遊戯王を読んだ記念 海馬社長パロディ企画
カイバえもん
登場人物紹介>
カイバえもん :
なぜか野比家の押入れに居候している未来の世界から来た社長型ロボット。
傲慢な性格、上から目線、やけに時代がかった口調が特徴で
豊富な資金力をバックにレア秘密道具ならぬレアカードを集めることに執着する。
四次元ジェラルミンケースの中にはカードがぎっしり入っており
相手が小学生でも「神を見せてやる・・・!」と言いながら凶悪カードを出す困ったちゃん。
ちなみにのび太を更正させる気は全くない。
野比のび太 :
なぜかカイバえもんに居候されている野比家の長男。
原作通りテストは0点、気が弱い、いじめられっこのダメ人間で、
今日もいつもの如くジャイアンにいじめられて帰ってくるが・・・
ある日の野比家にて―
「うわ〜んカイバえも〜ん!」
(ダッ ダッ ダッ ダッ ガラッ)
「カイバえも〜ん!
またジャイアンにいじめられたよ〜」
「
黙れこの雑魚が!馬の骨が!凡骨デュエリストが!!」
「いきなりすごい罵りようだなカイバえもん!」
「フン、お前の如き退屈で汎用な人間が俺に用とはな・・・
ま・・・カードを最低でも1万枚集めてから声をかけてくれよフフ・・・」
「小学生がそんなに持ってるわけないだろ!なんだよ1万枚って!!
カイバえも〜ん!ジャイアンにレアカードをとられたよ〜」
「(ピクッ)ほぅ、レアカードだと?」
「うん、なけなしの小遣いで集めたレアカードなんだ・・・
それをジャイアンが無理矢理・・・」
「貴様の小遣い程度ではカードを集めるのも大変だろうにそれを力任せに奪うとは・・・
ジャイアンめ、同じデュエリストとして絶対に許せん!」
「助けてくれるんだね、カイバえもん!」
「もちろんだのび太。で、どんなレアカードを奪われたんだ?」
「うん、逆転の女神っていうカードなんだけど・・・」
「
そんなカード・・・ 俺は36枚持ってるよ」
「
イヤミかよ! つか36枚も持ってんのかよ!」
「ちなみに俺の持つ青眼の白竜(ブルーアイズ)は元持ち主がなかなか譲ってくれなくてね・・・
仕方ないから三人のうち二人を社会的に抹殺し、
一人は自殺に追い込んでやったよ・・・」
「
お前の方がデュエリストとして許せないよ!なにその凶悪手段!!」
「フン、所詮貴様は凡人・・・レアカードなど諦めて
そこらの凡骨カードでデッキを組むんだな」
「そ、そんなぁ〜」
(ガラッ)
モクバ:
「まぁまぁ兄サマ、たまにはのび太さんを助けてあげようよ」
「
うっ、モクバ!」
「
ドラミ・・・じゃなかったモクバちゃん!」
「兄サマ、一応この家に居候してる身分なんだから
たまにはのび太さんを助けてあげるべきだと思うよ」
「そ、そうだよモクバちゃん!いいこと言う!」
「(俺にモクバと言い争えというのか・・・
できん・・・それだけは・・・!)
クッ、仕方ない。のび太、今回ばかりは手を貸してやる」
「ほんとかいカイバえもん!ジャイアンを懲らしめてくれるんだね!」
「はい兄サマ、四次元ジェラルミンケース」
「フン、そこで見ていろのび太。この四次元ジェラルミンケースから・・・
(ゴソゴソ・・・)
俺のターン!ドロー!」
(チャラララン)
「
『クリボー(★1 攻撃力300)』を攻撃表示!! さらにドロー!」
(チャラララン)
「
『マシュマロン(★3 攻撃力300)』を攻撃表示!!
クク・・・我ながらいいヒキだ・・・」
「なるほど兄サマ、この2体のモンスターでジャイアンに攻撃を仕掛けるんだね!
でもそれにしてはちょっと攻撃力が低いような気が・・・」
「そうだよカイバえもん。2体とも攻撃力が低い星レベルのモンスターだよ?
相手はあのいじめっこのジャイアンだし・・・
もっとレベルの高いモンスターを召喚した方がいいんじゃ」
「なにを勘違いしている。
まだ俺のターンは終了してないぜ!」
「ひょ?」
「俺のフィールドにはクリボー、マシュマロン、
そして
攻撃力5の野比のび太!
この3体を生け贄に上級モンスターを召喚する!!」
「え? え? (グゥン!) うわ!!」
「出でよ! 俺の最高のモンスター、
青眼の白竜(ブルーアイズホワイトドラゴン)!!」
(ゴゴゴゴゴ・・・)
( ド ン ☆ ) (←ブルーアイズ登場)
「ワハハハー!
すごいぞー! かっこいいぞー!
ククク・・・ジャイアンめ。 神を見せてやる・・・!
モクバ、ヘリを用意しろ!! さぁ、ジャイアンの待つ空き地へ爆進!!」
(バババババッ)
「
ワハハハハ
ワハハハハ
ワハハハハハハハ
ワハハハハハハハ・・・」 (←フェードアウト)
「・・・・・。
のび太さん・・・生け贄にされちゃったけど・・・
まぁ、いいか」

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