2005/12/24

スタントウーマン大河ドラマ出演の巻 その3  乗馬と馬について

私は地元に帰って、せっかくだから…と近くの乗馬クラブ(OMファーム)へ入会した。このクラブは、入会金も1回の料金も安い代わりに、馬の手入れもするという条件だった。入会して初めて乗った馬はベンツという1馬力の葦毛の馬だった。賢く、最初は私を馬鹿にしていたものの、慣れ親しんで行くうちに、よく懐いてくれた。蹄の掃除は、ベンツが右前足を痛めていた過去があった為、左足を上げさせるのには苦労した。それに伸びた髭をカットしたり、たてがみの縺れを取るのにも苦労した。髭を切る時は、最初、鋏のチョキチョキという音にびびり、顔を避けてしまっていたし、安心して休む為か、顔を馬糞だらけにしていたので、拭いてあげるのにも、暴れていた。しかし、何とかなついてくれたのであった。
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私は、馬場の中で駆け足までマスターしていた。乗馬クラブのオーナーさんが、「馬場ドレッサージという馬術競技の初心者コースに参加しなさい」と言って下さったが、日曜日開催でどうしても、仕事が休めず、お断りしていた。ベンツと私は、毎週のようにお休みの度に顔を合わせ、息もぴったりだった。そんなある日の事だった。「ほたるちゃん、障害越えてみる?」インストラクターの人に促された。「えっ?無理ですよ」と抵抗したが「大丈夫、馬が越えるのだから」と一蹴された。あっという間に、キャバレッティ(障害のバー)が設置され、私は鞭を持たされた。だいたい馬は、蛙をみつけても、避けて行く程臆病である。バーを越えさすには、鞭で叩く必要があるそうなのだ。しかし、私は可愛いベンツは叩けない。ペチッと叩くのが精一杯だった。するとオーナーの声が飛んで来た。「そんなの蚊に刺されたとも感じないぞ」と。私は心を鬼にしてバシッと叩いた。(プロフィール写真、ベンツに乗っています)
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クリックすると元のサイズで表示します 障害の練習風景(桜花という馬と筆者)

ベンツは障害を飛び越えるようになってくれた。しかし、馬というものは、一旦跳ばなくては…と思い込むと、跨げば良いような高さでも、思い切り大きく飛び上がる。私の体も馬と一体にならないと、落馬する危険も大きかった。上手く飛び越えてくれた時は、頬をポンポンと撫でて誉めてあげる。ベンツも嬉しそうだった。段々バーの高さが高くなって行った。そんなある雨上がりの日、バーの高さはドラム缶の高さになっていた。私はいつものようにベンツをバーのペケ印状の真ん中へ入れようとした。手綱の引き具合が悪かったのだと振り返る。結果、ベンツを斜めに入れてしまったのだ。高い所を跳ばせてしまう…と、私はひるんで止めようとした。しかし、ベンツは行く気満々で、跳んでしまった。私とベンツのタイミングがずれて、私は落馬してしまったのである。
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「最後まで手綱を離さないように」これが、落馬の時の基本である。私は運良く、指導通りに手綱を持っていた為、お尻から落下し、手などを傷めずにすんだ。しかし、雨上がりであった。お尻はどろどろだった。傍で倒れている私の顔をベンツが申し訳なさそうに覗き込んでいた。『立ち上がらなければ』と痛みを堪えて立った。するとベンツは方向を変えて『もう1回乗って』と言わんばかりに私の前に腰を向けた。オーナーが言った。「失敗して止めると、ベンツが悪い事をしたイメージのままだから、もう1回跳んで、誉めてやってから、お終いにするように」と。。私はドロドロりまま、もう1度ベンツに乗った。まともに落ちるのは、初めてだったので、落馬の恐怖もあったが、ベンツの優しさに心打たれて、もう1度跳ぶ事にしたのだ。今度はバーに向って真っ直ぐ入れ、跳ぶことが出来た。ベンツもとても嬉しそうだった。私はドロだらけになっていたが、冷たさも忘れる程嬉しかった。
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障害競技の模擬練習の様子(正装して行う) クリックすると元のサイズで表示します
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初秋に入り、私の元に1通の手紙が届いた。差出人はあの「ラングラーランチ」のボスだった。手紙には「NHKの大河ドラマ『信長』で、スタント出来る人を岐阜の近くで探しています。NHKは、ギャラが安いので、ジャックのメンバーを連れて行くと赤字です。ほたるさんだったら近いので、如何でしょう?500メートル走るだけで、3万円です。ロケは10月30日ですので、宜しく。」と書かれてあった。あれ?既に決まっている内容だな…と思いながら、家族に相談した。家族は「NHKーっ!大河ドラマーっ!!信長ーっ!!!やりなさい、やりなさい」と大声援。私も『ひとっ走り、3万円か』…と、その気になったのだが。。続きは「スタントウーマン大河ドラマ出演の巻 その4」明日以降で……。

