「遊星からのフリーキック」という
サークル(でいいのか?)を主催していて
ボドゲ界隈のご意見番でもあるテラシマさん。
この人のゲームはほぼ全部持ってるし好きなんだけど
ボドゲに対する嗜好というか考え方には
あまり賛同はできないんだよね。
まぁご意見番とかいう人ってのは大体そうだし(苦笑)、
特にボドゲの人(作り手以外も含む)ってのは
どうにもこうにも古いTRPGユーザーによくあった
懐古主義的でな古い概念に固執したり、
ライトユーザー軽視思考の人が
多くて辟易するもんなんだけどね>偏見w
(そこがある意味、プロと同人との差なんかも知れんが)
んだけど、ただデザイナーとしてはしっかりと
面白いゲームを作る人だと思ってるし。
今後もほぼここの作品は指名買いしていこうと
思っているくらいだし。
そんなデザイナーの制作過程というかが
読めるというので入手してみた。
他にも昨年同人業界では旋風巻き起こした
ヴォーパルスの人の記事もあったしね。
TRPGはあまりこういうシステマチックな
制作ノートを読む機会がないので
かなり興味深く読んだ。
(大昔「電撃アドベンチャーズ」誌に
載っていた清松みゆきの
ゲームデザイン入門みたいな記事ぐらいしか
ちゃんとしたものは読んだこと無いと思う)
去年の冬コミに出した「0号」は
「”テーマ”vs”メカニクス”」
この夏コミに出した「1号」は
「”おもしろい”を作る」
とお題が決めてある。
で、今回紹介されているライターのほとんどの
ゲーム持ってます。
なので余計に興味津々です。
まぁまぁ読めたかな?
テーマを決めて同人制作者などに原稿依頼しているなど
しているけどようは自分のゲームへの言い訳と
それを薄めるための他者への原稿依頼。
まぁ同人だしコピー誌だし仕方ねぇか。
言い訳じみてるけどでもそれでも製作過程だし。
また彼のコミュニケーションゲームを
あまり好まない理由は特に第1号を
読むとわからないでもない。
TRPGにもちょっと触れてる。
彼も経験あるようだ。
でもあまり好印象は持っていない気がする。
なんとなく理由を「推測」してみると
なんとなく「ははぁ」と思う。
だからこそ彼のボドゲの好みがあぁなるんだろう。
でもやっぱりワタシはTRPGユーザー、
彼の好む志向は好みじゃない。
(面白とは思うけどね)
個人的な感触で言うなら、
「ボドゲのデザイン考えるより
TRPGのシステム考えたほうが楽しい」と
いったカンジw
多分根本の思考(嗜好)の問題だと思う。
どんなに人が必要といってもTRPGと比べると
人がいなくてもいいじゃんと思ってしまうから。
戦略性も重要だけど、ダイス使用や
やはり人がいることで運要素への偏りも多く
そういったゲームが好きだからだろう。
読み物としては圧倒的に第1号の
「常時次人(操られ人形館)」の
記事が読みやすいしわかりやすいです。
次も同号のタナカマさん。
ただテラシマさんも含めほとんどの人で
残念だったのはなぜ「デック構築を採用したのか?」
「ドラフト製を採用したのか?」といった部分が曖昧だった。
まぁ彼らにしてみるとゲームを多くやりこんでも
手軽であることと最初の経験がほぼTCGのようで
どうしてもその流れでボドゲに流れ着いたっぽいため結局、
その経験の枠から飛び出れないんだなぁと。
それでも楽しく読ませてもらったし、
そういう製作過程を経てあのゲームが出たのかぁと。
とにかく今後も続刊が出るたびに読んでみたい。
個人的にはカナイ製作所のカナイさんとか
ワンドローの木皿儀さんとか、
数少ないオリジナルだけどテーマが
二次創作なみさきサンとか
テラシマさんとは着地点もアプローチも違いそうなんでねw

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