2007/11/20

ボストン美術館No2…ビゲローコレクション(北斎、豊国他)  ボストンの思い出

ボストン美術館で開催中の特別展…ビゲローコレクション、「江戸の誘惑」(Drama and Desaia)は、連日多くの人が訪れており、週末は特に混み合っているという。幻のコレクションとまで呼ばれていた、ビゲローコレクション…私は、葛飾北斎の肉筆をそして、浮世絵をじっくり見てみたいと思い立ち、木枯らしが吹き始めた平日の寒い午後、再びボストン美術館を訪れた。美術館に着いた私は、名古屋ボストン美術館の会員証を提示し、無料チケットを手にすると、真っ直ぐに「江戸の誘惑」(Drama and Desaia)コーナーへと向かった。カメラを片手に急ぎ足で歩く私の姿から、何人かの人に報道関係の人と間違えられたり、道順を聞かれたりした。いつもの事ながら方向感覚だけは悪くない私は、黙って歩いていると地元に住んでいるように見えるらしい。以下「江戸の誘惑」(drama and Desire)に展示されていた作品の写真を一部掲載する。
(写真はクリックで全て拡大)
クリックすると元のサイズで表示します「Drama and Desaia」の垂れ幕

★「鳳凰図屏風」(phoenix)葛飾北斎(1835)
金箔の背景に鳳凰を描いた華麗な作風の屏風で、その色鮮やかさは、北斎の色彩感覚の鋭さを表している。北斎芸術が集約された傑作作品だと言える。
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「鳳凰図屏風」中央拡大クリックすると元のサイズで表示します

★「鏡面美人図」葛飾北斎(1805)
江戸時代の女性の後姿を描いた作品。黒塗りの蒔絵らしい鏡台に姿を写して髪の結い上げ具合を確かめている。この女性の立ち姿…腰を前に出して弓なりのように身を反らした形に描く技法は北斎特有のものだという。着物の柄、髪の毛など詳細に美しく描かれている。
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「鏡面美人図」拡大写真クリックすると元のサイズで表示します

★「薪を運ぶ大原女」葛飾北斎(1804〜1818)
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大原女の拡大写真クリックすると元のサイズで表示します

★「提灯絵 龍蛇」葛飾北斎(1804〜1818)
「提灯絵 龍虎」と共に提灯に墨で描かれた迫力ある作品。
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★「三代目中村歌右衛門」歌川豊信(1812 )
三代目中村歌右衛門は、初代歌右衛門の実子で「梅玉歌右衛門」とも呼ばれていた。 三代歌右衛門は、敵役・立役・女形をも見事に演じる「兼ル役者」として絶大な人気を誇り、文字通りの千両役者であった。通常、女形を演じる役者は幼少より女性らしく振る舞う努力を積み重ねて、やっと一人前になると言われているが、三代目は男らしくも、女らしくも演じきった。この絵は、歌右衛門が江戸から上方へ上がる時、熱烈なファン1人が豊国に依頼して、その面影を写させた作品だろう…と推測されている。
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★「芝居町・遊里図屏風」菱川師宣(1684〜1704)
浮世絵の開祖とも言われ、『見返り美人』で有名な菱川師宣の、数少ない肉筆の代表作。江戸の「芝居小屋」と「遊郭」を、六曲屏風の左右に描き分けられている。
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「芝居町・遊里図屏風」一部拡大
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◎私はプレスさんと間違えられたのか?全く注意を受けなかったのですが、
特別展だけは、撮影禁止だそうですので、悪しからずご了承下さい。

※トラックバックはボストン美術館No1…葛飾北斎の肉筆…ビゲローコレクションより 
(ウイリアムス・スターシス・ビゲローについてと北斎の肉筆画)
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2007/12/5  5:16

投稿者:ほたる

メリンダ社長さん、こんにちは。
社長さんはビゲローコレクションの来日の際、ご覧になっていたのですね。

>ほたるさんこんにちは。
昨年上野の美術館で北斎展を見に行ったのですが、
物凄い人波でゆっくり鑑賞出来なかったのですが

やはり、日本では混雑しますね。
来春モネも名古屋に来ますが、まともに観られるか心配です。

>富嶽36景と版画のイメージの北斎にご紹介の
多彩な絵が沢山あって驚いたのですが、思えば
ビゲローコレクションが来ていたのですね。

はい。きっとそうだと思います。
コレクションの調査に日本から多くの人が渡って協力しています。
その功績の敬意を払って、日本での公開が先になったのだと思いました。
ボストンでは、ゆっくり観る事が出来ました。
同時に、ナポレオン展も開催していて人気を分けていましたよ。


