先週の土曜日11月8日に勝沼で開催された「ワインツーリズム2008」のイベントに出かけてきました。
参加費2000円で勝沼地区を回るバスに自由に乗車でき、29箇所のワイナリーを自由に訪問試飲できるイベントです。
試飲だけでなく、歴史的な場所も探訪するウォーキングコースが7コース程設定されています。
朝9時過ぎに受付を済ませ、上の写真の本部を出発。
今回、回ったのは
旧田中銀行→東夢ワイナリー→シャトレーゼワイナリー→蒼龍葡萄酒→グレイスワイナリー(中央葡萄酒)→麻屋葡萄酒
スタート時はあいにく小雨気味でしたが、旧甲州街道沿いにある旧田中銀行で中をじっくり見学しているうちに雨もあがり、あとは快適な時間となりました。
旧田中銀行では、まだ我々が2組目の訪問者で、ボランティアの方たちも暇をもてあまし気味。
懇切丁寧な案内で40分以上長居をしてしまいました。
戦時中には東京の北白川宮家が疎開して住まわれていたとかで、徳川家のご家紋の入った布団箪笥に遭遇。
なにか篤姫のドラマと重なって感慨深いものが。
ガイドブックにしたがって次の目的地、
東夢ワイナリーへ。
(東夢ワイナリーの様子は
ここ)
このワイナリーは東京電力を定年退職された方々が昨年会社を立ち上げたとのこと。
まだ、あまり知名度がないせいか、受付のある本部に近いもののあまり訪問者もおらず、試飲をしながら一緒になったグループと代表の高野さんと1時間以上も話し込んでしまいました。
おでん、モツ煮までご馳走になりましたが、甲州ブドウのワインともぴったりで甲州ブドウワインと料理との組み合わせも新発見。
今年は鳥居平で収穫したピノ・ノワールも仕込んでいるとのことで今後が楽しみなワイナリーです。
午後は東夢でお話をした方から薦められた塩山の機山ワイナリーに行ってみようと、本部そばのシャトレーゼで試飲をしたのち、バスに乗り込んだところ、なんと間違ってトンネル方面へ。
四苦八苦して、本部に戻り、再度正しいはずの14時発予定のバスに乗車。
ところが、案内の方に聞いたところ、機山までは行けないとのこと。
来年は、機山ワイナリーまで行けるバスの設定をお願いして、あきらめて、中央葡萄酒方面行きのバスに乗車。

中央葡萄酒では一通り、カウンターで試飲しましたが、混雑していて、いろいろ質問できるような状況ではなく16時からのテイスティングセミナー(参加費1000円)に改めて参加。
醸造場を汚染防止のための靴カバーを履いて見学後、5種類のワインをテイスティング。
やはり、解説を聞きながらテイスティングをするとその香り、味わいの由来が多少とも分かるような気がします。
ここでは、セミナーでテイスティングした、コンテストで622本の中で金賞を受賞したグレイス甲州2007を購入。
テイスティングで解説をしていただいた方に終了後、少々質問をしていたところ、終わって外に出てみたら駅に向かうバスが出てしまったとのこと。
困っていたら、今回のイベントのスタッフの方がそのまま車で勝沼ブドウ峡駅まで送ってくださいました。
ついでに「Jibun de wine プロジェクト」というイベントで作ったワインまでいただいてしまいました。(イベントの紹介は
ここ)
帰ってさっそく、甲州ブドウのワインに合うと中央葡萄酒で紹介されたナベ料理
で味わわせていただきました。
少々にごりはあるものの、雑味もなく、フレッシュで立派なものでした。ナベ料理は醤油、みりん、ショウガ、ニンニクで味付けした出汁と豚肉、ホウレンソウだけのいわゆる常夜ナベでしたが、確かにベストマッチでした。
甲州ワインの海外への輸出も始まっているとのことで海外での和食ブームの盛り上がりとともに甲州ワインもこれから伸びて行くかも知れません。
今回は、29のワイナリーのうち結局5箇所ほどしか回れませんでしたが、毎年参加する楽しみがあってよいかもしれません。

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