俺を慕ってくれた女の子が亡くなった。
まだ15だった。
例のゲームでちょっと手伝ってあげて、ちょっと相談にのって。
ちょっとエッチな話しして。
ただそれだけだ、特別な事をした訳じゃない。
それなのに病室のベッドの下にそんな事、嬉しかったなんて手紙遺して
無理だってわかってたけど、惹かれてた、年の差なんて関係ないなんて思ってたって。
健気な気持ちに答えられなかった、何もしてあげらなかった。
無力な俺はただ泣くしかできなかった
そこには後悔しかなかった
もっと一緒に遊べば良かった、もっとお話しすれば良かった
自分が死んでもみんなには笑って「あいつバカだったね〜やっと死んだか」って言って欲しい。泣いてなんか欲しくない。
・・・・そうは思ってもただ涙が溢れて、止まらなかった。
入院して、死期を悟っても彼女は気丈に振る舞っていたそうだ
お見舞いの人や家族が帰った後、きっと泣いていただろう
その涙を拭いてあげたかった、せめて不平不満くらい聞いてあげたかった
ん・・・彼女に手紙を書くつもりだったが、もうちょっと落ち着かないとまだ無理かな?
とりあえず涙は止まった、後は憧れてくれたかっこいい俺で居るくらいしか出来ない
またいつか、ちゃんとした手紙書くね、これじゃただの反省文だもんな
ではでは、インターネットの海の向こうで見てると信じて。

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