ずいぶん前にジャケ買いした本
けっこう分厚い本だけど
149の短篇集だからすぐ読めるだろうと思っていた
ところが、全く進まない
何故って意味わかんない話のオンパレード
辻褄が合わないのは当たり前
そのまま話が終わったりする
どうやら夢の話らしい
読んでるうちに頭がおかしくなりそう
話が突飛すぎたり
グロだったり・・・
ああ、だけど夢ってこんな感じだよなぁ
妙に納得
一人の男が飛行機から飛び降りる
事故当時、私は小学生でした
飛行機事故の実情がどのようなものか知るはずもなく
ただただテレビに釘付けだった
報道は私の知りたいことを何も報道しない
ヘリコプターで救助される川上慶子さんの映像だけが
鮮明に頭の片隅に残っていた
5年前、この本に出会って
知りたかったことを知ることができた
警察官だった当時身元確認班長の著者が書いた
墜落遺体
飛行機事故の酷さはもちろんのこと
全身全霊を尽くして遺体の身元確認に取り組んだ
医師や看護士、ボランティアの方々、警察官・・・
命の大切さ、人との絆、死について
様々な思いが私の中で形になった
あれから20年
無念にもお亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈りせずにはいられません