7月に入ると、京都は祇園祭で途端にあわただしくなる。
1日は切符入り、2日はくじ取式、3日には船鉾の面改めという儀式がある。
5日はもうはや長刀鉾のお稚児さんの稚児舞が披露される。
このように、7月に入ると京都は途端に祇園祭マンスに入るのだ。
1日にはまた長刀鉾のお稚児さんのお千度があった。
お化粧をちゃんとして、大人の人の介添えを受け、禿とともに八坂神社へ参り、お祓いを受け、社殿を3周回る。
今年は土砂降りの雨の中だったので可哀想だったが、お稚児さんはりりしかった。
これらはテレビのニュースでやるから、実際に行って見たわけではない。ニュースで見たのみだ。
でも、テレビニュースで頻繁に祇園祭関係のニュースをやるから、我々もいよいよ祇園祭のシーズンがやって来たのだなあと思うのだ。
去年から山鉾巡行は前祭、後祭に分かれたから、テレビ中継も二回になった。
KBSの中継は相変わらずクソで、前祭のときは途中で終わってしまった。船鉾や放火鉾などが映らなかったじゃないか。ばかやろう。
京都に住む姪は大船鉾の粽を買って来てくれたが、私は結局一度も行かずじまいだった。
多分、今年も宵山、巡行などには行かないのではないか。
前祭と後祭に分離してから、どうも行く気にならなくなった。
興味が薄れてきたのかもしれない。
カメラがないせいかもしれない(私は携帯や、スマホも持ってないのでカメラが手元にないのだ)。
だんだんと億劫になって来たのだ。
でもせっかく歩いて行ける距離で行われているのだから、一度くらいは行っておいていいのではないか…と思うのだが。
ただ、行った時の念のために、お休み処などはすかさずチェックしておいている。
甘味処をチェックして、ここは橋弁慶山町だ、などと確認してい、もうだいぶ歳だからうろうろ歩いているとしんどくなって来るからねえ。
今年の話題は何といっても四条通の拡幅工事で、四条通が通常走行できないことだろう。
歩道を拡幅するため、車道が一車線ずつになってしまう。
私はそれに反対で、ただでさえいつも混んでいる四条通が、狭くなったら渋滞するのは目に見えている。
馬鹿なことをしたものだ。
してしまったことはもう元に戻せないので、せめて四条通は普通車両は進入禁止ということを他府県ナンバーにも徹底しなくてはならないだろう。
宵山などには歩行者天国になるので関係ないと思うが、今から阿鼻叫喚が想像されて気が滅入る。
結局、何のかの言いながら、祇園祭が近づくとそれなりにそわそわして落ち着かなくなって来るのが例年のことなのだった。

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