わしがタールマンだあ
主人公?”フレディ”は医療標本会社で働くようになる。
そこで、ベテラン社員の”フランク”からこんな話を聞く・・・”ゾンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」は実際に在った話で、その時の死体(ゾンビ)が誤ってここに送られて来た。そして、ゾンビ化の原因となった薬品と、その死体を入れたタルが今もこの会社の地下倉庫にある”という・・・
フランクはフレディに、そのタルを見せるが・・・タルを叩いた拍子に中の薬品が噴出し、タルの中の死体が蘇生(タールマン)、解剖用の死体(ハーゲンタフ)も蘇生してしまう!!!!!
フランクとフレディは社長を呼ぶことに。社長は証拠を消すためにゾンビ(バタリアン)を始末しようとするが・・・映画の通りに脳を破壊するもゾンビは死なない!!
そこで、社長の友人の葬儀屋に頼み込み、ゾンビを火葬場で焼くが・・・
その煙が空に舞い上がり、その煙を吸った雲から雨が降る・・・そして、雨が墓場に降り注ぎ、墓場中の死体が蘇生するのだった!!!
そして、その頃、薬品を吸ったフレディとフランクも・・バタリアン(ゾンビ)化しようとしていた・・・
社長、葬儀屋、フレディの彼女、フレディの友人たちは100匹にも及ぶバタリアンたちにどうすることも出来ない。警察もダメで・・・ついに、社長はタルに書かれていた軍の電話番号に電話をかけるが・・・・・
そして・・ラストは衝撃のラスト!!!
わたしがオバンバよ
ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リヴィングデッド」の一応正式な続編として作られた作品。「ナイト・オブ〜」の製作メンバーだったルディ・リッチら3人が、ロメロのとは別に続編を作る計画を持っていて、それはロメロも承認していたという。それを、ダン・オバノン監督が手がけたのが本作。
オバノン監督はロメロ・ゾンビに対するパロディ色を出して勝負している。
ロメロのゾンビとバタリアンは異なる。ロメロのゾンビは動きが鈍いが、バタリアンは走って来たりする。
バタリアンは頭を貫いても死なない、人間の脳みそを食べる。
「脳みそ〜」と言って襲ってくるのだ。で、知恵もあり、ほとんど無敵状態なのである。
コメディの要素も散りばめ、ハーゲンタフが社長に向かっていったシーンなんか笑かせてくれる。
ゾンビ映画の中ではかなりよく出来た傑作に入ると思う。音楽も良くてこの映画の評価を上げていると思う。タールマンやオバンバ、ハーゲンタフといったキャラは、日本の配給元が命名したものだが、それも功を奏した。
あたいがパンク娘よ
パンク娘のストリップシーンがありますが、あれは裸に見えるボディスーツを着てるらしいです。
ハーゲンタフ と
社長
1985年 アメリカ映画 監督・脚本 ダン・オバノン 製作 トム・フォックス 原案 ジョン・ルッソ、ルディ・リッチ、ラッセル・ストライナー 出演 クルー・ギャラガー、ジェームズ・カレン、ドン・カルファ、トム・マシューズ、ビヴァリー・ランドルフ、ジョン・フィルビン、リネア・クイグリー、ジュエル・シェパード 音楽 マット・クリフォード
〜以下、カットされたシーン〜

↑フレディとティナの攻防で・・ ↑フランクが焼却炉に入る前

ラストは、ロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」のように、惨劇がニュースで流されるシーンがあったがカットされた。

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