2006/8/20

新人投手の宝庫…ア・リーグ新人王争いに思うこと  Boston Red Sox・MLB

1995年、海を渡った野茂投手が新人王を獲ってから、プロ野球でプレーをして来た日本人選手にその資格があるかどうか、盛んに議論されて来た。だが明確な答えは出されないまま、2000年には佐々木投手が、2001年には、イチロー外野手が獲得した。しかし2003年の松井秀喜外野手は、数字的には文句なしであったにも関らず、一部記者が「新人の資格はない」と訴え選考から外された。では2006年、今年マリナーズに入った城島捕手は、ア・リーグ新人王候補の資格があるのか?どうか…?。開幕から2ヶ月経った6月の時点では、非常に気になるところだったが、前半戦を終わってみれば、新人王候補となる投手達が大活躍。残念ながら城島捕手の新人王獲得を巡っての議論は、蚊帳の外となりそうな気配である。
クリックすると元のサイズで表示します タイガースのジャスティン・バーランダー。

まず、中地区のトップを走るデトロイト・タイガースの投手…ジャステイン・バーランダーは、13勝(7月末のデータ・現14勝)を挙げ、最多勝も狙える位置にいて、タイガースの勝利に貢献している。そして中地区現在2位のホワイトソックスに迫りつつある、ミネソタ・ツインズには、6月に5連勝を飾り12勝を挙げているフランシスコ・リリアーノが既にエースと呼ばれる程の活躍をしている。更に西地区で2位にいる、ロサンジェルス・エンゼルスのジャレット・ウィーバーは、5月末にメジャー昇格後、負けなしで防御率も1点台、エース・バートロ・コロン投手の怪我による穴を埋めた。そして今日、8月18日にも、シアトル・マリナーズからの1勝を加えて9勝とした。この先発投手・三羽烏に、クローザーとして新人離れした度胸と落ち着きぶりで32セーブを挙げているレッドソックスのジョナサン・パベルボンが食い込めるか?というところが当面の見解のようだ。

ジャステイン・バーランダーは、1983年2月20日生まれの23才。オールド・ドミニオン大学時代から、100マイルの速球を投げており、2004年5月のドラフト全体2位の指名で、タイガースに入団した。マイナーで投げて1年後の7月にメジャー昇格したが、0勝2敗で肩に痛みを訴えて、終盤は球団側も温存。その功をなして、今年は開幕から先発ローテーション入りをしている。そして今季4月8日、対レンジャーズ戦で初勝利を挙げた。対マリナーズ戦をTVで観た時、その投球フォームからは、豪腕には見えず、とても100マイルの速球を投げる投手には思えなかったが、実際はそのマリナーズ戦で101マイルの表示も出て、観客を唸らせた。その4月23日に相対したイチロー選手は、3打数1安打であったが、試合の後「いい球を投げます」と絶賛した。昨年のように肩さえ痛めずシーズンを通じて先発すれば、最多勝も夢ではない投手である。
ツインズのフランシスコ・リリアーノ。  クリックすると元のサイズで表示します

フランシスコ・リリアーノは、ドミニカ出身。10月26日生まれの22才である。2003年はジャイアンツの傘下でプレーしていたが、ピアジンスキーとの複数トレードでツインズに入団した。2005年9月にメジャーデビュー後、4試合目で初勝利を挙げた。今季はブルペンからスタートしたものの、5月から先発投手に鞍替えし、それから僅か2ヶ月で10勝を挙げた。球種は、スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩で、コントロールも良い。その変化球を最速98マイルの速球と組み合わせて投げている。変化球の中でも、チェンジアップは、同僚の投手のヨハン・サンタナ譲りで、どのカウントからでも投げられるという。コントロールの良さは、捕手で現在リーグ首位打者のジョー・モウアーが「サンタナとリリアーノが投げる日は、仕事が楽。ミットを構えていればそこに(球)が来る。味方で良かった」と語っている事で証明されている。

