2007/2/13

梅を愛でた休日…岐阜「梅林公園」を訪れて  日記(今日思うこと)

建国記念日の振替休日、私は久しぶりにお休みが一緒になった友達と「和服を着て何処かへ行こう」を合言葉に、岐阜市にある「梅林公園」へ出かけた。岐阜城のある金華山の山麓にある「梅林公園」は、明治初期の1982年、岐阜の上加納(かみかのう)の素封家(位は持たないが代々の財産のある家)の当主・篠田祐助氏が、この地を開き木を植え私邸の庭園を作り、一般に開放した「篠ヶ谷園」を祖とする。やがて1948年(昭和23年)、篠田祐助氏の孫、篠田祐八郎氏(現、平成薬品社長)が、先代の志を継ぎ、岐阜市に寄贈して、「梅林公園」と命名された。その後、市が南側を拡張して2.9ヘクタールとなり、梅は約50種類で、白梅700本、紅梅600本の合計1300本が植えられている。毎年1月末頃から早咲きの梅が咲き始め、見頃は3月上旬頃となる。昭和26年から3月の第1週目の土・日に梅祭りが開催され、遅咲きの梅は、桜の蕾がほころぶ3月下旬頃まで咲き、訪れる人達を楽しませてくれる。

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◎以下、2月12日現在梅林公園内に咲いていた主な梅の種類

※早咲鶯宿   【野梅系野梅性、色→白、形状→八重、時期→早咲き】
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早咲鶯宿など、野梅系野梅性の特徴は、原種に近く樹の勢いは強健で枝は細く
短枝は針状である。葉は小さく、僅かに軟毛が生えている。

※難波紅  【野梅系難波性、色→紅、形状→八重、時期→中咲き】
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内側の花弁が、中側に巻きこむように咲く為、花全体に丸みがあって、
色も淡いピンクでとても可愛く人気の品種。

※青軸(月の桂)【野梅系青軸性、色→白、形状→一重、時期→中咲き】
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野梅系の中で、がくや新枝(剪定後新しく伸びた軸)が、緑色を帯びる。
花弁も緑がかった白で花びらは普通五弁だが六弁になっている割合が高い。

◎鹿児島紅   【緋梅系緋梅性、色→紅、形状→八重、時期→中咲き】
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紅梅の中では最もよく知られる品種の一つ。蕾も一段と濃い色で目立ち易く、
花つきも極めて良い。

梅林公園内には、岐阜県を代表する15の歌人・書家らの歌碑があり、中でも1988年、岐阜市政100年を記念して建てられた、大沢碧水 (1911〜1989)の碑は、公園内の中央の池付近にあり、歩く人の足を留めていた。

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  「梅林は心のふる里
春にさきがけて花を見せる
梅はわが心を洗い
勇気をよびおこしてくれた
梅林はわが心のふる里 」


◎大沢 碧水
本名、大沢繁信 山県郡美山村(現在山県市美山町)出身の書道家。
県書道作家協会会長として多くの書道家を育て、県下の書道界を発展させた。自身も昭和27年から49年まで日展に連続入選し、調和体の近代詩文を大成させた。

公演を散策しながら、金華山の麓に近づくと、手入れが行き届いた大きな松が梅の木の中、その勇姿を見せ圧倒的存在感を見せる。この松は、「太夫松」と呼ばれ、篠ヶ谷園の創園者、先に記した篠田祐助氏の長男、祐喜氏が大切にしていた松だそうだ。以前は上の池の渕にに植えられていたが落雷で樹が折れた為、現在地へ移植したという。

太夫松の前で…。  クリックすると元のサイズで表示します 

更に奥へ歩いて行くと、山麓には大正12年創業の料理旅館「植東」がある。このお店は、白味噌と赤味噌を両面に塗った木の芽田楽と菜飯が有名で、私も幼少時の頃より、ここの田楽が大好物だった。もう少し暖かくなると、野点でも食べられるようになっていて味わいがある。建物は数奇屋造りとなっており、梅林公園の景観と一体化している。私達は梅の形のテーブル前に座り、田楽に舌鼓を打った。梅は、春に先がけ、寒い冬の薄日のもとに花を開かせ、芳しい香りを放つ…。古来、世界に類を見ない東洋独自の花と言われており、遠く奈良時代においては、花と言えば「梅」を意味し、万葉集に歌われた数は、桜を遥かに凌いでいる。私達は、4人揃って大島紬を着て出かけ、風は冷たかったがよく晴れ渡った早春の一日を堪能した。

