さて、昨日なめるように見てきたC4ピカソの「がさ」流の調査結果です。
マスコミ・雑誌関係者のように変な買収は受けてないので悪いところも書きますが、シトロマニアなのと、最新国産車を見てないので比較ができません。そのあたりはご容赦を。
まず、展示してあったのは4速ATでグラスルーフのないタイプ。

本国ではエクスクルーシブと呼ばれる最上級グレードでしょう。

2階から撮った写真では、フロントウインドウの巨大さがわかります。グラスルーフだともっと良くわかったでしょうが残念です。

近づいてみるとこんな感じですね。ワイパーはセンターからサイドに開くタイプなので左右ハンドルでも関係ありません。

中から見るとこうなってます。上側のミラーは後席の子供達を監視するためのものですが、曲率がきつくて全体を見渡せるのですが逆に見にくいともいえます。
そこのところまでサンバイザーのガイドレールが付いていているので、引き出した上で普通と同様に前方に倒すことができます。

ステアリングはC4シリーズと同じなんでしょう。センター部は回りません。しかし、80年代シトロエンに見られた親指をかけられるように内側に縁が出っ張った形状はもはや跡形もなく、ちょっと太すぎて握りにくいです。
最上部には噂のシフトレバーがちょんと付いてます。このモデルは通常の4速ATですがパドルが付いています。その下には灯火関係のインジケーターが揃います。(画像では見にくいですが)シトロエンの常で、スモールやロービームのインジケータが付いているのでとっても便利です。国産車も追随してして欲しいものです。

センターに目を移すとこんな感じです。グレーとホワイトの2トーンカラーがハイセンスです。遅れて入る(限定?)らしいレザー仕様ではホワイトの部分がオレンジとなって更に格好良さそう。
メーターが点灯状態でないのでわかりませんが、他の情報によればブルーでこれも良さそうです。
このすぐ下にクーラーの効くセンターポケットがあるのですが期待されるほど巨大なわけではありません。せいぜい500ccのペットボトルが2本程度か。開けるとコップを2つ置けるようになってはいるものの、国産車のように落とし込むようにはなっていないので、そのまま走行するとブレーキを踏んだり急加速した瞬間に足下に落ちて危険なので、あくまで停車中に使用しましょう。
画像はありませんがシートの間に深めのコップ置き場があるのでこれを使用した方が無難です。
さて、問題なのがナビを付ける場所がないことです。本国ではセンターメータの中に組み込まれているのですが、日本仕様はそうではなさそうです。まさかメーターのひさしの上に付ける訳にはいかないでしょうが、とするとせっかくのオーディオを外してインダッシュタイプにするしかないのか。シトロエン岡崎のパンフによればバックカメラ、純正ナビの文字も見られます。さて、どうなるのか。

フロントシートには角度調整式のアームレストが付いていますが、一番下にしてから上げてくるとカチカチとラチェットが効くようになってます。が、不用意に子供が後席から席を移動しようとして足をかけようともすれば、きっとバキッとかいって壊れるでしょう(笑)。
シート自体は◎。ようやくフランス車らしさが戻ってきたシトロエン。昔のようなフワフワ感は望めませんが、膝裏までしっかりホールドするきちんとした座面長が復活!これは大切です。
肩幅もあって巨大なシートです。おかげで、フロントに付くであろうナビ画面でテレビ画像を楽しむには、後席の両サイドからは無理です。唯一、中央後席は全てが○。ということは、子供にとってはここを取り合いになること必死。家族にとって喧嘩の場になる(逆に躾の場にもなる)のでご用心。

足もとです。右ハンドル化でもっとも気になるのがペダル配置。ピカソで気になったのは左足の置き場です。出っ張りがあってそこをフットレストにすればよいのでしょうが、ちょっと手前に張り出しすぎ。せっかくシートの座面長が長いのに、シートを前にしすぎると膝が浮いてしまします。ちょっとシートを後ろに引き気味にして、ステアリングで調整するしかないでしょう。

ちょっと前屈みになって上を見上げるとこんな感じです。特に助手席はシートリフターを最低位置にして(170cm位あると、シートを上げると頭上が狭くなります。当たり前ですが)できるだけ前にシートを持ってくると、文字通りパノラミックな視界が楽しめます。これは本当に爽快です。バスの運転手の気分が味わえる?
今日はこのあたりにしておきます。まだ続く。FTPの続きはC4ピカソの報告が終了してから続けます。ご了承ください。

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