ジャレット・ウィーバーは、1982年10月4日生まれの24才。8月18日の時点で投球数が規定に達して居らず、勝利数争いに加わっていないが、負けなしの防御率・1点台は、投球数が到達した途端、一気にトップへと躍り出る可能性がある。5月27日にメジャーデビューし、先に記したエース・コロンが復帰後は、一旦マイナーに落とされたが、奇しくも7月に入って兄のジェフ・ウィーバー(現、カージナルス)が解雇されると入れ替わりで再昇格した。ロングビーチ州立大学時代に37勝9敗の成績を残し、2004年のドラフトにかけられるが、兄の薦めか代理人がスコット・ボラスだった為に契約金の高すぎて、交渉が1年も長引き、ようやく昨年5月にエンゼルスへ入団した。球速は平均94マイル程度だが、抜群のコントロールを誇り、手元で伸びるストレートは「球持ちが良い」と表現されている。素質は兄より上とメディアで評され、期待されている。
クリックすると元のサイズで表示します エンゼルスのジャレット・ウィーバー。

このように投手だけでも、3人がその非凡さを見せつけ、そこにジョナサン・パぺルボンがクローザー初の新人王獲得に向けて、立ちはだかろうとしている。パベルボンについては、この週末からのレッドソックスが、対ヤンキース5連戦のうち3戦を残し、負けているので勝って欲しいという想いを込めて、パぺルボンがセーブを挙げる日まで書くのを待とうと思っているが、城島捕手については、今後大活躍して何かタイトルでも獲らなければ、候補になるのも厳しい状態であるようだ。新人王獲得だけの事を考えると、まったくもってデビューした年が良くなかったという事になってしまう。

◎参考
・メジャーリーグJP紙面 ・USA TODAY 紙面 ・月刊メジャーリーグ9月号。
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2006/8/21  3:32

投稿者:ほたる

>今年は10月になる前に、
ボストンの野球が終わってしまいそうな危機感が漂っていますが、
追い込まれてから強いのがred sox。頑張ってほしいです。

そうそう。。崖っぷちから這い上がるのが、我らがレッドソックス。。
応援し続けますよ〜。

>(またコメント、脱線しちゃった。。ごめんなさい!)

いいえ。。いつもの事で。。慣れましたよん。。
ははは。悲しかったけど元気が出ましたよ。
コロコロさん、元気をくれて、ありがとうね。
ところで、コロコロさんは、フェンウェイに行く元気…残っていますか?


☆コロコロさんへ No2

2006/8/21  3:31

投稿者:ほたる

コロコロさん、うえーーん。私もただ悲しくて、泣きたい気分でしたよ。

>ほたるさんが、パペルボンが対ヤンキース戦でセーブを挙げるの待って
たら、書く機会がなくなっちゃうかもしれないほど、red soxの状態は
よくないですーー。

うーん。ゲン担ぎをしているのだけど、厳しいですね。
このヤンキース連戦に、まだ、パベルボンが登場していないのですよね〜。

>とは言っても連敗中のred soxの中でも、明るい話題は新人たち。
今年は、レスター、パペルボン、ユーキリス、ぺーナなど将来を充分
期待される新人が活躍中です。

そうですね。レスターは投手で活躍していますが、
野手の成長ぶりは大きいですね。でもなぁ、打っても打っても…報われないですね。

>ただ、ここに特集されている3人は、もの凄いですね。。。
バーランダーにはI-Rod、リリアーノにはサンタナという名選手が
ついていますよね。そういう環境も大事なのだろうな。