☆メリンダ社長さんへ

2007/11/30  23:57

投稿者:melinda

ほたるさんこんにちは。
昨年上野の美術館で北斎展を見に行ったのですが、
物凄い人波でゆっくり鑑賞出来なかったのですが
富嶽36景と版画のイメージの北斎にご紹介の
多彩な絵が沢山あって驚いたのですが、思えば
ビゲローコレクションが来ていたのですね。

2007/11/21  5:00

投稿者:ほたる

ヌマンタさん、こんにちは。日本も寒くなったようですね。ご自愛下さいね。

>本来、日本の文化遺産であるべきものが、このように海外に流出していることに、いささか複雑な心境です。

はい。私がいつか行きたいと思っているドイツのベルツ美術館然りですね。

>ですが、浮世絵の素晴らしさを発見して、世界に広めたのは、間違いなく欧米の人たちですから、致し方ないのでしょうね。

そうなんです。日本では特に明治維新後、西洋化と共に衰退しましたし、
特に版画という事もあって、価値が下がっていたのですよね。
それに日本に残っていたら、戦火で焼けてしまった作品も沢山あったかも?
かなり遠いですが、ボストンで大切に保管、展示されているので有難いと思っています。

>幸いなのは、このような文化を美術館等で公開する慣習が欧米にあることでしょう。私もいつか、じかに観てみたいものです。

はい。是非、いつか…お出かけ下さい。
ボストン美術館では、35万点を超える世界の美術品がお待ちしていますよ。
私も滞在中、時間が許す限り行きたいと思っています。
最近、アメリカ絵画も良いなぁと思いまして…。また、載せますので見て下さい。


☆ヌマンタさんへ

2007/11/21  4:52

投稿者:ほたる

はじけ猫さん、おはようございます。此方は雨でどんどん寒くなっています。

>こんにちわ〜。
浮世絵のコレクションが見事ですね!

はい。見事でした。まだまだ写真に収めきれない作品が沢山ありました。
これらは、ガラス越しなので、写真が今一(腕も伴ってない)ですが、
実際観ると、引き付けられるような凄い迫力がありました。

>私も常々ギモンに思っておりましたが、
NYCのメトでは確かに写真撮り放題。フラッシュは厳禁でしたが。

まぁ、はじけ猫さん、メトロポリタン美術館へ行かれたのですか!
私も一度だけ行きました。また、行きたいと思っています。
ルーブルは、観光客が溜まり詰まってしまうから、一部駄目なのだそうですが、
基本的に、国外の美術館は撮らせてくれますよね。

>日本ではフラッシュはおろか、撮影自体が厳禁。

はい。もう入り口から駄目!と厳しい美術館もありますよね。

>というのも、美術館自前の作品を展示しているわけではないので、という事情があるみたい。
まるで箱入り娘のような扱いですもん(笑)。

確かに、仰るとおりです。でもフラッシュなしなら、劣化とかに関係ない気がしますよね。

>ガラスケースは当たり前、海外の美術館の作品のように鼻をくっつけて見る、なんざできませんからねえ。

あはは。失礼、絵が遮りずないと、鼻をくっつけて匂いを嗅ぎたくなりますね。

>まあ、貴重な借り物だから警備せにゃ、でしょうか。

そうかもしれないですね。
日本は、観る人達のマナーも身についていない気もします。

>おまけに有名どころが来ると、うんざりするほどの
長蛇の列だし・・・。

来年、5月に名古屋ボストン美術館へモネの絵が来るのです。
凄い人だろうな…と思っています。週末なんて人の頭しか見えないですよね。

>ホンモノにふれる、というのは良い機会だと思いますが、なんだかおかしい日本の美術館事情でした〜。

そうですね。普段、何気に行くという習慣がないのですよね。
美術館の入館料は日本もアメリカも、大差ないのですが、
音楽、特にクラッシックは、価格が雲泥の差、ボストンシンフォニーでは、
2階席だと14ドルで聴く事が出来ます。
仕事帰りに気軽に寄ったり出来ますよね。



