何よりもこれ…
わー…ん
ルトガー・ハウアー氏につづき、
ピーター・フォンダまでが…(T_T)
何ということだろう…
私の好きな俳優さんが次々と亡くなっていく・・・
しかもルト様と同じ年だった…
ルト様の死もまだまだ実感がないのに。
NHK web
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190817/k10012038891000.html
「イージー・ライダー」ピーター・フォンダさん死去 米俳優
「自由に生きようとバイクで旅をする若者と
その挫折を描いたアメリカ映画、
「イージー・ライダー」で知られる俳優のピーター・フォンダさんが
16日、ロサンゼルスの自宅で肺がんのため亡くなりました。
79歳でした。」
「イージーライダー」(68)はぶっちゃけ
LSDを決めて、ラリリながらアメリカ人が見て喜ぶ映画で、
日本に入荷したら、
変な屁理屈をつけてゲージツ風味の映画として、
ヒョーロンカが絶賛していたが、…、
本来はステッペンウルフ(古っ)の音楽などをバックに
ラリる、ラリ映画だった。

(割引券を集めるのが趣味だった)
それ以上でも以下でもない。
当時、大っぴらにラリ映画を楽しめたので、
若者たちが大歓喜して、それでアメリカで大ヒットしたのだ。
ボーン・トゥ・ビ・ワ〜ーーイルド〜
というのが流行っていた。
懐かしい。…
ちょうど今年で50年になるという…。
もうそんなになるのか…。
年を取るはずだわ…。
好きだったよ、「イージーライダー」。
ピーター・フォンダの革ジャンと、
長すぎる足で改造ハーレーダビッドソンに跨った姿が、
断然カッコよかったし。

(アメリカの女性雑誌「セブンティーン」の広告)
ピーター・フォンダのちょっと猫背気味の
革ジャン、スリムなカッコよさを見られるというだけで、
「イージーライダー」は好きだった。
冷静に見れば、ものすごく退屈な映画だったけど。
その退屈さを何とかして繕おうと、
日本の評論家はこの映画をゲージツ風味に扱ったが。
でもね、ピーター・フォンダを見ているなら、
退屈はしなかったな。
その後ピーター・フォンダは、
この「イージーライダー」の成功にも関わらず、
ハリウッド大作からは背を向け、
B級アクション映画に多数出演した。
それが彼の反骨の生き方だったのだと思う。
「イージーライダー」のヒットで得たお金で、
念願の自分の監督作品も製作した。
(「さすらいのカウボーイ」)
西部劇だというのに、いやに地味な映画だった。
そしてそれに満足したのか、
もう監督をすることもなく、
ひたすら地味な映画に出続けた。
アメリカ映画界では、
むつかしいポジションだったのかもしれない。
ヘンリー・フォンダの息子として、
姉のジェーンとともに同じ母親から生まれたが、
その母が自死して、
その原因がヘンリーの浮気で…
気の強いジェーンはピーターをかばい、
守ろうとしたが、
母親の死は二人の心に確実に傷を残したと思う。
二人とも、
名優ではあるが、
家庭では失格者であったヘンリーに対するわだかまりは、
長くあったようだ。
ピーターは、ドラッグに傾倒していった。
けれども、やがて時が解決して…、
二人とも、映画界に名を刻んだことで、
ヘンリーに対して理解する気持ちにもなったのだろう、
ジェーンは「黄昏」で父と共演を果たした。
ピーター・フォンダの写真を見ると、
いつも穏やかで微笑んでいる写真が多いので、
そのような葛藤があったことなど、想像出来ないのだけれど。
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ジェーン・フォンダとピーターが唯一共演している映画が、
「世にも怪奇な物語」。
当時ジェーンの夫であった、ロジェ・ヴァディム監督作品で、
オムニバス映画として作られた、
3作の中の第一部「黒馬の哭く館」
このヴァディム作品は、時代考証無視で、
ジェーンにセクシー衣装を着せて顰蹙?を買った作品だが、
私の大好きな一篇でもある。
何と言っても姉弟が共演している唯一の映画だから。
まだピーターが「イージーライダー」でブレイクする前。
何と言っても、生粋のアメリカ人、
ジェーンとピーターに妖しく…そして
危ない雰囲気を醸成させたヴァディムの耽美的手腕に、
この時ばかりは拍手したのであった…。
ピーター・フォンダの出演時間は5分ほどもなかったかもしれない。
が
中世の貴族の衣装を纏ったピーターのノーブルさといい…
今夜いかが
とジェーンが誘う場面があったり…
危ない…
そしてピーターはすげなく彼女を拒絶するのである
「お門違いです」と。
プライドを傷つけられた彼女は復讐を誓う…
ジェーンとピーター、
両者のファンなら垂涎ものの共演だった…
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もうひとつ、ピーター・フォンダで好きな作品が
何度も書いて来た、ロバート・ワイズの「ふたり」。
http://isabea.web.fc2.com/movie/review/two.htm
パリを舞台にした、ロマンチックな時間のない恋
華やかで気の強い、離婚したばかりの子持ちの
美しいファッションモデル
そして逃亡し続けることに疲れ果てた
地味なベトナム脱走兵
会ってはならなかった二人がパリの夜、
一夜だけの恋を熱く、深く、哀しく切なく紡いで…
燃え上がってしまった炎は消せない
二度と…。
ピーター・フォンダが
こんな正統派の恋愛映画に出演してくれたことがうれしくて…
勝気な女の心を捉える母性本能を刺激するタイプだったのかと
改めて知った映画でもあった。
青春の想い出の人がまた一人
逝ってしまった
☆集めた、
ピーター・フォンダ関連の写真を今回放出してしまった
(不都合なものがあれば削除します)
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イージーライダー 1500円
イージー★ライダー コレクターズ・エディション 1000円
取り寄せ
世にも怪奇な物語 HDリマスター版 3,998円
ふたり(ポスター) 3024円
(ビデオは出ていない)
ふたり ポスター 9180円(!)
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