2006/11/26
まりんとぱる、2匹のロシアンブルーのお話ですが、今回はまじめなまりんの病気の話です。
ぱるが我が家にやってきて1週間ちょっと。最初は ぱるに怒り心頭(この話はまた別途…)だったまりんもぱるとなんとなくやっていける雰囲気になってきたころの話だ。
ただ、ぱるはまだ子猫なので元気爆発状態…、まりんはそれにどう対処していいかわからない様子で、少々疲れ気味な雰囲気。
まりんがベッドに引きこもったり、キャットタワーのウロからあまり出てこず、寝てばかりだったのも、
”今までの習慣が崩れて、お昼寝沢山できていないからねー”
と軽く考えていた。(これが、後悔することのひとつ)
そんな私も、ある朝、"まりんの体調おかしいかも”とようやく気づく。
ロシアンブルーは、別名"ヴォイスレスキャット”ともいう。ほとんどなかない。
まりんもそのとおりで、ほとんど声を出さない子なのだが、朝出かけるときだけ、私の問いかけに短くないて応えることがある。
そのとき、”口はあいているのに、声がきこえない”ということがわかったのだ。
そして、ここで後悔することのふたつ目 。
私はそこで、"会社から早く帰ってきて、病院へ”と考えた。
くしゃみなど、他の症状がなかったため、まだ軽く考えていた…。
また、ブログの最初に書いたが、私は、"負け犬”である。つまり、バリバリ働いている独身30代だ…。
その日もお客様先に行く予定を2件抱えていた。
社会人として、それを反故にするわけにはいかない。しかし、まりんをすぐに病院に連れて行ってくれる人もいない。
その日一日、私は、まりんのことを心配し続け、定時に(憮然とする上司をおいて)、帰宅し、病院に連れて行った。
病院は、まりんとぱるが生まれたショーブリーダーさん(このお話もまた別途…そればかりですみません)からご紹介いただいた、そして界隈でも評判のいい病院である。
順番が来て、院長先生が真剣な顔で診察室に入ってきた。(前もって、電話で症状を伝えてある)
ちなみに、こちらの先生は、”熱血”という言葉がふさわしい先生である。
口は悪いが、動物を愛している気持ちがびんびん伝わってくる先生だ。
"声がでないんだって?”というと同時に、あっという間に診察が始まる。
ご質問いただいた内容に、丁寧に応えていき、状況もいろいろ伝える。
”○○さん、口の中見てみてくれる…舌の上に、潰瘍あるでしょ”
うろたえる私…。だって、どう考えたって、症状が思っていた以上に悪い。いきなり、まりんのサインを逃した自分をせめる感情の渦に巻き込まれる…
それをみた先生は、キッチンペーパー(!)に、書きながら説明をし始めた。
・潰瘍ができるのは、カリシウィルス
・”猫のカゼ”といわれるもののひとつ
そのほか様々な説明をしていただき、質問にも答えてもらった。
”ワクチン接種しているから症状は重くならないと思うし、注射したし、薬あるし。治るから…だから、○○さん、落ち着いてね”
最後に、こんな言葉をかけられるぐらい、私は動揺していた…。
読まれている方は、”カゼくらいで…”と思われるかもしれない。
でも、体重ひとつとったって、人間の10分の1なのだ。
人間の赤ちゃんと一緒…。ましてや、私は会社員として働いている。ずっと一緒にいるわけではない。
そして、まぎれもなく、ひとつの命である。
私は、サインを見逃したことと、かつ、"ワクチン接種しているのに、何で罹るの?”と思ったほど、勉強不足であることを恥じている。
幸い、私には前述のショーブリーダーさんやお医者さんなど相談できる人と、友人や家族やキャットシッターさんなど、サポートしてくれる人がいる。
また、まりんも回復し、元気になってきている。
今回のことを、"教訓”とすることができると思う。
ちなみに、前述のキッチンペーパー(消毒液などをふくために、使われていると思われる)は、助手の先生に、
"お持ちになりますよね”と涼しい声でいわれ、渡された(笑)。
※カリシウィルスについて、ここで詳しい話を書くのを避ける。
ただ、感染力がとてつもなく強いものであることを付け加えておく。人間が持ってきちゃう可能性もあるらしい。

ぱるが婿入り(?)のときの持参したベッドでぐっすり眠るまりん。
”ぱるは男の子でまりんより大きくなるので、大きなベッドです”との言葉とともに贈られたもの。
ブリーダーさんの、ぱるへの心遣いあふれたベッドなのに…。
今は、ふくよかな(もとい太っている)まりんにぴったりなようで、まりんばかりが寝ている…(しくしく)。

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投稿者: marineandpearl
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