☆はじけ猫さんへ

2007/11/20  17:37

投稿者:ヌマンタ

本来、日本の文化遺産であるべきものが、このように海外に流出していることに、いささか複雑な心境です。ですが、浮世絵の素晴らしさを発見して、世界に広めたのは、間違いなく欧米の人たちですから、致し方ないのでしょうね。

幸いなのは、このような文化を美術館等で公開する慣習が欧米にあることでしょう。私もいつか、じかに観てみたいものです。

2007/11/20  16:19

投稿者:はじけ猫

こんにちわ〜。
浮世絵のコレクションが見事ですね!
私も常々ギモンに思っておりましたが、
NYCのメトでは確かに写真撮り放題。フラッシュは厳禁でしたが。
日本ではフラッシュはおろか、撮影自体が厳禁。
というのも、美術館自前の作品を展示しているわけではないので、という事情があるみたい。
まるで箱入り娘のような扱いですもん(笑)。
ガラスケースは当たり前、海外の美術館の作品のように鼻をくっつけて見る、なんざできませんからねえ。
まあ、貴重な借り物だから警備せにゃ、でしょうか。
おまけに有名どころが来ると、うんざりするほどの
長蛇の列だし・・・。
ホンモノにふれる、というのは良い機会だと思いますが、なんだかおかしい日本の美術館事情でした〜。

http://diary.jp.aol.com/8cmpynp78

2007/11/20  16:01

投稿者:ほたる

恵さん、こんにちは。此方は深夜1時過ぎです。
記事をUPした直ぐにコメントを頂いて、びっくり!しました(笑)

>ほたるさん こんにちは〜♪
私は友達のお兄様が日本画家なので
年に2〜3回お付き合いで院展等を見に行きます♪

そうなんですか。。
私の親族や知り合いには、書家はいますが、画家はいないです。
でも、観るのは元々好きす。ボストン美術館は印象派の絵が豊富なので楽しいです。

>ところで、ド素人の私の素朴な疑問なんですが(笑)
そちらの美術館は写真撮影はOKなんですか?

はい。フラッシュをたかなければOKですよ〜。
ヨーロッパもそういう美術館が多いです。…というか、日本だけ特別厳しい気がします。
以下にミラノ在住のスピンさんに頂いた、美術館、博物館、世界遺産など…
素晴らしい写真ばかり載せさせてもらっています。お時間のある時見てみて下さい。
http://diary.jp.aol.com/applet/tspysjc/msgcate15/archive

>院展等は、家族または関係者で前もって届出をしないと
写真撮影はNGなんですよね…

やはり厳しいのですね。
この浮世絵シリーズは、ガラスケース越しですが、
油絵なんかは、そのまま観えます。絵の具の香りがしそうですよ。

>中には撮っておきたい絵等もあるんですが
【撮影禁止】 ともなると携帯での写メすらも撮れません(苦笑)
仕方なく撮りたかった絵の絵葉書をあれば購入してきます

私もそうです。図録とか絵葉書を買って来ますよ。
ボストン美術館には、名古屋のボストン美術館で観た絵もあるのですが、
場所が変わるだけで、雰囲気まで違って観えます。
学校から子供達も観に来ていますが、皆見慣れているというか、
お行儀も良いのですよ〜。幼い頃から教育が行き届いている感じです。
音楽にしても美術にしても、味わう心構えが違うように思います。

>それにしても、海外で日本文化に触れるのはまた一味違うのでしょうね♪

はい。やはり懐かしい気持ちになりますね。
後は、アメリカ人の方が詳しかったりして、恥ずかしい事も多々ありますよ。


☆恵さんへ

2007/11/20  15:30

投稿者:恵

ほたるさん こんにちは〜♪
私は友達のお兄様が日本画家なので
年に2〜3回お付き合いで院展等を見に行きます♪
ところで、ド素人の私の素朴な疑問なんですが(笑)
そちらの美術館は写真撮影はOKなんですか?
院展等は、家族または関係者で前もって届出をしないと
写真撮影はNGなんですよね…
中には撮っておきたい絵等もあるんですが
【撮影禁止】 ともなると携帯での写メすらも撮れません(苦笑)
仕方なく撮りたかった絵の絵葉書をあれば購入してきます
それにしても、海外で日本文化に触れるのはまた一味違うのでしょうね♪

http://diary.jp.aol.com/fnrs3qbks/


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