はい。良い先輩に導かれていますよね。
レッドソックスの新人達は、先輩に従わないのでしょうか?
それとも、導く先輩がいない…いやいや、そんなはずはないですよね。

>今年の新人たちは、
将来のメジャーリーグの中心になっていきそうな勢いです。
歴史を彩っていくのだろうな。

コロコロさん、それは確かに…ですが、
今季でも、既に中心になりつつあるよね〜。
新人で最多勝も、夢ではないですよね。

>惨敗続きのred soxを見ていると、とても悲しくなっちゃいますけど、
選手もファンも辛い時に、どうするかで真価が問われるのでしょうね。

そうです!非難ばかりでなくて、暖かく見守らなくちゃ!!
信じてあげないとね〜。それがファンですよね。

>数字だけ見ると、あれまー、というような悪い数字が並んでますが、
プレーでは、ほんの少しの微妙なところで崩れていっています。

はい。結果が全ての世界だけど、ファンとしては、経過も見てあげたいですね。





☆コロコロさんへ No1

2006/8/21  3:13

投稿者:ほたる

こひ〜さん、インディアカの試合、お疲れ様でした。遅くなられたのにコメントをありがとうございました。

>まさかのタイガースの独走は新人のお陰ってことだったのですか?

そうですね。
他にもリリアーノと投げ合った事のある新人、ザック・マイナー投手もいます。
だけど、1番大きな要因は、捕手のイワン・ロドリゲスのリードが良い事…ではないかと思います。
I・ロドリゲスは、フロリダ・マーリンズの優勝にも貢献していますよね。

>しかもパベルボンも新人だったとは・・・

そうなんです。昨年終盤にメジャー昇格しているのです。

>メジャーは3Aから1Aまで入れると支配下選手が非常に多いので、どこまでが新人なのかがイマイチ不明です。

はい。結構30代のルーキーも居たりしますよね。
映画「オールド・ルーキー」のモデルとなったジム・モリスは
35才でタンパベイ・デビルレイズにデビューしました。
そうそう、この映画、とっても良いですよ。お薦めです。

>メジャーの新人王の資格ってどんなんでしょ?

記事の文中で説明するべきでしたね。失礼しました。
メジャー25人枠で、初めてプレーする選手は新人となります。
しかし過去に、メジャーでプレーしたことのある選手でも、
打者では130打数、投手では50イニングを越えなければ、
その選手には、新人賞の資格があるそうです。
反対に、通算45日以上、メジャー25人でベンチ登録されると、
その資格は失われる…との事らしいです。

詳しくは、メジャーリーグJPのブログによると、以下のような決まりだそうです。

1.メジャーでのプレー実績が以下の数字の選手
  ・投手なら投球回数が50イニング以下
  ・野手なら打数が130以下

2.メジャー25人枠への登録日数が45日以下の選手
  ・9月1日以降は、40人枠の登録日数も含まれるが、
   故障者リスト入りの日数は含まない



☆こひ〜さんへ

2006/8/21  1:05

投稿者:コロコロ

ほたるさん、こんにちわ。

ほたるさんが、パペルボンが対ヤンキース戦でセーブを挙げるの待って
たら、書く機会がなくなっちゃうかもしれないほど、red soxの状態は
よくないですーー。

とは言っても連敗中のred soxの中でも、明るい話題は新人たち。
今年は、レスター、パペルボン、ユーキリス、ぺーナなど将来を充分
期待される新人が活躍中です。
ただ、ここに特集されている3人は、もの凄いですね。。。
バーランダーにはI-Rod、リリアーノにはサンタナという名選手が
ついていますよね。そういう環境も大事なのだろうな。
今年の新人たちは、
将来のメジャーリーグの中心になっていきそうな勢いです。
歴史を彩っていくのだろうな。

惨敗続きのred soxを見ていると、とても悲しくなっちゃいますけど、
選手もファンも辛い時に、どうするかで真価が問われるのでしょうね。
数字だけ見ると、あれまー、というような悪い数字が並んでますが、
プレーでは、ほんの少しの微妙なところで崩れていっています。

今年は10月になる前に、
ボストンの野球が終わってしまいそうな危機感が漂っていますが、
追い込まれてから強いのがred sox。頑張ってほしいです。
(またコメント、脱線しちゃった。。ごめんなさい!)

2006/8/21  0:28

投稿者:こひ〜

まさかのタイガースの独走は新人のお陰ってことだったのですか?
しかもパベルボンも新人だったとは・・・
メジャーは3Aから1Aまで入れると支配下選手が非常に多いので、どこまでが新人なのかがイマイチ不明です。
メジャーの新人王の資格ってどんなんでしょ?


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