デビッド・ボウイが亡くなったと昨日NHKのニュースで知り、びっくりした。
まだ若いのに残念だ。闘病を続けていたということも初めて知り、本当に驚いた。
民法は全然このことに触れていない。
やはりNHKはこういう時ありがたい。
デビッド・ボウイは69歳だったとかで、もうそんな年だったのか、でも私ももうウン歳だしそんなものなのかもね。
ミック・ジャガーやキース・リチャードは生きているというのに、やはりそう思うと早すぎる。
私がボウイを好きになったのは、かれこれ大昔、ジギー・スターダストのころ。
来日公演も見に行った。
その頃は、派手にメイクをして中性的な格好をしてセンセーショナルないでたちでパフォーマンスしていたため、Tレックスのマーク・ボランなどと共にグラム・ロックと言われた。
正当なロック好きには白眼視され、わりと色眼鏡で見られていて、初期には好奇の目にさらされていたのだ。
でも私は、自分の好きになったアーティストはその後大成するというジンクスを持っていた。
だからきっと、ボウイはいずれビッグになる、いずれものすごいアーティストになると確信していた。
そして、その予感通り、彼は活動の幅を限定せず、映画にも出たりして自己プロデュース能力を発揮して、ビッグアーティストになっていった。
私はほぼグラム時代だけ聞いていたので、その後の活躍には驚き、そしてビッグになっていく彼にさすがだと感嘆していたものだ。
ちなみに、私が応援する人は必ずビッグネームになるというジンクスは当たっており、ボウイの次に私はアメリカのホール&オーツというデュオが好きになった。
彼らが「リッチガール」を歌っていたころだ。
その時おかめ惚れして、私が見込んだからには彼らはいずれビッグになるはず、と思っていたら、「プライベートアイズ」で押しも押されもせぬアメリカ随一のビッグデュオへと伸し上がる。
大体、デュオという形態自体が珍しいころだ。
私のジンクスは良く当たるのだ。
そんなわけで、デビッド・ボウイに対してはもう追いかけることはなくなっていたが、亡くなったと聞くと、本当に残念で惜しい。
ミックやポールのようにまだまだ長生きしておじいさんになって欲しかった。
キャメロン首相や、前首相のブレア氏がコメントを出すくらいだから、イギリスでは私が思うよりずっと大物だったのだろう。
キャメロン氏は巨匠、と呼んだが本当にそんなに音楽界において巨大な存在だったのだと改めて思う。
日本にも影響を受けた人が沢山いるだろう。
映画「戦場のメリークリスマス」も思い出す。
ユニークで、普通の人とは全く違う感性の持ち主だった。
冥福をお祈りする。

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