2005/11/9

帯の種類とその用途  着物の着付関係(和服)

昨日は、着物(和服)の種類とTPOについて書いてみた。今日は続きとして、帯の種類と、その用途を書く事にする。尚、マイノリティではあろうが、着付師を目指したい人の為に、着付師の級付けと、受験資格も付記して置く。そして最後に、閑話休題として、僭越だが、着付師としての心構え?を書こうと思う。
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・初級着付師 美容師免許所得後 3年以上経過 小紋に名古屋帯で太鼓を結ぶ。(練習用ボティ使用)

・中級着付師 美容師免許所得後 5年以上経過 振袖に袋帯でふくら雀を結ぶ。(練習用ボディ使用)

・上級着付師 美容師免許所得後 10年以上経過 婚礼花嫁衣裳、大振り袖に、丸帯で、立て矢結び。(人体モデル使用)
全ての資格に於いて、学科試験合格後、実技試験を受ける事が出来る。

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○帯
1, 丸帯
婚礼衣装に使用されます。又、芸子さんなどが、使用していて、一般的には殆ど使われていませんが、帯の格としては、最高になります。全通(帯全部に柄がついている事)

2,袋帯
主に礼装に使用されます。柄付けの殆どが、帯全体を10として、体に巻きつく部分(4)を省き、6通の柄付けになっています。体型や帯結びの種類によって、柄出しに気をつけて結びましょう。

3.名古屋帯
お太鼓結びを前提に作られた略式の帯。前帯と垂れに柄があり、前帯の部分が、予め半分に折れた状態の、仕立てになっています。
礼装には向かず、洒落帯として、小紋・紬生地に合わせます。ただし、綴れ織り等特殊な織りの場合は、その手間を尊重し、名古屋帯であっても礼装に用いる事が出来ます。

4,反巾帯
お洒落帯です。普段着の帯として使用します。織り方・素材によって使用目的に差が激しい帯です。以前は羽織下に、用いられていました。現在は、浴衣用が多いです。

5,兵児帯
男性や子供さん用の普段着に用いて来ましたが、最近では洒落たデザインの大人用も出ています。浴衣がファッショナブルに着こなされるようになり、需要が出来たと思われます。また、男性の正装には、絹製の角帯を用います。
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以上が、帯の種類と用途です。袋帯には、能衣装から用いた唐織・佐賀錦織、等、織りで柄出しをした帯が多く、名古屋帯では染めの帯が多くなっています。昔から「染めの着物に、織りの帯。織りの着物には、染めの帯」と言われ、コーディネイトされて来ました。また、刺繍・箔乗せの特殊技法も、用いられていますので、結ぶ際には、爪などで引っ掛けないように、細心の注意が必要です。

○その他
1,コート 2,道行 3, 羽織 4,雨コート 等、上に羽織る物があります。
更にショール・草履・バック等
これらも、その素材等によって、TPOがありますので、注意して下さい。直接着付けの良し悪しには、関りませんが、適切なアドバイスが出来るよう、覚えておく事も大切です。
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◎閑話休題
着付師の仕事は、お客様が、全て道具を用意して下さり、技術だけで料金が頂けるのですから、それなりの知識も必要だと思います。どんな高価なドレスよりも、着物を着ているだけで、周りが華やかになるものです。また、日本人として、世代を超えて受け継げる、着物を着て頂けるお客様を持てる事を、誇りに思って学んで頂きたいです。そして、自ら少しでも着る機会を作り、着物を着た時の立ち居振る舞いも、アドバイスできたらと、願っています。
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2005/11/10  21:11

投稿者:ほたるさん

☆aoiさんへ
着物には、色々と薀蓄があるのですよね。それが試験に出るのですけどね。最初は面倒ですが、覚えてしまうと洋服より、簡単かもしれないです。
お葬式は重なる事を嫌いますし、
結婚式は、割れるとか、戻るとかを嫌うので、花嫁タクシーもバック出来ないから大変です。名古屋は特にうるさい気がします。花嫁さんに着いてタクシーに乗り、狭い路地を走る時は、前から車が来た場合、その対向車にバックして貰うよう頼む為に、少しお金を入れたポチ袋を、美容師が預かって持っていたりします。過去に1度、強面の御兄さん達の乗った車に遭遇し、どうしようか。。と思った事もありました。しかし花嫁に着く時は、私も着物を着ていますので、岩下志麻?になりきり、勇気を持って、車を降り、お願いに行ったわけです。思いのほか、快く下がってくれましたけどね。冷や汗ものでした。

2005/11/10  19:54

投稿者:aoiさん

ほたるさんお答えいただいてありがとうございます♪

重なるが縁起悪い…なるほど!
着物って気持ちを大事にした衣装なんですね。
お数珠にも数が決まってたんですか。
細かい。細やかな日本の心だわ〜〜。(しみじみ)

http://blog.so-net.ne.jp/aoi/

2005/11/10  16:52

投稿者:ほたるさん

☆aoiさんへ
いつもありがとうございます。
鋭いご質問ですね。ちょっと、びびりました(笑)
ご質問の喪服の帯ですが、正式には袋帯なのです。しかし、二重太鼓という結び方になる為、「重なる」と、縁起が悪いという事で、名古屋帯を仕立てて結ぶようになりました。制作費・値段も安く済みますしね。という訳で、今は売られている帯も殆どが名古屋帯です。正装という事で、戦前は、留袖と喪服の下に「白下」という重ねを着ていたのが、戦後、喪服には省かれたのと発想が同じです。お数珠も本来は108個または、その数の公約数で、多い方が正式なのですが、数が多いと2重になると言って嫌う人も居ます。人の死を忌み嫌うか、尊厳するか、宗教的な意味合いが出て来て、難しいですが、本来は、喪服も袋帯が正装なのです。お客様の中で、稀に、お持ちの方もいらっしゃいますよ。

2005/11/10  16:35

投稿者:ほたるさん

☆みきさんへ
コメントをありがとうございます。
今年、スタッフの一人が、上級着付師の試験を受けます。
猛練習していますよ。着物が正装の場でしか着られなく
なった昨今では、やはり着せさせて頂く方にとっては、
特別な日なので、それなりの心構えが要ると思うのです。
私は、私の師も婚礼に従事していましたし、恵まれていた
と、感謝しています。明日は七五三の方があります。
心を込めて、お支度したいと思っています。

2005/11/10  15:04

投稿者:aoiさん

ほたるさん、確かに悲しい場面での喪服は着たくはないですが
やっぱりあの黒、かっこいいですよね。
岩下志麻風ですか。笑
絶対なりきっちゃいますよーー!
あの、喪服の時の帯って袋帯になるんですか?

http://blog.so-net.ne.jp/aoi/

2005/11/10  3:02

投稿者:みきさん

なるほど!いろんな帯があるんですねえ。
そして、着付師さんの心構えにも感心させられました。ほんとに長い修行が必要なんですね。


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