昨日オリコン訴訟とアパホテルの件を続けて書き、後者で冗談めかして「伏字は自主言論規制(苦笑)」などと書いていたが、オリコン訴訟のようなSLAPPがまかり通るならば、冗談ではすまなくなってくる。「うがやジャーナル」から下記リンクを発見して猛省。
http://t-izumi.at.webry.info/200701/article_10.html
資金の有る会社・法人が個人に対して恫喝訴訟を起こせるのならば、私の昨日の日記などは格好のターゲットになってしまうのだ。伏字は平均的日本人の言語理解能力に照らして意味を成すか成さないか?問題の女性は社会的通念に照らして事実○サイクと言えるか?が裁判の争点になる、、、などと再び冗談を言う間もなく数百万円単位の弁護士費用を準備せねばならんのですよ。昨日の私の書き込みは例が悪いにしても、正当に自分の信じるところを述べたブロガー諸兄は皆格好のSLAPP訴訟のターゲットになるのです。弁護士にしたら巨大なニュー・マーケットともいえます。アメリカで反SLAPP法が各州で成立しているのも道理。
(注:2ちゃん主催某氏が訴訟を受けた事例のように、明確な実害の有る悪意をこめた個人への誹謗中傷をネットにばら撒くのは論を俟たずNGでしょう。匿名投稿可能な掲示板などさらに悪質。この訴訟は問題の本質が異なると思う。)
ブログは発言者が特定でき責任の所在も明確である。以下は上記リンク記事からの引用。「ブログという手段が攻撃対象となれば、そこでは自由闊達な意見交換や情報発信は著しく制限を余儀なくされる。」何か冗談じゃない、、、という気がしてきませんか?

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