クリックすると元のサイズで表示します 「植東」の入り口。

田楽とつぶ貝の串焼き クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します 漆塗りの梅形のテーブル。

◎箸休め
大島紬に帯や小物をコーディディネートして出かけた私達であったが、寒気に負けてショールを取って撮影する事を忘れてしまった。更に昼は名古屋市内の「銀座天一」で天麩羅を食べ、夕方には田楽を食べたが、食い気に負け料理を写す前に食べてしまった。ブログに写真を載せる事をすっかり忘れてしまっていた私は、まだまだブロガー?としての修行が足りないと思った。

クリックすると元のサイズで表示します 筆者のコーディネート。(携帯カメラにて撮影)
泥大島に梅模様の八掛け付き着物、唐織半巾帯、梅形の帯留使用。
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2007/2/14  17:18

投稿者:ポエム

大島紬を四人で着て、颯爽と歩かれる姿を
想像しました。
梅に負けないくらい華やかで美しかった事
でしょうね!
さすが、プロの着付けです。
帯や小物とのコーディネイトも洗練されています。

梅はもちろん美しかったけど、梅のテーブルや
おいしそうなご馳走など、すべて楽しませて
いただきました。
ありがとうございました。

http://blog.goo.ne.jp/kaseifuwa-mita

2007/2/14  13:00

投稿者:ヌマンタ

私は雪と梅の組み合わせが好きなのです。雪降る寒さに負けじと、可憐な花を咲かせる梅が。今年は雪は期待薄ですね。

ただ、暖冬の春先は、思わぬ大雪が降ることが、ままあるので、ちょっと心配です。小雪ならまだしも、大雪は苦手です。

2007/2/14  12:02

投稿者:melinda

梅と和服、いいですね。
ここで「曲水の宴」でもやられたら、完璧に万葉の雅ですね。
そういえば観梅に和服姿は余り見かけませんが
女の方々是非とも着物姿で観梅、観桜にお出かけ願いたいもの。

2007/2/14  10:33

投稿者:スピン

Ciao ほたるさん 

イタリアには梅が無いから久しぶりに梅の花を観たような気がします。
綺麗な梅とほたるさんに素敵な着物ですね。ベルリン映画祭でも「武士の一分:Love And Honor」の桃井かおりさんが赤地にお花と手毬の柄の着物。檀れいさんは黒地に金と白(銀かも)の桜の着物で2人とも素敵でした。
ヨーロッパでも日本の着物の美しさは認められてるけど、「大島紬」みたいな渋い感じの着物は分かりにくいみたいです。それに、ネックになるのが「帯」。お友だちのパパが日本に来たとき着物を買って帰って、奥さんが着ようとしたけど帯が難しくて、私が頼まれたけど“当然”結べません。だから、今ではタペストリーみたいに壁に飾ってあるけど、それも意外に素敵です。

それから、ほたるさんのブログを読んで夕飯に妹と「天麩羅」を作りました。でも、これは簡単そうで難しいですね。粉が違うのか、カラッと揚がったというより、ゴワッと揚がった唐揚げ風「天麩羅」の出来上がり… 特に冷凍庫にあった「タコ」の天麩羅には大苦戦。固くて固くて、妹が「あごが疲れて、もう噛めない…」って。そう言えばタコの天麩羅って、日本でも食べたことがないかも。

ところで、妹とヴェネツィアのカーニバルに行って来ました。相変わらずの凄い人の数です。でも、妹が「行きたい」って言うから忘れてたけど、妹は船がダメ… ムラーノ島にも行きたかったけど、1Kmちょっとの距離も「絶対に乗りたくない」って言うし、波に揺れてるゴンドラを見ただけで「気持ちが悪くなった」って言うの。ヴェネツィアに住んでる友達が「チビスピンはヴェネツィアでは生きていけないわ」だそうです。確かにね。 

そう言えば、今日はバレンタインデイですね。ほたるさん&みなさんハッピーなバレンタインデイを。それじゃあ、Ciao ciao♪

2007/2/14  2:03

投稿者:みき

綺麗なお着物.ほたるさんの着物姿.梅.松.和室に和食...。日本の早春の美しさに浸りました。このような本物の和の美しさはこちらでは絶対にお目にかかれません。ほたるさんありがとう!


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