Come Back Johnny!

　　　　　　　　　VAMPIRES VS ZOMBIES
　　　　　　　
　 主人公？の少女”ジェンナ”は血を吸いたくなる奇病に感染してしまう。
　ジェンナは父親と共に、忌まわしい奇病の発生源を根絶する旅に出る。同じ目的を持つ”将軍”と連絡を取り合い、奇病の発生源となった吸血鬼”カミーラ”の居る修道院で合流することにする。
　ジェンナと父は旅の途中、謎めいた女性カミーラに出会い、一緒に旅をする事になる。実はそのカミーラこそが数世紀もの間生き続ける例のヴァンパイアで、奇病を広めている張本人。
　そして・・ジェンナ、父、将軍、カミーラは目的地に着くが・・・そこは、凶暴なゾンビに支配されていた！！！　
　果たして、ゾンビを倒し、吸血鬼カミーラを退治する事は出来るのだろうか？？？
　　　　　
　エロ・シーンもグロ・シーンもありますが、ゴミ映画です。かなりのゾンビ・ヴァンパイア・ファン向け。タイトルとはうらはらに、ヴァンパイア VS ゾンビ というシーンはほとんどありません、いちおう最後は ヴァンパイア VS ゾンビ ではありますが・・。
　と、ここまではボロくそに書いてきましたが、個人的には嫌いじゃないです、わりと好きです。

2004年 アメリカ映画　監督・脚本 ヴィンス・ダマト　製作 ダミアン・フォイジー、ロブ・カーペンター　出演 ボニー・ジルー、マリタナ・カールソン、ブリンク・スティーブンス、C・S・マンロー、ピーター・ラギニス　音楽 マイケル・ヤコブソン

　　　　　　　　　　
　リゾート・アイランドでひっそりと暮らす謎の美女”イレーナ”は、女吸血鬼である。孤独に悩み愛を求める彼女は、多くの男女と性交を持った後にその人間の生命を吸いとっていく。
　この島の青年ラソニーは、彼女に惹かれ恋に落ちる。イレーナも彼のことを好きになるが・・・ラソニーはイレーナが吸血鬼であることを知っていて、彼女のことを愛しているから（命は惜しくないから）イレーナのそばにいさせてほしいと言う・・・・・しかし、２人の恋には悲しい結末が・・・・・


　ジェス・フランコ監督が妻であるリナ・ローメイを主演に撮った作品。ローメイ扮するイレーナが人間の首筋に噛み付いて血を吸う”ソフト・ヴァージョン”と、性交の後に精液と生命を吸い取る”ハード・ヴァージョン”の２つのヴァージョンが存在する。
　国内盤DVDはハード・ヴァージョンの方で、男のちん○に吸い付き精液を吸い取るシーンが観られる。
　イレーナは黒マントを付けて、マントの下は全裸といういでたち。リナ・ローメイの綺麗なヌードを楽しむ作品。そして、テンポが悪いのか、音楽によるものか、全体にけだるい感じをかもし出している作品だ。が、それが逆にこの映画の不思議な魅力になっている。

　　

1973年 フランス・スペイン映画　監督 ジェス・フランコ　出演 リナ・ロメイ、アリス・アルノ、ジャック・テイラー他
　

　　　　　　　　　　

　そこは、吸血鬼狩りが行われている村・・・吸血鬼の疑いをかけられた者は裁判にかけられ、処刑される。
　　　　　　
　その裁判をしている貴族の伯爵には美しい妻がいた。しかし、その妻”エリザベス”は、処女の血を顔に塗る事によって若さと美貌を維持していたのだ！！！

　彼女の”美貌に対する欲望”は増していき・・ついには”大量の生き血を体じゅうに浴びたい”と考えるようになるのだった。

　彼女は、夫である伯爵に催眠薬をのませ、村の人たちには”夫は死んだ”という事にしておく。その後、墓から夫を出して、催眠状態の夫を自分の命令通りに動かす。そして多くの女性を殺させ、その生き血を集めていくのだった・・・・

　血は大量に集まり・・ついに・・エリザベスは処女の生き血を全身に浴びる！！！
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　
　彼女の命令通りに（体が）勝手に女性を殺してしまう伯爵・・・ついには、好きだった村の娘も・・首に噛み付き殺してしまう・・・
　　　　　　　　　　　　　　　

　”死んだはずの伯爵を見た”という女性が殺された為、村人たちはエリザベスに疑いの目を向ける。そして・・ついに、村人たちがエリザベスの住む家におしかけてきた！！

　　　　　　　　　LE VERGINI CAVALCANO LA MORTE

　　これは歴史上の事実を元にした作品です。（ヨーロッパのハンガリーで、若さと美貌を保つために処女を大量に殺してその血を浴びていたという「エリザべス・バートリー伯爵夫人」のお話。）監督は「悪魔の墓場」のJ・グロウ。いつまでも若く美しくありたいと思う女性の心理を描いて、そこに吸血鬼映画のテイストを加えたという印象の映画だ。
　若さと美貌を維持するために、夫を操り処女を殺し、その血を浴びるエリザベス・・・・・・・。 夫と村の娘との何とも悲しい恋物語 や 処女の血を全身に浴びるエリザべスの血みどろヌード や 首を切り落とされその首を焼かれるというショックなシーン や 舌を切り落とされるショックシーン 等見どころが多い。ラストの結末も意味深い。
　　　　　　　　　　　　　　　　

　1974年イタリア・スペイン映画　監督 ジョージ・グロウ　製作 ホセ・マリア・ゴンザレス・シンド　脚本 サンドロ・コンチネンツァ、ジョージ・グロウ、ファン・テボール　音楽 カルロ・サヴィーナ　出演 ルチア・ボゼー、エヴァ・オーリン、エスパルタコ・サントーニ、アナ・ファーラ、ローラ・ガオス、フランカ・グレイ、アンヘル・メネンデス、シルヴァーノ・トランクィリ