最近は良く散歩をする。白川の疎水べりと鴨川沿いがお気に入りで、今日も賀茂川へ、否、出町柳の合流地点より上流で東側だから、正しくは高野川の河原遊歩道をゆっくりと歩く。天気はあまりよくないが、高野川沿いに植えられた木々もすっかり紅葉しており、気持ちが安らぐ。
20年前と比べるとこのあたりも努力の甲斐あって浄化されているように思う。川では鴨や各種の水鳥たちを見かけることが出来る。白い首の長いのはサギか?
野ガモもきれいな羽をしていて、まるでデコイのようでさえある。しかしながらあまりに呑気に水遊びをしているので、簡単に捕獲できるのでは、、、との考えが頭に浮かぶ。数年前まで暮らしていた白耳義では、いまがジビエ(野生の鳥類・獣肉の料理)のトップ・シーズンか?この野ガモも、欧州で好まれるベリー系の甘酸っぱいソースではなくて、骨や骨髄で出汁をとり煮詰めていって野生のキノコと合わせてソースにして、野ガモのローストきのこソース仕立てにしたら美味いやろうなあ、、、などと考える邪まな秋のWTVでした。
ううむ、秋も終わりに近づくと言うのに、もうすこし文学的でアンニュイな思索はできぬものか。やはり即物的快楽主義者であるから止むを得ぬ。

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