気入れ(しかも自動注入!!)がある
セットしていると背後に人の気配・・・
振り向くと「デューク更家」似の長身でサングラスをかけたオジサン
無言で仁王立ち(に見えた。。)
「少々お待ち下さい・・・」
ビックリしてなぜか敬語のワタシ(小心者)
無言のオジサン
シューーーーーーーーーーーーーーーー(空気入れの音)
後ろへ全神経集中(猫だったら耳が後ろ向いていた 絶対!)
なんだかとっても威圧的なそのオジサン
一秒でも早くこの場から立ち去りたい気持ちで一杯だった
やっと空気入れが終わり(´▽`)ホッとしながら振り向き一言
「お待たせしました」
またしても敬語のワタシに対して、またしても無言のオジサン
びくびくしながら、だけど空気が入った自転車が嬉しくて
爽快な気分で自転車を漕ぎ出すと
いきなり
「あばよっ!」
振り向くと、そこには笑顔のオジサンが!
片手をあげて、明らかにワタシに
「あばよっ!」
と言ってる
ワタシも片手をあげて
「さようなら」
さっきよりももっと爽やかな気持ちで自転車を漕いだ

0