1億円近くの予算を使ってウィキペディア丸写しの報告書を作った公団(正確には公益法人)があったそうな。何が「公益」じゃ!呆れてものが言えない。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080222k0000m040105000c.html
と言う記事を先日見て憤慨していたところ、今日はこのようなニュースが・・・
http://www.guardian.co.uk/technology/2008/feb/17/wikipedia.islam/print
下記はGIGAZINEから引用
フリーな百科事典「Wikipedia」に掲載されているイスラム教の開祖ムハンマドの画像を、18万人にものぼるイスラム教徒が猛烈に削除要求しているそうです。しかしWikipedia側はあくまで「歴史の一事実である」として、断固として削除に応じていないとのこと。
この記事によると、イスラム教では偶像崇拝を禁じられているにもかかわらず、Wikipediaにムハンマドの画像が掲載されていることから、18万人にのぼるイスラム教徒によって削除依頼が送られているそうです。
しかしこの削除依頼に対して、Wikipediaの編集者は掲載されているムハンマドの画像が、宗教的な文脈で表現されたのではなく、さまざまなイスラム教の宗派の中でどう表現されたかに関する例であったとしており、イスラム教徒が憤慨していることを認めた上で、同じイスラム教でも偶像崇拝に対して比較的厳しくないシーア派などの存在を挙げて「偶像崇拝の禁止はイスラム教の共同体の中で普遍的な認識ではない」としています。
さらに「Wikipediaが中立観点からすべての話題を表すという目標がある百科事典なので、Wikipediaはどんな特定のグループの利益のためにも検閲されず、Wikipediaの既存の方針およびWikipediaのサーバがホスティングされているアメリカのフロリダ州の法に違反しない限り、画像は削除されない」とのこと。
ことの是非は宗教がからむだけに両論があろう。ただし過激派が「悪魔の詩」事件の時のような報復攻撃に出る可能性だってある。運営者はそれだけの覚悟でWikipediaをネット上で皆が作り上げるフリーな百科事典としたい、という確固たる『理念』をもっているわけだ。
それ故にWikipediaは誤記もありえるのが前提で、論文などへの引用は認められないとも聞く。それをテキトーにカット&ペーストして公的な「報告書」にするとは何たる厚顔無恥。すぐに潰せ、そんな公団!

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