ギニーピッグ 血肉の華

漫画家”日野日出志”氏の元に1本のビデオ・テープが送られてきた。
そのテープには、少女が誘拐され、殺される様子が収められていたのだった!!
そう、それはいわゆるスナッフ・ムービー(本物の殺人を収めた映像)と言われる物だったのだ!
日野日出志氏が、そのビデオの内容を再現してみたのがこの映画である。
ある夜、道を歩いている女性に・・1台の車があとをつけてくる。車に気付いた女性は走って逃げるが・・車の男に拉致されてしまう・・・
女性が気付くと、そこは何処かの地下室のべッドの上だった・・そして両手・両足は縛られて身動きが出来ない。
みると、兜を被った(どう見てもイカレた)男がいる・・。男は女性に注射を打ち、女性の体を生きたままバラバラにしていく・・そして、内臓を取り出し、首をはね、生首にキスしたうえに、目玉をスプーンで取り出し食べる!!完全にイカれてます。
そして、エンディングには日野日出志氏の元に送られたというスナッフ・ビデオの映像が流される・・・・・
← 目玉をスプーンで取り出す!!
日本のホラー映画”ギニー・ピッグ”シリーズの2作目がこの作品です。(ギニーピッグとは実験用のモルモットのこと)
日本を震撼させた猟奇事件”宮崎事件”がこの映画の内容と酷似していたうえに、容疑者が”ギニー・ピッグ”シリーズの中の1本を所有していたことで、このビデオは回収され、レンタル・ビデオ店からも姿を消しました。
このビデオを観た俳優”チャーリー・シーン”が、「これは本物のスナッフ・ムービーだっ!!」と騒いでFBIに通報した、という話もあります。
この殺人シーンは観る人が見れば本物ではないと分かりますが・・確かにこの作品の狂気度は高いです。
1985年 日本映画 監督 日野日出志


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