○以下は、ベンツ/桜花との出会いを書いた日記です。ご参考までに。。
尚、日記のメインは、ディープインパクトについてです。悪しからず。。。
http://diary.jp.aol.com/applet/hotarudesu/20051101/archive
http://diary.jp.aol.com/applet/hotarudesu/20051028/archive
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2005/12/24  19:04

投稿者:ほたるさん

☆ととさんへ
恐いのは、これからですぞ〜〜。なんてネ。。
>運動神経いい人ですね?

もう、これだけは自慢でした。体も柔らかくてY字バランスなんかも、出来ちゃったし、
体育だけは、成績も良かったです。ところが、私の通信簿に「体育3」があって、
妹が大人になってから見つけて、持って来ました。
「どうして、お姉が体育3なの?」間違っても有得ない!と申すのです。
実は、右手を脱臼の後、骨折をしまして、体育が出来なかったのです。
それでも、ギブスして走っていました。だから「3」でした。ははは。
妹は、納得を通り越し、呆れていました。
また、この脱臼話には逸話がありまして…また書きますので、乞う?ご期待!

2005/12/24  18:55

投稿者:ととさん

ほたるさん、

こわいっ、こわいっ!私ほんとに、こわいです。
ほたるさん、すごいな。運動神経いい人ですね?もしかして。
子どもの頃ゾウにはまたがったことありますが、またがっただけ、
走っていません。それでもこわかったのにーーー。
続きを読むのもこわそーだなー。
大河ドラマ?!!!!
それはでなくっちゃ!(笑)

http://blog.goo.ne.jp/toto384

2005/12/24  17:43

投稿者:ほたるさん

☆みきさんへ
ようこそ、LAは暖かいのでしょうか?
此方は、また、雪です。その上、地震も揺すり恐かった。
思わず避難用の荷造りしちゃいました。リュック背負って仕事しようかと。。
私…私のアキレス腱は、水泳なのです。それも平泳ぎや背泳は良いのですが、クロール。。
息継ぎの仕方を知らなくて、顔を上げた時、吸って吐いてと忙しかった。
2年程前に、水の中で息を吐く…って教えて貰った時は、目から鱗でした。
お陰でようやく25m、泳げるようになりました。ははは。恥です。
「信長」出演の話は…うーん。落ちがあります。期待しないで読んで下さい。

2005/12/24  16:21

投稿者:みきさん

ほたるさんって本当に何でもできるんですねえ。
馬って綺麗でかわいいですよね。

「信長」に出演されたんですか?すごい。
続きを楽しみにしています!


http://diary.jp.aol.com/aujzpye6s4d2/173.htmlhttp://

2005/12/24  11:11

投稿者:ほたるさん

☆やままささんへ
おはようございます。
ペンギン、出なかったですか。。いや、今夜ですよ。
どどーっと、大群で、プレゼント持って。。うん。。

>いまではぴょんぴょん飛んでいるんですか?

今、乗馬クラブが閉鎖してしまって。。残念ですが、
他の所へ行かないと、乗れないのです。
障害はやはり恐いです。どちらかと言うと、外乗が楽しいです。
>馬乗ってた女の子。。。う〜ん???

ふふふ。お楽しみに〜〜♪

2005/12/24  9:18

投稿者:やままささん

おはようです。ほたるさん。ペンギンさん。きょうは出てくれなかったです。この白馬の名前がベンツ号だったんですね。
>もう1回跳んで、誉めてやってから、お終いにするように
なるほど。。。でも落馬直後によく飛べたね。いまではぴょんぴょん飛んでいるんですか??気持ちよさそう。影響され、始めたくなりました。
次回。楽しみです。信長で女の子の役。。。馬乗ってた女の子。。。う〜ん???どんなシーンかな??

http://diary.jp.aol.com/tb4bw3xscrrb/


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