気づけば今年も11本目の鑑賞、
通算で62本目の芝居・企画です。
お久しぶりの天プラです。
老舗の「ひびき」の芝居です。
今年は稽古場公演もせず、
この1本だけに集中していたようです。
しかも今回は面白い試みを用意しているということで
予定外で13:00からの30分ほどの
プレビュー公演から行ってきました。
ちなみに14:00公演がこのプレビュー公演を
踏まえたアドリブ本公演。
16:30からは、ひびきによる解釈をした
(おそらく)台本ありの公演。
という構成になっているということで。
ということでそれぞれのを楽しむために
3つとも観ちゃいましたw
でこの「青木さん家の奥さん」は「南河内万歳一座」の
内藤裕敬プロデュース作品で既存の作品なので詳しくは省略。
ちなみにワタシが観劇を始めた頃に芸文館にてオリジナルの
南河内万歳一座 内藤裕敬プロデュース
「青木さん家の奥さん」が公演されており
宇梶剛士さんと鈴木一真さんが
出演されたことがあったそうです。
また2000年代はじめ
深夜のバラエティ番組で「少年タイヤ」というものがありまして
その中で嵐のメンバーを3人起用したモノが放送されたそうです。
コレはDVDにもなってるとか。
他にもいろんな劇団が挑戦しているようなので
情報はネットを探すなりしてください。
というわけで「プレビュー版」。
これってなんと無料公演なんですね。
内容はコメディタッチっでキャラ紹介を兼ねたアドリブ芝居。
これだけでも十分楽しいんだけど
実は仕掛けがありまして。
面白いのはお題用紙が配布されてまして。
この芝居を観てこのお題用紙に書かれた質問の
お題に答えるんですよ。
で、なんとそれを次の本公演で
セリフに使うということなんですね。
なんという無茶ぶり芝居!!
ちなみに昨年、
一旦退団扱いされていた女優の方がおかみさんで復活されたり
昨年の「寿歌」で若きゲサクやキョウコ役をやられた方々が
やっぱりかっこよかったり。
(特に華奢なのにパワフルな存在感の
あった女優の方が面白かった)
そして飄々な居郷さんw
で、次の公演はそのお題をセリフなどにもりこんだアドリブ劇。
もうねプレビューで提出したワタシのお題が2つも使われましたが
ひとつは・・・使いにくくて申し訳ない!
役者のウデが試される作品ですね。
こりゃ稽古大変だったんだろうなぁと。
んで16:30からはひびきの演出によるおそらく作ったバージョン。
ひびきらしいメッセージ色の強い作品となっていてオチも作風も
がらりと変わっていて同じ作品でも
ここまで変わるんだなぁと関心しました。
面白い試みでしたし題材はひとつでも
実質2つの芝居を同時にやっていたようなものでたしかに
今年コレ1本にかけていたのも納得でした。
これはひびきさんのある意味で代表作になるんじゃないですかね。
とてもよい芝居と役者の上手さ、演出の巧みさなど色々と
楽しませていただきました。
この成果が来年の公演にどう活かされるのか?
ひびきさんはどんどん進化しますねぇ。

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